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名前ってなに?
バラと読んでる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま。
「GO]・・・ 直木賞受賞作品ですね。難しい問題をユーモアたっぷりな文章で表現しています。
主人公は在日朝鮮人の高校生。彼にとりまく差別にも決して負けない強い人間。社会的な問題なんですけど、あくまで、彼の恋愛に関する物語だそうです。
映画にもなりましたね。監督は行定勲(たしか初監督だったかな)、脚本は宮藤官九郎です。
(宮藤官九郎、すごい人気ですね。昔、何度か近鉄小劇場で大人計画の演劇を観ましたが、今では、なかなかチケットがとれませ〜ん。)
映画公開の年の日本アカデミー賞のほとんどの賞を「GO]が受賞したと思います。素晴らしい映画です。
話を原作に戻して・・・主人公の父親は元日本ランカーの無口でこわ〜いボクサー。主人公が子供の時に初めて父親からボクシングを教わる場面。
父「左腕をまっすぐ前に伸ばしたままコンパスみたいに体を一回転させてみな。」
父「今、お前のこぶしが引いた円の大きさが大体、今のお前という人間の大きさだよ。」
父「その円の真ん中に居座って手に届く範囲のものだけ手を出したりジッとしていればお前は傷つかないで安全に生きていける。お前、そんなのどう思う?」
父「自分の円を自分のこぶしで突き破って何かを奪いとってくる、相手が円の中に入ってきて大切なものを奪っていく事だってある。円の外には強い奴がたくさんいるぞ。」(以上、簡単に要約しました)
実はこのシーン、自分に子供ができて、子供が小学生くらいの時に是非、やってみたいんです!
私「今、お前のこぶしが引いた円の大きさが大体、今のお前という人間の大きさだよ。」
私の子供「・・・・ダッセ〜〜〜!!」
ああ〜、そんな事言われたら間違いなく落ちこむな〜・・・セリフのところでも噛みそうだし。
この本の中の差別の内容や、主人公の心情なんかが、とても勉強になりますね。
そして、理由なき差別。
私が思うに在日差別の核は「無知」だと思います。
以前、職場の研修で外部講師(在日朝鮮人の人)に来てもらい在日の人(特別永住者)の現状みたいな講義を受けたのですが、もちろん、色々な事を知っている人も何人かいたのですが大半の人が「そんなことも知らないの?」程度でした。
そういう人に限って差別しがちな事を言うんですね。私も、聞いていて恥ずかしくなります。
最後に「GO]からとってもいいセリフ
ノ・ソイ・コレアーノ 二・ソイ・ハポネス ジョ・ソイ・デサライガード
(俺は朝鮮人でも日本人でもない、ただの根無し草だ)
根無し草か〜、根無し草には国籍も国境もありませんからね。
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レンタルでみました。窪塚洋介と柴咲コウがでてましたね。原作は読んでいませんが…。
2005/12/7(水) 午前 8:29 [ ・ ]
主演男優賞と主演女優賞を受賞されていました。原作は作者の独特のユーモラスな世界があって楽しく読めますよ。とても良い本だと思います。
2005/12/8(木) 午前 0:57