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http://yamagata-np.jp/monte/kiji/2008/2008126.html
1万人のサポーターが選手を後押し
2008年10月27日掲載
サッカーJ2のモンテディオ山形は26日、天童市で4位湘南と対戦、後半ロスタイムに決勝ゴールを奪い、1−0で劇的な勝利を収めた。スタジアムには1万人を超えるファン、サポーターが集結。1999年のJ2参入以降、ホームゲーム通算「100万人」動員も記録し、J1昇格へ向け手にした貴重な1勝に花を添えた。
スタンドを“モンテブルー”に染めた観客の声援が、大一番に臨んだイレブンを奮い立たせた。試合開始1時間半前、チームバスが競技場に到着。入り口にはサポーターが集まり、バスから降りた選手たちを応援ソングで出迎えた。仙台との「東北ダービー」をほうふつさせる雰囲気をつくり出し、GK清水健太選手は「湘南戦が特別な試合だということを伝えてくれた。気持ちが引き締まった」。
試合は山形が押し気味に進め、湘南がカウンター攻撃を繰り出す一進一退の攻防。山形がチャンスをつくれば地鳴りのような歓声がわき起こり、ピンチを防げば安堵(あんど)のため息がスタジアムを覆う。独特の“一体感”が生まれ、いつも家族で訪れている山形市北町1丁目、会社員菅野広三さん(35)は「今季、ここまでで一番の盛り上がりだったと思う」。主将のMF宮沢克行選手は「良いプレーで沸き、シュートを外したら残念がる。ああいう声が力になった」と感謝した。
この試合直前まで、チームの通算入場者数は99万3040人。今回、今シーズン3番目に多い1万1345人を動員し、「100万人」の大台を突破した。開門前には長蛇の列ができ、メーンスタンドはあっという間に観客で埋め尽くされた。今回と同様にモンテファン一色だった第35節の首位広島戦(1万4392人)は完敗していたこともあり、「いっぱい人が入ったのでまた負けるかと思った」と周囲の笑いを誘った小林伸二監督。得点直後は飛び跳ねて喜びを爆発させ、宮沢選手は「また来たい、と思う人が増えてほしい」と話した。
残り4試合のうち、ホームゲームは2試合。この日、広島戦のような当日券販売の大混雑など目立ったトラブルもなく、チームを運営する県スポーツ振興21世紀協会は「今回は観客の出足が早かった。加えて多くの人が勝つ喜びを知ったのは大きい。次につながる“1万人”」と喜んだ。
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