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きのうまでの数日の札幌はすっかり春の陽気で
3月下旬並みのあたたかさというアナウンスでした。
雪まつりに合わせての市内一斉除雪からうち続いた暖気で
道路路面が露出している箇所も多くなって、
すっかり春の風情が漂っておりましたが、しかし、
そううまく冬将軍殿が遠征を止めてくれるとも思われません。
ドカ雪、寒波に身構えながら、春を待ちたいと思います。

一方で写真は断熱にはやや鈍感な仙台の賃貸ビル、非暖房のトイレ窓面。
なにを隠そう、当社の仙台オフィスの「恥部」であります。
事務室部分の方はオーナーさんに承諾を取って
「窓の複層化・樹脂窓化」をさせていただき、
暖房器具もエアコンにプラスして灯油FF暖房機を設置しています。
しばらくこの暖房熱源への灯油供給パイプの不具合で
寒い環境を耐え忍んでおりましたが、
年明け早々には復旧して、いごこちのいい暖房空間が実現しております。
ただ、このトイレの方は樹脂窓化をしていなかった。
この「樹脂窓化」改造の時に、忘れてしまっていたのですね(泣)。
断熱思想のないRC建造物での内外温度差は自ずとあらわれるもので
窓面とアルミサッシ枠には、盛大に結露水。

非所有の賃貸建築であり、
自由に手を加えることはできないので、
もう一度工事をさせてもらうにしても許可を得る必要がある。
本格的な「断熱工事」まで行うのはオーナーを説得する必要があり
そういうことまでする意志はない。
どうしようかなと、考えることは考えるけれど、
常駐していないし、ついつい忘れてしまっているのですね。
窓メーカーのHPなどではいろいろな方法もあるようです、
一度、きちんとコスパの優れた対応策を考えたいと思っております。

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冬になると、各地域から北海道の住宅視察に来られるケースが多い。
東北地域からは毎年多くの工務店のみなさんが定期的に来られます。
また、キムラさんをはじめとした建材屋さんの展示会も住宅の施工閑散期ということで
冬場に開催されることも多く、そういう機会に本州地区から
見学に来られるというケースも多い。
ということで、わが社でもそういった対応をさせていただくケースが多い。
今年は、そういうなかにReplan関西でお世話になっている作り手のみなさんも
はじめてやってこられました。
事前には「関西の人間は冬の北海道というと恐怖なんよ」と言っていましたが、
来て見ればみなさんコテコテの関西弁がどこでもここでも満開(笑)。
まことにアップテンポというか、ハイテンションというか、
どんどんとホンネが飛び出してくる臨場感はさすがであります。
住宅見学でもツボにハマってくると、質問がどんどん飛びだしてくる。
東北のみなさんは案外口数が少なめなのとは対照的です。
わたし自身は、こういうハイテンション会話が始まると
ものの数分でそのペースに合わせられるネイティブ感があります(笑)。
関西圏の西の端っこの兵庫県西部に縁があることが関係しているのでしょうか。

22日からの見学では、東大の前真之准教授も自立循環のメンバーと
合計4人同行で合流されていました。
で、22日にはなんと見学会終了の懇親会で盛り上がったあと、
なんとススキノから南幌のモデルハウス群の「冬期測定」をしたいと
わたしは往復の運転者として同行させていただいておりました。
午後8時過ぎからの見学で、しかも冬の北海道、除雪の用意もして(笑)
長靴も準備の上、合計3名で熱環境の動向チェックをしておりました。
で、関西のみなさんは翌日の23日に追いかけて南幌の視察見学。
さらに24日も弊社スタッフの案内で札幌市内での建築家住宅見学でした。

住宅性能の進化は、北海道での実践が一定段階になってきて
いまは本州地域に大きく拡散していく段階なのだろうと思います。
こうして各地のみなさんと住宅性能を踏まえた家づくりについての共通感覚が
確実に育っていくのだと思います。
わたしどもも住宅のメディアとしてこの「拡散」にお役に立ちたいと思っております。

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先日の住宅取材での台所回りの写真です。
住宅事例で最近たいへん多く見掛けるDKの様子であります。
家族数の減少から、また主に調理に関わる主婦が共働きするケースが増えて
家事労働の省力化が大きなテーマになっている。
調理と食事空間が一体化することで、食事回りの「合理化」が計られている。
で、こうした一体空間では、当然、主要機能が
「調理する」と「食べる」のふたつに別れている。
そうすると、それらを一体化させるには「高低差」をつけて対応することになる。

人間は身長が各人でそれぞれ違いがあり、
また調理作業のしやすい高さは微妙に違いがあるし、
同時に「座って食べる」のにも、テーブル面と床面の高低差にも
人によってバラツキがあります。
こうした高低差のために床面が調節されることになる。
このお宅では高低差は15cmと決定されていました。
食卓テーブル面と床面の高さは70cmと決定していたそうなので、
結果としてはキッチン側の作業面の高さは85cmということになった。
このあたりは非常に微妙な感覚の世界ということになる。
「注文住宅」という場合、こういう高低差も決定できる。
こちらのような寸法はまぁ、一般解に近いように思います。
わが家の場合は、台所と食卓が一体ではなかったので、
現在は食卓の高さは65cm程度に設定しています。
ちょうどその寸法をどうするか、考えていたときに東京のカフェショップで
出張時体験した寸法感覚が、いかにも「ちょうど良い」と感じたので
持っていたメジャーで正確に計量して、65cmと確認した。
一般的な高さは70cmと言われるものからすると低め。
この高さは当然、椅子の方の高さにも影響していく。
ややロータイプの方が似合っているということになる。
自宅での食事時間というのは人生時間の中でも相当の時間。
1日2食としても、たぶん1時間はいるでしょう。
夕食時などそのまま家族の語らいの演出空間になっていく。
最近の傾向で言えば、いわゆるリビングよりも、食卓の方が
家族の会話場所としてはより長時間化している。
そう考えると、2時間程度の利用も多いでしょう。
1年で、365時間〜730時間。
「占有率」で考えれば、在宅時間の内、寝室以外ではいちばん長いかも知れない。
そういった空間についての「寸法」的いごこち論。
実に重要なのではないかといつも思っています。

しかしわが家の65cmも、長年のカミさんとのバトルがあった(笑)。
結局、現在の寸法に落ち着いたのは昨年のリフォーム以来。
人間のコミュニケーション、なかなか大変ではありますね(笑)。

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年の初め時期は研修などの社内行事に好適ということで、
仙台からのスタッフも交えて、住宅見学に行くことが多くなります。
きのうは札幌市内のTAO建築設計・川村弥恵子さんの事務所を訪問。
南北方向にも、東西方向にも1.5mほどの高低差がある敷地条件に
柔軟に対応した内部プランのワンボックス的空間。
南面からの太陽光日射に即してそれを冬場の暖房エネルギーとして
輻射熱として取り入れると同時にさまざまな「反射光」としても
大きな内部空間要素として取り込んでもいる住宅サイズの建築。
いずれは住宅としての利用を考えた設計になっているということ。

建築家の自邸的事務所建築ということで、
いろいろ実験的な試みがなされているのですが、最終的には
「北方向に開口させた窓からの庭の景観」をメインに据えたデザイン。
そういう意味ではきわめて日本建築的な、
京都に見られる庭園満喫建築群と同質のデザイン感覚だと思います。
龍安寺や大徳寺龍源院などに一種の極限を見る日本人マインドが
どのように高断熱高気密をわきまえながら実現できるか、という
北方ニッポン人的な空間構想だと思います。
たぶん、北海道で住宅サイズの建築をいま作ろうとする人には
広範に存在するメンタリティそのままなのでしょうね。
そういった建築意図に対して、いろいろな素材だったり、材料、技術が
試行錯誤を重ねながら、ディテールでいろいろな表情を見せてくれる。
わたしとしては、小さなところに目が行くタイプなので
北海道の住宅ではほぼ必須である窓辺の冷輻射対応としての
窓下放熱の扱い方に興味が向かっていました。
暖房自体は砂利を床面下に敷き込んで、
そこに銅管でパイピングした温水を循環させているそうです。
それに対して、写真下の窓辺のスリットは窓の結露を防ぐため専用の工夫。
どんなに窓ガラスの性能が上がり、コストが下がったとしても
やはり壁よりはどうしてもガラス窓は表面温度は下回らざるを得ない。
そこでやむなく「コールドドラフト(冷輻射)」は発生する。
ここではスリットを2本床面に開けて、窓辺に近い方でダウンドラフトを自然に受け入れ
そして室内側のスリット側に温水循環させた銅管で放熱させることで
空気循環を促すようになっている。
冷輻射に対して加温して空気を上昇させることでマイルドに室内空気と
ブレンドさせて、室内気温を一定に保たせる工夫、という説明でした。
そういった検討の結果、この2本のスリットの幅と間隔が決定されている。

このような冷輻射対応はさまざまな試み、対応がされてきていますが、
言って見ればTAO・川村弥恵子スタイルのデザイン処理とでもいえるでしょう。
さらに、窓辺ではもうひとつオモシロい発見もありましたが、
それはまたあした、触れてみたいと思います(笑)、乞うご期待。

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一昨日は東北フォーラムの忘年会。
いろいろなみなさんと懇親を深めさせていただきましたが、
このブログでご紹介した2020年省エネ基準義務化の不透明化は
はじめて聞いたというみなさんが多かった。
で、皆一様にその情報を話ししたわたしに「食ってかかってくる」(笑)。
みんな「そんなバカな話があるか」と憤っているのですね。
わたしは情報を提供しているだけなのに
「義務化が不透明になった」ということは「許せない」、
そういう義憤を情報提供者であるわたしにぶつけてくるのであります(笑)。
まぁわたしも気持ちはまったく同様なのですが、
ひとりひとりからおっかない顔をされてなにか損した気分(泣)。
北海道から来ていたのはわたしひとりで、東北のみなさんが中心。
ZEHという住宅施策がどちらかといえば、
温暖地域に有利な制度設計になっていて、
寒冷地域ではもともと「暖かい家」を目標に作ってきて
結果としてそれが「省エネ」になった、というプロセスを
よくわかっているみなさん。
国が考える「省エネ」は、自分たちの志向性とは微妙に目標が違うことも
「まぁ国全体での目標達成のためには」と従来、受容してきた。
そういう心理は北海道と共有しているみなさんたちなのですね。
こうした心理からすると、余計に腹立たしくなる部分がある。
「温暖地だったら、ふつうに壁に断熱を施工すれば太陽光発電を
常識的範囲で載せればクリアできる」というZEHへの認識があって
それに対して「あたたかさ」は自分たち独自に考えて実現していて
別な基準、省エネというモノサシから、より過重な断熱付加が必要で
「そこまでしてもユーザー利益にホントになるか」と
やや懐疑的にはならざるを得ないのが寒冷地ビルダーのZEHへの共有気分。
図表のように、北海道の1.2%や東北各地域のZEHの低レベルぶりに
このことは如実に表れていると思います。
そういう温暖地偏重の住宅施策を受容してきてなお、
義務化の不透明化というのでは、憤りたくもなる。

さて、この情報が正式にアナウンスされてくると、
いったいどのような「リアクション」があるか、
このみなさんの「反応ぶり」は中央省庁へのひとつの
「警告」ではあるように思われます。

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