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アルビレックス新潟

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崖っ縁から連勝で逆転残留!15位浮上で柳下監督続投へ…新潟


 ◆J1最終節 新潟4─1札幌(1日・東北電力ビッグスワン) G大阪は磐田に1―2で敗れ、17位で来季のJ2降格が決定。93年のJリーグ発足後初の屈辱となった。前節17位の新潟は札幌を4―1で下し、川崎に2―2と引き分けたC大阪とともに残留。神戸は広島に0―1で敗れ、7季ぶり2度目の降格となった。名古屋を2―0で破った浦和が、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。広島FW佐藤寿人(30)が22ゴールで初の得点王に輝いた。

 初雪が降った新潟に、奇跡も舞い降りた。試合終了から2分後。他会場の結果がアナウンスされると、選手はピッチで歓喜の輪をつくり、何度も跳ね上がった。「ホントに苦しい1年でした…。来年も一緒にJ1で戦いましょう」。キャプテンの本間が呼びかけると、サポーターから地鳴りのような歓声が降り注いだ。

 落ちてたまるか。意地のゴールラッシュで締めくくった。前半8分に坪内が押し込んで先制。ブルーノ・ロペス、アラン・ミネイロも得点を重ね、前節の仙台戦に続いて札幌も撃破した。ホームでは9月29日の名古屋戦以来となる勝利。崖っぷちの2連勝で逆転残留につなげた。

 仙台戦で退席処分になった柳下正明監督(52)はこの日、ベンチ入り停止。スタンドで見守った指揮官は「監督がいないと、こんなにいいプレーをするのか」と笑いを誘い、「きょうは安心して見ていられた」と胸をなで下ろした。

 辛うじてJ1に生き残ったが、残された課題は多い。序盤からつまずいた今季は、総得点28で18チーム中17位。2年連続で決定力不足を解消できなかった。一方で総失点34はリーグ2位タイ。堅守を支えた鈴木大は柏、石川は仙台などが獲得を狙っており、生命線のセンターバック流出の可能性もある。

 財政基盤の弱さから例年オフは草刈り場のように主力を引き抜かれ、歯止めがかからない。観客からブーイングを浴びた田村貢社長は「守れるけど得点できないとこういう結果になる。そこを変えなければ」と攻撃陣の大量放出も辞さない覚悟。この日は5月に辞任した黒崎久志監督に代わって緊急就任した柳下監督の続投も固まった。「来年はたくさんの喜びを与える試合をしたい」と柳下監督。低迷脱出は、オフの大改造から始まる。

 ◆アルビレックス新潟 1955年に新潟イレブンサッカークラブとして創部。その後、アルビレオからアルビレックスに名称が変わり、98年JFL昇格。99年からJ2へ参戦し、2003年に優勝してJ1昇格。02年には女子も設立。サッカーの他にバスケット、スキー、陸上、野球、レースなどのチームも持つ。ホームタウンは新潟市、聖籠町(せいろうまち)。ホームスタジアムは東北電力ビッグスワンスタジアム(4万2300人収容)。

(2012年12月2日06時01分 スポーツ報知)

新潟 4発で朗報呼んだ!奇跡のJ1残留に歓喜
J1最終節 新潟4−1札幌 (12月2日 東北電ス)

 新潟は札幌に快勝した試合が終わってから3分後。スタジアムに神戸、G大阪の試合結果と「J1残留が確定しました!」とアナウンスが響いた。不安そうだった新潟イレブンの喜びが爆発。本間主将は歓喜の輪で涙を流した。

 残り2試合で残留圏の15位とは勝ち点5差。絶望的な状況から前節に優勝を争う仙台を破って望みをつなぐと、この日は優勝を“アシスト”した広島と柳下監督の古巣・磐田がライバルを叩いてくれた。

 仙台戦で退席処分の柳下監督がベンチ入り禁止、ゲームメーカーのミシェウが累積警告で出場停止だった。それでも前半8分、8月に大宮から加入して9試合目の出場となった坪内が先制点。左クロスのこぼれ球を振り返りざまに決め「まぐれ。10回やって1回入るか」と話したが、右サイドバックながらゴール前へ果敢に詰めた姿勢が得点につながった。残留争いのライバル大宮からシーズン中の移籍は「最後の最後まで悩んだ」という。それでも「自分の選択は間違っていなかったと思います」と胸を張った。

 得点力不足で序盤から低迷し、5月には黒崎監督が退任。後任の柳下監督は落ち着いてボールを動かし、クロスを得点に結びつける攻撃を浸透させた。試合後のセレモニーでは、その柳下監督の続投も発表。スタンド観戦の指揮官は「監督がいないと、こんなにいいプレーができるのか」と選手たちを皮肉りながらも「ホッとしている。それが本音」と笑顔を見せた。04年の昇格から10年目の来季も戦う舞台はJ1。本間主将は「もう残留で満足してくれる人はいない。10年目はいい結果を出したい」と決意を口にした。

 ≪最大勝ち点差での逆転残留≫新潟が前節の17位から逆転で15位となり、J1残留。32節終了時で残留圏内の15位との勝ち点差は「5」あった。1シーズン制となった05年以降、降格圏にいながら残り2試合で逆転残留したのは08年千葉、10年神戸に次いで3チーム目。残り2試合で勝ち点5差を逆転したのは05年以降では最大逆転残留だ。

[ 2012年12月2日 06:00 ]

2012.12.2 05:04

新潟4発、奇跡残留!試合後に朗報

 J1最終節(1日、新潟4−1札幌、東北電)快勝に終わっても喜べない。札幌を撃破した新潟イレブンは、固唾をのんで他会場の結果を待った。ロッカールームへと引き揚げる途中に飛び込んだ、G大阪と神戸の敗戦の報。ホームのスタンドからは大歓声が沸き起こり、ピッチに戻った選手たちは歓喜の輪を作った。

 絶望的と思われた苦境からのどんでん返しだった。22節終了時点で15位から17位に転落してからは、降格圏の16位を脱出できずに迎えた最終節。この日も勝利は最低条件だ。それでも残留は確定しないが、攻めに攻めた。

 前半8分、こぼれ球を振り返りざま蹴り込み、狭いシュートコースを貫いて左隅へ鮮やかに決めたのは右サイドバックの坪内。勝つしかない一戦で「思い切ってやろう」とゴール前へ飛び込んだからこそ奪った先制点だった。

 この試合まで今季わずか2勝と分が悪いホーム戦だったが、誰も萎縮しなかった。2−0から1点差に詰められた後、後半26分にFWミネイロが決めた豪快な右足ミドル弾もチーム全体の気概が表れたようだった。

 2004年に昇格して戦い続けるJ1の舞台は来季、節目の10季目を迎える。国内屈指の集客力は陰りをみせ、ホームの平均観客数は05年の4万114人をピークに、今季は2万5018人まで落ち込んだ。

 「もう残留で満足してくれる人はいない。いい結果を残すだけ」とJ2時代から新潟一筋の主将MF本間。この試合はベンチ入り停止だった柳下監督は「来年はもっともっと強くする」と誓った。

(紙面から)

新潟ロペス“身代わり”退席の監督へ恩返し残留弾誓う!

 J1リーグは1日に最終節を行い、C大阪、神戸、G大阪、新潟がJ1残留を懸けた一戦に臨む。札幌と対戦する17位新潟は前節仙台戦で退席処分となった柳下正明監督(52)がベンチ入りできないが、チーム最多5得点のエースストライカーのブルーノ・ロペス(26)が指揮官の思いも背負ってピッチに立つ。J2降格は既に札幌が確定しており、4チームのうち16、17位となった2チームの降格が決まる。

 最終調整を終えたブルーノ・ロペスは「あす(1日)のゲームにいい状態で臨める準備はできている。ゲームが終わったときに達成感を感じられるようにしたい」と決意を語った。札幌に勝った上で神戸、G大阪がともに引き分け以下にならなければ03年以来10シーズンぶりのJ2行きとなる。ゲームメーカーのミシェウが出場停止と台所事情も苦しいが、困難なミッションに挑む覚悟はできている。

 柳下監督はベンチに入れない。前節仙台戦の後半40分、ブルーノ・ロペスがペナルティーエリア内で背後から突き飛ばされたが、主審はPKを取らなかった。ブルーノ・ロペスは怒った。だが、それ以上に感情を爆発させたのが柳下監督。猛抗議して退席処分となり、1試合のベンチ入り停止処分を科された。

 新潟にとっては痛恨の場面だが、実は指揮官の激怒は演技だった。「(ブルーノ・)ロペスが冷静になるまで時間を稼ぎたかったし、ロペスが最終節に出られなくなったら困るから」と柳下監督。ブルーノ・ロペスが警告を受ければ累積警告で最終戦は出場停止となる。そこで“身代わり”となって審判団の注意を自分に引きつけたのだ。

 この日は1時間弱の軽めの練習で決戦に備えた。指揮官は「選手たちには持っているものを全部出してもらう。やるべきことは(選手に)伝わっている」と選手を信じてピッチに送り出し、代わって指揮を執る栗原克志コーチに託す意向だ。

 ブルーノ・ロペスも柳下監督の思いを知り「最後まで諦めずに戦い抜く気持ちが新たに芽生えた。監督のためにもゴールを決めて恩返しをしたい」と誓った。奇跡の逆転残留を引き寄せる一撃を決めて“身代わり”となった師に恩返しする。

[ 2012年12月1日 06:00 ]

柏勝利にイレブン「ウォー!!」 新潟、逆転残留へ自信

 J1残留に望みをつないだ新潟はアウェー仙台戦から一夜明けた25日、主力組が聖籠町のクラブハウスでリカバリートレーニングを行った。勝ち点37の17位で迎える最終節(12月1日)はホームで札幌に勝った上で、15位の神戸(勝ち点39)と16位のG大阪(同38)が引き分け以下なら残留が決定。選手たちは札幌戦必勝を胸に刻み、27日から再開するトレーニングへ意気込みを示した。

 やわらかな日差しが降り注ぐ聖籠に、さわやかな表情が並んだ。引き分けでもJ2降格だったアウェー仙台戦に1―0と勝利。リカバリートレに励む選手たちの顔は自信に満ちあふれていた。

 仙台戦終了から3時間後、神戸が柏に敗れたため残留争いは最終節にもつれ込んだ。選手たちは新潟へ戻るバスの中でライバルチームの動向を追っており、DF石川直樹(27)は「柏が1点取った時にはみんなウォーって盛り上がりました」と車中の状況を明かした。GK黒河貴矢(31)は「安心しました。もう1回チャンスが回ってきたと思った」と話し、「可能性がある限り一生懸命やっていくしかない。(最終節まで)1週間希望を持って、ポジティブにやっていきたい」と札幌戦へ決意をにじませた。

 練習前には柳下正明監督(52)が「あと1試合できるので、1試合やれる喜びを胸に1週間しっかりやろう」と呼びかけた。仙台戦はペナルティーエリア内でFWブルーノ・ロペス(26)が倒されたにもかかわらずPKにならなかった判定に抗議して退席処分。「あのままだったら(納得のいかない)ブルーノ(ロペス)がイエローをもらっていた」。ロペスは累積警告3枚で出場停止にリーチがかかっていたため、自身が抗議して守ったことを明かし「罰金を払って出られるなら、それでもいい」と最終節への熱い思いを口にした。ロペスも「もう1回戦うチャンスを与えられたので力が湧いてきた。希望がある以上戦い続ける」と話した。

 最終節は札幌に勝っても、神戸とG大阪が勝てばJ2降格。それでも指揮官は「向こうの方が勝たないといけないプレッシャーはある。ウチはしっかりやれれば勝ち点3は取れる」と逆転残留に自信を見せていた。

[ 2012年11月26日 10:59 ]

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