キハ181さよなら遠征

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

<第3話>
 さて香住の矢田川で「1号」が終わり、ファイナルの「4号」です。「1号」の直前に奇跡的に雨は止み、空は明るさを取り戻しつつありました。こうなったら餘部!この道中3度目のトライです。ただし浜坂に着いた「1号」が「4号」で折り返すまで、香住で待ってても1時間。春はこの矢田川で「1号」成功して喜んでたら、あっという間に「4号」が帰ってきて、結局構図決めきれずに撃沈した、ニガい思い出があるので、さっさと行こう。いくつかトンネルを越え、餘部に到着。夜はシルエットだったけど、ようやくその全ぼうを見ることができました。工事の重機はいなくなってたのでまずは一安心。旧橋脚は、少し残されてるんですね。
 餘部駅への急坂は通路は板張り、手すりはパイプが組まれて依然工事中の様相。駅に上がると、お年寄り3−4人のグループが鉄橋を見下ろしてる。ココは香住や城崎などで温泉を楽しみつつ鉄橋見物という定番の観光ルートになってたようで、前回の訪問ではてっちゃんよりお年寄りのほうがはるかに多かった。新橋になったこれからもたくさんの人々が訪れて賑わうといいですね。
 そんなこと考えつつも、のんびりしてるヒマはない。アングルは…。この餘部駅は今回の工事に伴って、ホームが線路の反対側に新設されてるんですね。で、ナニが問題かというと、今までの「定番お立ち台」は線路の向こう側。行けません。そういえば、駅に上がる坂道の初めに、「展望台は閉鎖されました」って書かれてたっけ。ホームの正面は巨大なコンクリート壁。以前のローカルな餘部駅は、お立ち台と共に消え去ってたのでした。工事関係の方か、あっちサイドには4−5人ちょっとみえるんだけどなー。行く道ないのかなー。ザンネン。来た坂道を下りる。と、海に虹が!まだ雨が止んだばかりの鉛色の空に、水平線から短い虹が少し。この虹と絡めてっと、山側へ走り出した、が、すぐに虹は山に隠れてしまった。こうなったらやはり海側。そして最終的にココにたどり着きました。4年前と同じアングル。でも海の色が全く違うので、違う絵が撮れるかな。
 先にお一人。あいさつして彼のやや後ろへ。道が左に急カーブしてるので、わりと障害物なく構えることができるアングルなんですよね。息を整えながら構図を決めにかかる。結果的には5分ぐらいあったでしょうか。来た!ふと気づくとすでに鉄橋上にキハ181が乗ってる。海は荒れ波音は大きく、新しいコンクリート橋は道床付なので、昔のような鉄橋を渡るごう音はなし。風のための規制なのか、いつもなのか、ずい分ゆっくり。きょうの空とコンクリートの色に、「はまかぜ色」はやはり目立たない。けと、これが最後。それをおもんぱかってるのか、ぱかってるワケじゃないのか、とにかくゆっくりゆっくり走ってくれてる。おかげでズームを寄ったり引いたり、可能な限りシャッターを切ることができました。11月1日、4D・「はまかぜ4号」は、かつての鉄橋のごう音もなく、自慢のエンジン音も波音に隠し、静かにトンネルへと消えていきました。
 
イメージ 1
山陰本線 餘部−鎧
2010.11.1  13時40分
 
 
 <おまけ・HAMAKAZEのひとり言〜帰り道>
 「2号」「1号」「4号」を無事に撮り終え、帰路に着きます。ハセイクにいれば「3号」も撮れたけど、ここまで来てしまっては、帰りの便にたぶん間に合わない(実際、帰りの香住道路でいきなり作業中で足止め食らいました)。これにて終了。最後を余部で見送ることができて、十分満足です。
 帰りは和田山から有料道路方面へ。往路は上を越えた遠坂トンネルを300円で抜け、舞鶴若狭道をひたすら南下。中国道と接続し東へ。伊丹空港近辺のインターで降りたら、高速料はなんと600円!そう、たしか舞鶴若狭道は無料開放とか春ごろ新聞で報道されてたな。自分にはまったく関係ないと思ってたタダ高速が、こんなところで役に立ちました。しかし「はまかぜ」にとっては強力なライバルですよね。そしてこれがキハ181系を早く引退に追いやった原因の一つなのかもと、後から考えると、複雑な気がします。
 大阪圏−鳥取の流れは今や、智頭急行経由の「スーパーはくと」がダンゼン速く、城崎・豊岡へは福知山線の電車特急が来年の新型への置き換えも控えてますね。加えてこの高速道路網とくれば、「鉄道ジャーナル」じゃなくても「はまかぜ」は今後を心配しちゃいます。その中にあって、今回のキハ181系引退・189系化というのは、特急「はまかぜ」は今後も播但線を走りますよー、という発展的メッセージなのかなと、私は受け止めたいです。車両は新しくくなっても、「はまかぜ」がこれからも、市川の流れを見ながら、そして「まつかぜ」「出雲」が去った余部を、ずっと走り続けてほしいです。キハ181系という車両に興味を持ったこの4年間のおかげで、特に最後の半年で今まで全く縁のなかった北近畿・但馬地方のことを少しでも知ることができたことが、「はまかぜ」が残してくれたモノなのかなーと思ってます。遠くに住んでる私は、次にいつ「はまかぜ」を撮りに行けるかわかりませんが、新型189系、もうみなさんのブログでも登場してきてますね。それを見て楽んでいきたいです!
 帰りの伊丹空港で買った豚まんとエビ焼売、おいしかったでーす。おしまい。

開く トラックバック(2)

第2話

<第2話>
 さてお次は「1号」です。お昼前まで時間があるので、どっかで腹ごしらえしてちょっと体制を整えよう。と、ローソンが右手に現れ、左手には新築っぽい駅舎が。「生野駅」。もう生野なんだと少し驚く。ローソンでサンドイッチを買い、駅のトイレでハミガキ。ホームに立ってみました。この駅は1番線が向かい側?どうやら旧駅舎はあっち側だったようで、2番線側を新たに開発して駅舎や駅前広場を造ったということですね。駅舎はキレイなんだけどホームや線路、跨線橋などは昔のままみたい。我々としては古いままの駅のほうがいいですよね。SLもかつて長谷から峠を越えてきて、ここで一休みしたのでしょう。
 落ち着いたところで次のロケーションを探し始める。空は青い部分も出てきて、これは先行きまさに明るい!まずはハセイクへ向けて県道へ。9月に来たとき大カーブのポイントから間違ってきた道かな。やっぱり生野学園だ。こっから先は前歩いたので知ってる。峠を越え坂を下るが、意外と大カーブまでが遠い。こんなに歩いたんだと我ながらヘンに感心。
 
イメージ 1
 まずはダムの所から生野方を見るポイント。9月は「4号」の候補地だったけど、水量が少なくてヤメたアングル。今日はさすがに水は多い。まずは「4号」オサエとしてキープ。ここで野ザルに遭遇したんだなー、そういえば。大カーブではすでに2・3人の方々が三脚でスタンバイOKのよう。まだ2時間あるけど、やっぱり早くからなんだなー。時間になると混むのかな。
 9月の下市川橋りょうの先が見てみたい。真名谷踏切をすぎ、播但線はトンネルで山の中へ。道は細くなり川沿いに、再び出会った所が下市川。いや、これも結構大カーブからあったんだなー。あの時「4号」を撮ったココは紅葉が始まってて、、写
イメージ 2欲がわくけど、同じこのアングルで同じ「4号」ではつまらない。前に行けなかった上市川橋りょうへ行ってみよう。これもけっこうな距離。あの時やっぱり歩いちゃムリだったよ、こりゃ。
 上市川橋りょうを横から見るポイントは、ガイド本やブログの先輩方の作品のとおり、開けてて気持ちのいい場所。クルマを降りて何枚か試写。んー、水鏡もありそうだし、ココにするか?一応「1号」「3号」のオサエに。
 さらに上流へ行ってみる。でも上市川以上のアングルはなさそう。生野駅に帰ってきちゃった。どうしようか。天気が回復して、日も射してきた。思うに、上市川はたしかに欲しいけど、実は下市川と同じ川のアングル。今後があるならまだしも、今日が最後のチャンス。ここはもう一度、餘部じゃあないか?天気も回復傾向だし。あっちの雲はまだマックロだけど、あと2時間でなんとかなるさ。
 というわけで、北北西に進路をとり、再びやってきました但馬路へ。しっかしまたもや雨が降り出す。養父より豊岡、豊岡より香住と、確実に雨が激しく。香住の矢田川は、朝は暗くて見えなかったけど、河川敷まで水でいっぱい。それでもメゲずにフィットは前進。いよいよあと一つ二つ山を越えれば鎧そして餘部・・・!しかしここにきて、もう描写できないくらいの水(これが雨とは思えない!)が上から落ちてくるにいたり、さすがにストップ!行っても駅まで坂を上れないし、引いたらとにかく「はまかぜ」は色が消えてしまう。ついに前進を断念。フィットは再度退却を余儀なくされました。かくなるうえは・・・、矢田川だ!。矢田川ならは4月に撮ったロケーションで、その時の経験がある。踏切の脇から鉄橋上のでんしゃを正面アングルで狙おう。それならクルマの中からイケるはず。香住発12時54分もアタマに入ってる!ハセイクを捨ててここまで来て、この「1号」を失敗するわけにはいかない!
 モチベーションはピークに達し、矢田川橋梁に到着。あと10分くらいか。おおっ、ヒトが立ってる!傘射してリュックしょってカメラにビニール被せて、ヒトがいる!云っときましたがさっき引き返した山道ほどではないとはいえ、ここでもドシャ降り以上です。いや、この根性には敬服です。サイドのアングルにもいらっしゃいましたが、彼らはクルマの中で待機中。おっと他人はともかく、自分はどうだ。正面アングルのポジションにクルマを停める。アングルを探してクルマの位置を微調整。決定!窓を開け、レンズをタオルで巻いて構える。レンズに迷う距離だ。鉄橋の向こう側にいるでんしゃをずっと狙うにはと、一度外した長い方にまた戻す。時計は12時51分。あと3分!
 その時一瞬の光、雷だ。そしてゴロゴロドン!ここにきてもう矢でも鉄砲でもなんでもいらっしゃい!・・・するとその時、歴史が動いた。雨脚が急に衰え始めたのです。少しだけ辺りが明るくなる。アッという間に小雨になり、ほとんど止んでしまった!これは!クルマの外へ出てみる。奇跡があるならこれがそうかも!ついに雨は止んでしまいました。
 鉄橋の向こうにライトが。来た!香住は数分停車なのか少しの間動かない。そしていよいとその明かりが大きくなってくる。定刻より少し遅れて香住駅を発車。エンジン音を響かせながら、目の前を通過。やはり6連だったかな。雨に濡れたレールをライトが照らして、1D・「はまかぜ1号」は、矢田川橋梁通過。餘部に向かって走り去っていきました。(つづく)
 
イメージ 3
 
イメージ 4
山陰本線 香住−鎧
2010.11.1  12時55分
 
最終回・第3話は、余部新橋です!
 
 今日から181系「はまかぜ」さよなら遠征報告です。11月6日の最終日を前に、なんとか機会を作ることができました。ただ、以下にも書きますが、天気は大雨!だったので、、ポイントさがしに悪戦苦闘!結果的に撮ったのは朝の「2号」昼前の「1号」、そしてその折り返し「4号」の3枚。それ以外は仮眠も含めほとんどすべてクルマに乗ってました。今回は最初から「はまかぜ」だけを狙ってたので本人は納得なのですが、なにせ載せる絵が少ないので、この3枚を撮るに至る「ひとり珍道中」をまとめてみました。たまにはこんなのもいいかなーと。テキストメインの記事になってますが、みなさまももしよろしければお付き合いくださいね。ではスタート。
 
 
<第1話>
 最後のチャンスがやってまいりました!10月31日。関東地方はくもり。新国際線ターミナル開業でにぎわう羽田をあとに。伊丹に着くと機内アナウンスのとおり雨。まあ翌日の予報は「くもり」なので、それに期待しつつ今回のレンタカー、赤いホンダ・フィットでスタート。まずは福知山方面へ北上。すぐに上り坂が始まり、その後もずっと上り。ラジオで日本シリーズ(第2戦)を聴きながら、福知山線の駅をいくつか過ぎ、ずっと上り。けっこう険しいんですね。時間は明朝までたっぷりあるので、有料道路は使わずひたすら下みち。上りが峠道になり、雨はさらに激しく。峠を下りてくるとはるか下のほうに「遠坂トンネル(有料)」の文字の料金所。我がフィットはトンネルの上を越えてきたわけですね。カーナビ(サンヨーのゴリラ・ライト)の指示どおりに走ってるだけなので、どこを来たのやらさっぱり。とにもかくにも第1目標地点、和田山駅に11時半頃かな、到着、雨はだいたい止んでました。
 ブログ仲間の方々のお写真等で、和田山には昔の給水塔など、歴史的なものがあるということだったのですが、真っ暗で見えず。さてここから朝の「2号」をどこで待つか。南下してハセイクか、はたまた北上して餘部か。考えた末後者に決定。ゴリラくんを餘部駅にセットし、スタート。
 真っ暗の9号線そして途中から分かれて豊岡方面へ。コウノトリ但馬空港の案内板を過ぎ豊岡、香住そして午前1時、餘部に到着。これが新橋か。夜中に見るとちょっとコワイ。黒く高くそびえるシルエットの真下、駐車場で朝まで仮眠にしました。打ち付ける波がかなり大きな音をたててました。zzz・・・
 
 
 雨音で目が覚めると、ものっすごい雨!時刻は5時半、どうしよう。これでは撮影どころかクルマから出ることすらできない。少し様子をみても一向に止む気配はなく、空は明るくなり始めてる。「2号」通過の7時までにおさまるとは到底考えられないので、移動を決意。6時ちょうど。フィットは来た道を戻り始めました。戻るにつれて豊岡、養父とフツウの雨に。和田山ではほとんど止んで、少し明るくなる。これはラッキー!播但線内のどこかにしようと竹田方面へ。さてどこにしよう。竹田城の上からでは天気もあって、「はまかぜ」色は映えないだろうし、青倉だとかの平坦区間では、稲はもう刈っちゃってるし、平日の4両編成ではあまり存在感が出ないか・・・。とか云ってるうちにも、実は「2号」が迫ってきてる時間!ただあの激しい雨の中、餘部越えもあるわけだし、定刻では来ないだろう。蛇足ですが、これだけの雨ならマチガイなく!総武本線は徐行で遅れか、ストップです。
 と、右手に昔っぽい茶色のトラスを発見。ここだ!と思い近づいてみることに。順光である県道よりの東側はしかし、ケーブルが!反対側に出てみると、なんと川の中に1台のパワーショベルが!この大雨のためか元々予定の作業か、川底をさらって流れを調整する作業を、一生懸命やってました・・・。されど時間的にもこの鉄橋に決めよう。逆光側ではあるけど、雲は厚いのでなんとかなる。この暗さでは引くと目立たないだろうと、寄ってかまえ、パワーショベルが写りこまないところまで近づく。
 と、遠くからタイフォン!えっ!? 定刻!?そう、なんとほぼ定刻てした。私が餘部を出発したのと同時刻、6時に鳥取を出た2D・「はまかぜ」2号は、何事もなかったように、高らかなエンジン音と共に目の前の鉄橋を通過して行きました。いやー鉄道の底力ですね!はたまた老兵181系最後の意地か!定刻!ついでに云うと、4連ではなく6連で、お客さんもかなり乗ってました。
 
イメージ 1
播但線 新井−生野(たぶん)
2010.11.1  8時15分
 
 さて絵のほうはというと、連写の中で唯一、181のカオがちゃんと出てたのがコレです。今回は40Dの連写の速さに助けられましたねー。愛機に感謝です。場所もここがどこだか正確にわかんないまんま撮ったので、「たぶん」です。あとからマップルナビで、見当つけときました・・・。そんなこんなで撮ったもんですから、構図どころではなく色みもなく、爽快な「はまかぜ」とはいきませんでしたが、これも山陰・日本海側のこの季節らしさなのではないかなーと、撮影者満足してます・・・。(つづく)
 
 
 第2話は、一大決心して、また餘部に行きます! 

全1ページ

[1]


.
HAMAKAZE-KUN181
HAMAKAZE-KUN181
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(10)
  • 銀河鉄道103
  • 新快速 岡山行き
  • 北近畿三田鉄道
  • kamepeko
  • SL SUZURAN
  • 主水
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事