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今日、帰途の電車のなかでふと見上げたら本の広告が目に入った。いわく「金持ちになる人、貧乏になる人...13万部突破」。いまどき日々の生活のために必死に働かねばならない人は従来にも増して多くなっているのだろうとは思う。だから、貧乏であるよりはよりオカネを稼ぎたいと思うのはこれまた道理で、そのことについてとやかくいうつもりは毛頭ない。が、広告を見た瞬間、なんと時代遅れな事を言っているのだろうと思った。本の内容はもちろん知らない。勝手な想像が頭のなかをぐるぐると回り、ガラガラポンと出てきたのだ。要はひとつの側面に囚われた価値観の貧しさを哀れに思った、ということなのだろう。オカネを稼ぐ上で失うもの、貧乏であるが故に得るものは必ずあるはずである。が、両者ともそれぞれに失うものと得るものに心が行き届いていないところに現代の不幸の原因の一つがある...そのバランスの欠如が社会の歪みを生み出している、のだと。「貧しきものは幸いである。」
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