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二人の著書に

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去年の11月から、井上洋治と神谷美恵子という二人の著者の本を熱心に読んでいる。前者はカソリックの神父さん、後者は精神科医にして大学の先生である。

分野は大きく異なっているが、両者に共通しているのが文学、哲学、宗教などその広範囲に及ぶ読書である。そしてその読書の仕方というのが学者のように研究的にではなく、一人の人間として、あくまで自分の生き方をかけて各著書に向き合い、挑んでいることだ。

それゆえ、それぞれご自分の文章を持たれていて、その文章自体が読者を最後の行まで引っ張っていく力を備えている。つまりは、読みやすいということだ。

そしてお二人とも、周囲のどんな人に対しても、実に誠実に、思いやりをもって接しいるのである。そしてそんな生き方を生涯貫いておられるのである。

こんな著書を読んでいると、単なる知識が得られるだけの読書では物足りなくなる。著者が自分の生き方を模索しながら書き上げた、その体験をあるがままに書き上げた二人の未読の著書をここ当分の間読みつづけたいと思っている。

懐かしい時代

今朝、角川文庫ばかりを集めている書棚を調べていたら、『西田哲学』という背表紙が目に入った。一頁も読んでいず、買ったこと自体も忘れていたものだった。

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手に取ってみて、ちょっとした感慨にとらわれたのは、こんな本が角川文庫に収められていることに対してだ。今はエンタメ路線を走っている同文庫には、この種の本が随分と収められていたのだ。

奥付を見ると、「昭和43年6月30日」の発行とある。まだ創業者の角川源義氏が健在の頃で、当時は田舎の小さな書店の、誰もが手に取ってみられる書架にも、こんな硬派で地味な本が並べられていたのだ。

それには、全国のどこの書店においても、こうした本の購読者を期待できるということがあってのことだろう。昭和43年といえば、まだまだ戦後の貧しさを引きずっていた頃だったが、知的渇望は多くの若者たちのうちに煮えたぎっていた。

その知的渇望も、単なる教養やハウ・ツ―に対するものではなく、人生や社会の根源へ向かったものだった。読まずに終わった本をパラパラと捲りながら、そんな止むにやまれぬ探究心が沸騰していた当時を懐かしく思い出した。

こんなに安い買物が!

年金暮らしの私は、本は文庫や新書を除いては、もっぱら図書館に頼っている。しかしハードカバーのものでも、ネット上の古本だけは別で、最近またちょくちょく利用するようになっている。

つい先日も、続けて4冊を申し込んだが、いずれも千円前後の安さである。ことに高崎直道氏の『仏教入門』は679円という、思わず掌を打ちたくなるような廉価がつけられていた。

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これに送料250円を加えても、千円に満たないのである。このところずっと読みつづけている著作集から、氏には上記の入門書があることを知って、ネット上でその古書を見つけたのだ。

さすがに仏教への広く深い学識を有する著者だけあって、単に通り一遍の仏教知識を紹介するだけの入門書ではなく、著者の仏教への思索の全体が全ページ凝縮された重厚なものだ。これが初版定価の2200円を大幅に下回る値がつけられているのは愕きだ。

こうした学者の著作というのは、よほど古典的な評価を得たものでないかぎり、定価を下回っていることも少なくないようだ。それはしかし、古書店といえどもその本当の価値を知っていないからで、私たち読者にとっては実に有難いことである。

文章の優しさに…

梅原猛という、歴史や仏教書の著者として著名な学者がいる。御本人は自らを哲学者と称されており、学会はともかく、世間でも哲学者として広く知られている。

しかし、いわゆる哲学書らしい哲学書、存在論や認識論をテーマにした体系的な著作はこれまでのところ書かれてはいない。今年の初めだったか、これからの目標として、是非とも独自な哲学書を書き上げることを挙げられていたが…

この人の何冊かの著作を読んできて、この人ならではと思われるのが、その文章がきわめて平易で、優しいことだ。私はいよいよ眠りに入ろうとするときに、よくこの人の文庫本を手にするが、それは同じく寝しなにはよくかけるバッハの音楽のように、優しく眠りへと導いてくれる。

折しもきょうの新聞に、氏の米寿を記念した講演会が開かれたことが載っている。氏はそこで、これからの仕事として、「親鸞と、自然と人類が共存する哲学を書きたい」と旺盛な執筆意欲を語っている。

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その「自然と人類が共存する哲学」の序説をなす『人類哲学序説』がつい最近発刊されたので、さっそく買って読みかけている。是非健康でいられて、この書と同じく平易に、そして優しく書かれるに違いないその本論を完成させてほしい。

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難しい問題だが…

空海に関する著作を県立図書館から借覧させてもらっているが、多くが「貸出不可」の扱いになっている。貴重な文献の紛失・汚損等を怖れての措置であるのはよく理解できるが、一方かねてからの疑問も拭えずにいる。

図書館内での閲覧は認められているにしても、私のように県庁所在地から遠隔地の住人には、それでは事実上利用を拒まれているにも等しい。そこで、メールで県政上の疑問や要望を知事宛てに送信できる制度を利用して、先々月の中頃、たとえば市町の図書館の管理のもとに同図書館での閲覧という私案も含めて、改革案の検討を訊ねてみた。

回答は案の定、既存の取り扱いへの理解を求めるものに過ぎなかった。私案の採用も市町との連携等様ざまな難問があることは想像できるが、事実上利用できない県民がいることへの、何とかできないものかと検討した思いは伝わってこなかった。

それから、1ヵ月程して県の広聴広報課から電話があり、あなたの意見を県の広報紙に掲載させてほしいとの依頼があった。最近では著作は原則3冊所蔵して、そのうちの1冊を貸出用にしているが、そのこと自体も知らない県民がいると思われるので…というので、了解した。

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問題は、現在絶版になっている、1冊しか所蔵されてない本の取り扱いだ。空海関連の著作ともなると1冊を読破するのに数日、あるいはそれ以上もを要するものがほとんどなので、そのために毎日往復3時間をかけて通う気にまではなれずにいるので…

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