ynakaのブログ

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臨場

先日、「相棒」の最終回を観ていたら次回作の予告がありました。
何と次回作は「臨場」とのことでした。
この作品は2004年に発売された横山秀夫氏の原作を読み、大変面白いものであったので紹介させていただきます。

本の紹介

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辛辣な物言いで一匹狼を貫く組織の異物、倉石義男。
その死体に食らいつくような貪欲かつ鋭利な「検視眼」ゆえに、
彼には‘終身検視官’なる異名が与えられていた。
誰か一人が特別な発見を連発することなどありえない事件現場で、
倉石の異質な「眼」が見抜くものとは……。
組織と個人、職務と情。警察小説の圧倒的世界!(出版社/著者からの内容紹介)
        

感想

何と言ってもこの作品は横山秀夫氏の警察小説の特徴である警察内部の人間関係がみどころです。
とくに第2章の眼前の密室はトリックを実にわかりやすく解き明かしてくれます。

この本の情報

タイトル:臨場
著者:横山 秀夫
出版社:光文社
定価:1700円
おもとめはこちらをご利用ください。
「不況」「不景気」といわれる今日この頃です。
ビジネス系の雑誌は記事のタイトルに「生き残る」「勝ち残る」という文字が多く見られます。
まあそれぐらい企業やサラリーマンにとっては生き残りということが求められているのが現実です。
しかし、それらの本や雑誌を読んだときにあまりにも情報があふれていてこれでいいのかと不安になります。
しかし今回読んだビジネス実戦マンガ ランチェスター戦略は大変面白く一気に読み終えることができるだけでなく戦略的に大変興味深い内容が満載の1冊でした。
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本の紹介

本書は以下の内容で構成されています。
1.局地戦 大きな市場なら儲かると思っていない?
2.一点集中主義 手広くやれば儲かると思っていない?
3.差別化 大手の真似をすればなんとかなると思っていない?
4.接近戦 いいものなら、わかってもらえると思っていない?
5.No.1主義 一番になればそれで充分だと思っていない?
全章を通してランチェスター戦略を解説する女性主人公 星野ランが登場します。
また各章ごとに問題がある会社の社長や管理職が登場します。
最終的にはそれの会社がランチェスター戦略を導入することで会社が変わっていくという内容になってます。

ランチェスター戦略って何?

フレデリック・ウィリアム・ランチェスターによって提唱された軍事行動の方程式の1つでオペレーションズリサーチにも用いられています。
日本では軍事的な側面よりもむしろ経営的な手法として利用されています。

感想

私自身、大学時代にオペレーションズリサーチをかじりましたが非常に数式が多く、あまり楽しんで学べるものではなく敬遠されがちなないようでした。
実際にサイトでランチェスター戦略について調べても複雑な数式を用いて説明されているものが多かったのが現状です。
しかし、本書はストーリー仕立てで内容も現代のビジネスにマッチしたものを桶狭間の戦いや日本海海戦などの歴史を用いて説明してくるので内容に移入し読みやすい一作です。

この本の情報

タイトル:ビジネス実戦マンガ ランチェスター戦略
著者:福永 雅文(著) 神埼真理子(漫画)
出版元:PHP研究所
定価:1400円
お求めはこちらをご利用ください。
昭和天皇に関する特集で紹介させていただきましたSAPIO2009/2/11・18合併号に掲載されている笹幸恵さんのコラム「この国のどこかで」において海上自衛隊の遠洋練習航海の同乗記事が出ている。
そもそも自衛隊の活動をマスメディアが取り上げることを忌み嫌う風潮のなかでそこで働く自衛官の姿を余すことなく取材していることに感銘を受けたのでここで紹介したい。

遠洋練習航海とは

練習艦「かしま」、随伴艦「あさぎり」「うみぎり」から構成される練習艦隊で世界一周などの海外での航海練習のことをいう。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/09/6c/rescue_7n4nra/folder/1494085/img_1494085_54534314_0?1216072297↑練習艦「かしま」2008年4月 晴海にて撮影 
詳細はこちらをどうぞ。

江田島にある海上自衛隊幹部候補生学校を卒業した幹部自衛官が初級幹部として身につけるべき実務とシーマンシップを学ぶために行われる一般企業で言うところの「新入社員研修」だといえばわかりやすいかも知れない。
しかし、防衛大学校卒業生と一般の大学を卒業して自衛隊の幹部候補生試験に合格した幹部候補生は配属が決まれば3等海尉としてスタートになり、一般企業では主任や係長として現場に配属されるようなものでその訓練はおよそ5ヶ月というものの厳しいものになります。これは旧海軍から受け継がれる伝統とも言われています。
また日本の代表としての外交的な意味合いもあり、その意味合いについて寄港地ブラジルでの様子を例にこのコラムでは書かれている。

寄港地ブラジル

実習幹部が果たした「外交的役割」と自衛隊としての日陰者として明暗を寄港地ブラジルでの出来事を例に記している。

日系ブラジル人の狂喜乱舞

寄港したブラジルでは実習幹部は日系ブラジル人から記念写真に応じたり各県人会ごとの昼食会に招かれるなどの外交的に果たした側面を記している。
また皇太子殿下も御臨席のもと行われた移住100周年記念パレードでは先陣を切って行進したことが書かれている。

日陰者

ときの総理大臣 吉田茂は防衛大学校の第1回卒業式で「自衛隊が歓迎されるのは国家存亡の危機、国民が幸せでいるときは耐える」といったいう。
このことを象徴するかのように前述の移住100周年記念パレードで先陣を切って行進したことはおろか、実習幹部が参加したことに触れた日本のメディアは皆無だったいう。まさに「日陰者」である。

このコラムは次号に後編が掲載されるようで楽しみにしている。

筆者 笹幸恵さんについて

私と同世代の1974年生まれとのこと。
太平洋戦争に関する取材・執筆・講演を精力的に行っている方とのことです。
代表作は『女ひとり玉砕の島を行く』

関連する書籍

『女ひとり玉砕の島を行く』(笹幸恵氏の代表作)

海上自衛隊遠洋航海練習をさらに詳しく知るために

海上自衛隊パーフェクトガイド2005-2006 (歴史群像シリーズ)
試練と感動の遠洋航海―海上自衛隊の「愛と青春の旅立ち」
海上自衛隊遠洋練習航海に学ぶリーダーの育成方法―歴史と伝統に息づく熱い想いが人を育てる!
私が購入する雑誌の1つにSAPIOがある。
この雑誌の魅力はなんといっても特集記事に対する多彩なコラムにある。
新聞が1つの出来事に対して同じ論調を掲載するキャンペーンであるなら、この雑誌は同じ出来事をやや保守派であるものの多面的に捉える面白さと雑誌の特長を生かしたビジュアルで訴える魅力を感じて購入しています。
何と今回のテーマは『昭和天皇と私たち日本人の幸福な日々』というもの。これまで取り上げなかった観点からの「皇室」という内容に興味を持ち購入してみました。

本の紹介

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今回の特集は以下の内容で構成されるものでした。
巻頭言:「公平無私の上御一人は私にとって命がけでお守りする存在でした」/寛仁親王
戦後:国民の心を抱きとめ、慈しみ、祈る「記憶の王」昭和天皇の「畏るべき」姿/松本健一
激励:足掛け8年半で3万3000キロ 2万人に声をかけられた焼け跡の中の全国巡幸/松崎敏弥
皇居清掃:GHQを驚かせた占領下の「皇居勤労奉仕」誕生秘話/高森明勅
会見秘録:マッカーサーが「思わずキスしようとした」ほど興奮した昭和天皇「男子の一言」
天覧試合:長島茂雄サヨナラホームランの奇跡は天皇ご退席の3分前に起きた
和歌:御製1万首に打ち響く歌人天皇の「おもひ」と「しらべ」/岡野弘彦
エピソード:ユーモアと感動に満ちた昭和天皇「五つの佳話」/加瀬英明
素顔:陛下はどんなときにご機嫌を損ねられたか
ワイド:我が心の昭和天皇 山下泰裕 井沢元彦 石原信雄

感想

私は皇室について極端な思想を持つ者でないことを前提にこの感想を読んでいただきたいと思います。

巻頭言:「公平無私の上御一人は私にとって命がけでお守りする存在でした」

皇族の方のインタビュー記事ということでたの雑誌には斬新さでした。
つねに稲の作況を気にされた昭和天皇のお人柄はもとより、私が感銘を受けたのは高松宮殿下が過激派対策としての警備に対して宮内庁職員に言った「お前たち、皇室は軍人や警察官に守られて2千数百年も続いたんじゃないぞ。国民に守られてきたんだ。あんなものは即刻撤去せよ」と皇居や赤坂御用地に配備された機動隊を撤収された話でした。

素顔:陛下はどんなときにご機嫌を損ねられたか

エピソードとしては笑顔が似合う昭和天皇、そして些細なトラブルに対しては大きな心で受け止められという印象が強く感じられましたが意外な一面をしる興味深いものでした。


ワイド:我が心の昭和天皇 山下泰裕 井沢元彦 石原信雄

山下泰裕さんに対して「柔道は骨が折れますか?」とおっしゃったときの真相はお勧めです。

私は昭和から平成へ変わるときを10代で経験しましたが、昭和天皇というと「ああ、そう」というご返答される穏やかな方というイメージがつよかったのですが戦前は大元帥として軍を指揮されたとされる側面もあり、いずれにしても憲法で定める「象徴」なのだと再認識しました。

本の情報

お求めはこちら→SAPIO 小学館発行 500円(税込み)

あわせてお勧め

映画「太陽」昭和天皇をイッセー尾形が熱演
プライド 運命の瞬間東京裁判をテーマにした映画です。詳しくはこちら
   
落し物や道案内、犯罪や交通違反でなくても警察にお世話になったり存在を身近に感じることはあると思います。
しかし、いま一つ身近に感じないのが「公安」という部門です。そんな「公安」の内情を描いたのがこの1冊です。

本の紹介

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KGB、CIA、北朝鮮工作員…スパイ天国東京に蠢く各国情報機関員を、日夜追いかけるはみ出し捜査官。組織に対する屈託を抱え、神経を病み酒浸りになりながらも職務を遂行するハードな日々。警視庁公安部外事一課、内閣調査室国際部勤務時代のエピソードを中心に、捜査の日常が淡々と綴られた異端の公安捜査官の独白。

感想

ある警察官の人生

この作品は著者である泉 修三氏の警察官採用から退職に至る警察官人生について書かれたものです。
暴露本というわけではありませんが、警察官の仕事のメンタルな部分でのつらさを知ることができます。

日本の諜報活動の実態

公安とは主に国の治安・国家体制を脅かす事案、若しくはそういった事態につながる可能性がある事案に対応する部門で警視庁では公安部が他の地方の警察本部では警備部公安課などがその任務を担います。
外事課や外事係も公安に所属し、その任務としてスパイ情報の収集に当たります。
といっても映画「007」のような世界が展開されるのではなく外国人関係の団体の名簿の調査から対象を絞り込んで追跡したり、大使館関係者と接触したりという手法を使うようです。そんな実態の一部がこの作品では紹介されています。
またこういった任務から相手の組織の内部に潜入したりするのか?と思う方もいると思います。
こちらはぜひ購入されてからたしかめてみてください。

本の情報

書名:スパイと公安警察-ある公安警部の30年
著者:泉 修三
発行:バジリコ株式会社
価格:1600円(税別)
お求めはこちらからどうぞ。

こちらもおすすめです。

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