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あらすじは載せませんが、作品の概要をお伝えするのでネタバレありです。
ネタバレNGの方はスルーして下さいね。 この作品の感想は、観る人によって大きく違うんだろうな、と。 そう思いました。 現に、僕が観たレイトショーの他のお客さんが、「期待してるのと違って… 絶賛してる人の気持ちが分らない」と言ってたのを聞きましたし、著名人でも同様の感想の人も多いようです。 その人達の感想も理解できます。 この作品には、少なくとも脚本で起伏のある起承転結はありません(強いて云うなら序盤)し、演出的にもエンタメ要素は多くない。 では佳作なのか?と云うと、いえ、僕は秀作としてお薦めしたいです。 この作品は、ドキュメンタリー作品なのです。 それも素晴らしくエモーショナルな。 若くして母親になった花と、その子供、雨と雪の3人の13年間が丁寧に描かれてます。 中盤までは花の苦労と自由闊達なおおかみこどもの2人を。 終盤はこども中心に展開されます。 エピソードでとても印象的なシーンがあります。 それは雪が誤ってシリカゲルを食べてしまい、花が病院に連れて行くシーン。 病院の手前で、小児科か動物病院かで花は迷います。 なるほどなーと思いました。 ちょっとしたエピソードですが、これが作品にリアリティを与えてると思います。 そうしたエピソードが、経年の中で上手く散りばめられていて、最後まで飽きることがありません。 何より雨と雪の可愛いことといったら!! この子達がおおかみになって、キャンキャン走り回る姿が、本物のおおかみの子を見てるようで何かいいんです(笑) それに対比して、ヒロインの花はやや印象が薄いことは否めないな、と思います。 前述のエピソードのように、花はほぼ全編通じてこの作品一の苦労人なのですが、あまりにも苦労人し過ぎてるため、花の個性が出てないかな。 元々花は天涯孤独という設定もあって、ヤマトナデシコ的な芯の強さを感じさせるところはありますが、それが最後まで花のイメージを支えている感じですね。 花でなければ、あれ程の僻地に移住しようなんて発想も、リアリティが無いと思います。 作品としては、ヒロインの役割として十分なんでしょうけど、もう少し花ならではのエピソードも欲しかったですね。 エンディングは序盤からは想像できない展開に。 しかし今振り返ると、おおかみこどもが2人いる設定もそのためなのかな、と思いました。 ある意味残酷な運命。 でも、ここで見せた花の笑顔は、全編通じて一番好きなシーンです。 僕は人が沢山死んじゃうようなアクション映画とかに食傷気味なので、この種の映画にやや甘い評価出しちゃうかもしれません。 それでも、この映画は沢山の人に観て貰いたいなぁ〜 直ぐ思いつくのは、やっぱり親子とか家族で、なんでしょうけど、勿論カップルでもいいし、僕みたく中年のおっさん独りでってのもアリですよ(笑) そして、観た人に片っ端から感想聞いてみたいです(´∀`) |

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初めまして。
自分も先日この映画を観ましたが“エモーショナルなドキュメンタリー”というのがぴったりな映画でした。
しかも母性愛がテーマになっているので、刺激を求めてる人には不評でしょうね。
観る前にそうした批評を知っていたので、自分の中の女性的感性をフル活用して存分に楽しみました。
記事にあるように、最後の花の台詞と笑顔がとても良く
その後に流れる主題歌の歌詞が、胸にジンっときましたね。
2012/8/5(日) 午後 7:09 [ horoy ]
同じく、初めましてm(._.)m
あ、horoyさん 発見 !
案外、この世界(ブログ)も、狭いですねw
自分も、金曜日に観て参りました。
「狼男」なんていうアナクロなテーマから、
てっきりコメディかと思いましたが、きちんと
現代的なテーマを盛り込んで考えさせる内容になっていましたね。
自分は子供がいないので分からないですが、
きっとシングル・マザーの方々は、この映画
の様な苦労をされているのでしょう。
緻密な絵柄で都会と田舎の違いを際立たせるのも、見事でした。
『エヴァンゲリオン』の貞本義行氏による
キャラクターも、魅力的でした。
同じく、ポッチン差し上げまする m(._.)m
2012/8/6(月) 午前 6:40
↑同じく初めまして(笑)
私はこの作品凄く良かったと思いました。
サマーウォーズも観ましたがずっとこちらの方が良かったと。
これってアニオタの人には不向きなのかもですね。人生を少し経験したほうが心に響くのかもですね。日本の美、親離れ、差別色んなことが盛り込まれてました。TBお願いします♪
2012/8/6(月) 午後 6:29
horoyさん>
コメントありがとうございます!!
そうなんですよね。 この作品、単純なエンターティメント作品ではないから、観る人によって評価が分かれるのも致し方ないかと思います。
horoyさんのように、作品の世界観にどっぷり浸かれる人は、男女問わず共感できるんだろうと。
笑顔が人生で大切な要素であることを、この作品は教えてくれますね。
2012/8/6(月) 午後 8:38
けいおすさん>
コメントありがとうございます!!
実は僕も狼がテーマで、あのサマーウォーズの細田監督なので、最初はアップテンポでコミカルなストーリーかと思い込んでました(^^ゞ
題材こそ狼ですが、けいおすさんの仰る通り、普遍的な現代問題を問う作品にもなっていると思います。
そういう作品は数あれど、この作品の良さは、それら問題に優しさと強さで立ち向かう術を教えてくれるところかと思います。
美術もメリハリがあり、都会と自然の対比も仰る通り素晴らしいですよね!!
振り返ると花はやっぱり魅力的なキャラかも、と思います。
こんな嫁さん欲しい(笑)
ポチ☆もありがとうございました(^O^)/
2012/8/6(月) 午後 8:45
ひかりさん>
コメントありがとうございます!!
僕も同意で、サマーウィーズよりこちらの作品の方が好きです!!
確かに、経験の浅い若い人達や、順風満帆な人生送ってる方には響かないかもしれませんね。
それはそれで幸せなことかもしれないけど、『生きる』ことに於いては、この作品に散りばめられている日常は、どれも大変だけど経験できたら糧になることばかりです。
こちらこそ、TBお願いしますね!!
2012/8/6(月) 午後 8:52
この映画、観たいような・・・観なくても良いような・・・(笑
↑見る前の今までの感想(映画館とかで予告だけは見てます)
でも、いのっちさんの記事読んで、観てみてもいいかな?と思いました♪
人間と狼の子どもの成長。最後はそのどちらかになってしまう。。。という事は聞きました
それまでの格闘・・・
自分がどう生きるのか!!
それは狼と人間に限らず・・・というテーマなんだろうなと思ってます
2012/8/7(火) 午前 9:07
にこちゃんさん>
僕もこの映画、前評判にやや躊躇していたのですが、映画は観る人で評価は何とでも変わりますので、もし少しでもご関心あれば、是が非でもご覧になって頂きたいなと思います☆
おおかみをテーマにしてますが、仰る通り現代の人間の生き様を描いた作品ですので、何かしら引っ掛かるところはあると思います。
2012/8/14(火) 午後 9:29