ynakaのブログ

自己啓発ため、読書・映画・行動記録を中心に「思い」を書いていきます

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64ロクヨン

本の紹介

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昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。究極の警察小説!
警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。

感想

7年ぶりの横山秀夫氏の警察小説です。サスペンスや推理小説ではない「警察小説」というジャンルに属する独特の面白さがあるのが横山秀夫氏の「D県警シリーズ」です。
主役が刑事ではなく、警務課や広報課に所属する警察官であるところがこの作品の面白さです。
今回は昭和64年に起きた誘拐事件を巡る警察庁長官のD県警視察をめぐり根回しや調整に走る広報官・三上が主役です。視察というセレモニー的な業務は一見簡単に終わりそうですが、誘拐事件に関するある事実に遭遇しD県警本部を揺るがす事態が発生します。
「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!!」というのは大人気の映画「踊る大捜査線」の青島巡査部長のセリフですが、この小説はその「会議室」や「本店」で起きていることに翻弄される警察官の姿が描かれています。
私自身、会社生活のなかで総務部などの間接部門の経験が長く、よく現場から「本店は〜」などと揶揄されたものですが、組織を揺るがしかねない事態や経営者の我が儘のような要求の仕事も多くこの小説に登場する広報課の三上広報官や警務課の二渡調査官に感情移入してしまうところが読んでいて感じるところです。
是非、サラリーマンの方に読んでいただきたいと思う1冊です。

この本の情報

単行本: 647ページ
出版社: 文藝春秋 (2012/10/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4163818405
ISBN-13: 978-4163818405
発売日: 2012/10/26
商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.6 cm
価格:1,995円
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