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養老孟司の「超バカの壁」を読みました。
これで「バカの壁」 「死の壁」 「超バカの壁」のバカ壁シリーズをすべて読みましたので感想を言います。
私が感じた養老さんのイメージは「屁理屈なジジイ」です。
問題への切り口は面白い発想なんですが、詰めが悪い。
読んでるうちに「おいおい、それは言い過ぎだろう」な点がいくつもありました。
例えば、「衣食足りて礼節を知る」つまり養老さんいわく、衣食が足りていないと人間、まともな考えができないというのです。
ここまでは、面白く読めるんですがその後の詰めに疑問が生じるんです。
養老さんは「北朝鮮の人間に衣食が足りていないから、まともな考えができていない、だから話ができない」と言います。
けれど、北朝鮮で衣食が足りていないのは多くの国民であって、指導者や政治家は衣食は足りていると思います。
患者への対応でもそうです、養老さん自身、元東京大学医学部教授だったんですが、昔にある精神科の学会の学長からお叱りの電話を受けたそうです。
その内容は養老さんがどこかで発言した抗議の電話で
学長「あなたがああいう風な言い方をされると、患者が誤解する。それは我々がずっと言ってきた事と逆さまになってしまう。」
養老さん「先生、患者に自分が正しいと説明すればいいでしょう。」
患者に養老の方が間違っていて自分の方があっていると自分で説明すればいい、こちらのせいにするな!というのが養老さんの意見です。
「ええっ〜!あなたは何年医療に携わってるのー?」って伺いたくなります。
患者自身、医学に無知な人が多く医者の言う事を信頼している人はたくさんいると思います。
しかも、病気にかかっているのに医者が逆さまな事を言っていると患者は困惑しますよね。
いくら自分の方があっていると患者に伝えても、患者自身どう受けとめるのでしょうか。
それを人のせいにするな!はないです。
養老さんの解剖の本は良かったですが、バカ壁はもうひとつですね。
でも、参考にできる部分もありました。
養老さんの講演にも行きましたが、その時も「もっと気合いれて声をはれよ!」と思うくらい言葉に引きつけるものがありませんでした。
あの脱力感も魅力なんでしょうか。
なんだか久々に批判してしまいました。すこしスッキリ〜。
また、バカ壁シリーズが出たら、必ず読みますよ。
批判しつつ私自身、養老ワールドに入っているかもしれませんね。
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残念ながらバカの壁は読んでないのですが、衣食が足りてなくても立派な人はいますし、衣食が足りて礼節の無い人は沢山います。北朝鮮を例に出すのは的外れかもしれませんね。
2006/7/28(金) 午後 8:41
ハルさん、こんばんは。ハルさんのおっしゃる通りだと思います。衣食が足りていなくても立派な人はいますし、衣食が足りて礼節の無い人は沢山いると思います。私の中で、どちらも具体的な人があがってきます。抽象的で面白めな切り口と的外れで詰めの悪い具体例、そんな内容の本でした。
2006/7/30(日) 午前 3:24
読みました。はっきり申し上げちゃえば、“タイトルの力”で売れたのかな??という感想でした。 はれはれ
2006/8/2(水) 午後 2:06 [ - ]
にゃんこばばさん、こんにちは。そうですね〜!タイトルの力で売れたのかなという感想、私も同感です。
2006/8/3(木) 午前 5:18