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フェルマーの最終定理

「フェルマーの最終定理」
著者:サイモン・シン
訳:青木薫

昨日、いつものように書店をふらふらと眺めていたら、
一冊の本が目に留まった。
「フェルマーの最終定理」
私が高校生だった頃、数学の先生だった父から、聞いたことがある。
最も美しくて、まだ誰も証明できていない謎。
私はしばらくその定理に魅了されていた気もするが、
あれから十数年たった今は、その存在すらすっかり忘れてしまっていた。
それが今、私の目の前に500p弱の文庫本として私の前に現れた。
私は読める気がしなかった。
いや、読んで理解できる気がしなかった。
それでも買わずにはいられなかった。。。

フェルマーの最終定理はピタゴラスの定理に似ている。
ピタゴラスの定理は皆、授業で習ったことがあると思う。
直角三角形の斜辺をzとし、その他の辺をxとyとしたとき
xの2乗+yの2乗=zの2乗
という関係が導かれる。

フェルマーの最終定理はこうだ。
xのn乗+yのn乗=zのn乗
この方程式はnが2より多きい場合には整数解を持たない。

フェルマーの課したこの方程式は、約三百年の間誰も証明出来なかった。
この方程式が成り立つのか成り立たないのか、誰もわからなかったのだ。
私がこの方程式に出会った頃はまだ、証明されていなかった。
そして1994年、以下の2つの論文が出され、この難解な方程式は証明されたのだ。
「モジュラー楕円曲線とフェルマーの最終定理」アンドリュー・ワイルズ著
「ある種のヘッケ環の環論的性質」リチャード・テイラー、アンドリュー・ワイルズ共著

そして、この本は、フェルマーの最終定理が証明されるまでの話である。

私は、この本を読んで、驚いた。
題名からは非常に難解で難しい数学の話かと思っていたら、
非常にわかりやすく、読みやすい話だった。
しかも、フェルマーの最終定理を解く鍵は、日本人数学者の予想だった。
谷山=志村予想を証明することが、フェルマーの最終定理の証明になったのだ。
私は、すごいと思うと同時に愕然とした。
なぜならば、私はこの本を読むまで、「谷山=志村予想」というものを
知らなかったのだから。。。
数学を専攻してきたわけではないから、しかたがないことかもしれない。
私が学んだものの中には、楕円方程式もモジュラー形式もなかったから。
でも、フェルマーの最終定理を解く鍵となった谷山=志村予想が、
この日本では、もう少し有名になっていても良いのではないかと思う。


最近日本では、理系離れが進んでいると言われている。
この本は、ぜひ、若者に読んでいただきたいと思う。
きっと、数学が学びたくなるはず。
ただ、私に関して言わせてもらえば、
この本に出会ったのが今で、運がよかった。
もし、10代でこの本に出会っていたならば、
私の人生は変わってしまっていたかもしれない。
(ただし、本の出版年度から考えて、私がこの本に出会うのは、
20代でしかありえないのだけどね。)

誰かが答えを用意したゲームなんかよりも、
よっぽどおもしろい謎解きなんだと思うけどなぁ。

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