全体表示

[ リスト ]

『1月相場の総括と2月の投資戦術』
金融恐慌で注目された2009年1月の日経平均株価は、19営業日で10勝9敗(52%)となりました。日経平均は12月末が8859円で、7日に9325円(5.2%)まで上昇し、その後26日に7671円まで17.7%の下落となりましたが、月末に掛けて3日で8305円(1月25日)まで8.2%上昇して、今日の前引けは7975円で終わっています。結論としては、1月相場は『陰線』で終わりそうです。

2月相場はどうなるのか
直近の株式市場の上昇は、米国でバッドバンクという『銀行の不良債権を買い取る銀行』を作るという材料でした。確かに、今回の世界景気の急落は『銀行発』であり、銀行の融資が再開すれば、良く分からない不安感から『世界全体が収縮していた錯覚』ですから、この分析は正しいと思います。

実態経済がここまで下落する必要はありません。しかし、売上と利益重視で拡大路線を進んだことで、間接費が増大したことが世界的な企業の赤字の原因ですから、ここでスリム化すれば、今回の金融恐慌はプラスになると思います。

日本の企業はバブル崩壊で一度スリム化したのですが、“歴史は繰り返す”で同じ失敗をしました。今回は世界同時に『企業の経営方針が変わる』ことになると思います。
つまり、四半期の利益重視・株主重視という姿勢が変わると思いますし、何より『儲かれば良い』という発想で暴走した金融業界が規制強化で変わりますから、(今はひどい状況になっていますが)嵐が去れば『新しい21世紀のシステム』が出来上がるのではないかと思います。

今日で3回目の『金融恐慌は幻』というレポートを書いていますが、幻でも実態経済には影響を与えましたので、回復には時間が掛かると思います。しかし、日本とは違って『銀行のクレジットクランチ(※1)』『人間の錯覚』『間違った経営』が主因ですから、銀行が変われば一気に景気が変わる可能性があります。
(※1 クレジットクランチとは、金融システムが危機的な状態になること。)

その点で『バッドバンク』には大きな期待が寄せられていますが、昨日の米国株式市場の下落は『バッドバンク』が不良債権を買い取って、銀行が身軽になっても『簡単には融資が拡大しない』というアナリストのレポートが主因だと言われてます。

日本では色々と景気対策を行いましたが、全く瞬間的な効果しかありませんでした。それは銀行の不良債権が処理されない限り『融資』が動かなかったからです。その点で、不良債権の買い取りを素早く行えば、日本の例からも世界景気は『想像をこうる早さ』で復活するのではないかと思います。

株式市場は『将来を買う』市場です。したがって、このバッドバンクによる不良債権買い取りで『何時、世界景気が回復するか』によって、世界の株式市場の上昇への転換が決まるのではないかと思います。

2月の相場展望
2月は米国で巨額の財政出動を伴い景気対策予算が通り、オバマ大統領は早期に実施すると言っています。したがって、まず起こるのは『世界で行われ出す景気対策』の効果が『経済指標に現れる』前の『期待相場』ではないかと思います。

数か月後からは、真水を注入する(市場にお金を出す)ことによるダイレクトな景気対策の効果が経済数値に現れだすことになりますので、そこからは『良い経済指標が出れば株式市場が上昇する』という相場になると思います。

結論1
2月相場は『まだ期待相場』が続きます。つまり、長く上昇する相場ではなく、下げたあとの調整による上昇という相場であり、上昇日数の方が下落日数よりも長いという下落トレンド相場が続くと思います。

但し、バッドバンクによる不良再建の買い取り、現実に行われる景気対策効果など、1月までとは状況が違いますので、株式市場が急落するというパターンになる可能性は非常に小さくなったと思います。

つまり、恐慌による暴落相場は終わり、これからは『材料を織り込む』という常識的な相場になるのではないかと思います。

結論2
これまでは、株を持っていると損失が広がるという相場でしたが、株式市場が落ち着いて来たことで、これからは『何時、水準訂正相場が起こるのか』という株式市場に変わります。

したがって、2月相場以降は『株を全く持たない=株式組入比率をゼロにする』ことは大きなリスクになると思います。

これまで株式市場が大きく下がっても、株式組入比率をゼロにしようという言い方をしたのは『暴落相場』だったからで、通常の相場は『株式市場が大きく下がったのに、持ち株比率をゼロにする』という投資戦術ではなくなります。

2月相場では、株式市場が大きく下がった時には『株式組入比率を10〜20%にする』という戦術にした方が良いと思います。

結論3
問題は、今日のコンサルティング・メールでも解説しますが、株式市場全体の水準は『大きく下がっていない』ということです。したがって、昨日も申し上げましたが、今日のような下がった日に『まずは株式組入比率を5%、10%』にし、もっと

開く トラックバック(4)



プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事