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2011.3.8
特急「にちりん12号」
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最後の485系にちりん遠征
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日豊本線 美々津―南日向 特急「にちりんシーガイア20号」
2011.3.8 16時
ながらく続けてまいりました3月の日豊本線485系「にちりん」遠征ですが、ようやく最後の1枚です。中断もはさみいままでおつきあいいただき、ありがとうございました。日付からも分かる通り、この遠征の3月8日火曜日の3日後、金曜日に地震が起きることになるわけです。もちろん今回の地震は九州ではなかったですが、震災前と後では、日本全体がいろんな面で変わってしまいました。新聞の見出しも、人々の価値観までも。
この旅の途中でお会いした都城から来た親子カメラマンの方は、新燃岳の火山灰を「大変です」とおっしゃってました。その「大変」が、あっという間に東日本を中心に日本中に広がった感じがします。震災直前のこの絵たちは、今にして思えばずい分昔の日本の風景のようにも見えてしまいます。
私が今つくづく思うことは、こんな写真たちを撮りに行けるのが、いかに恵まれてるかってことです。この最後の絵のようにのんびりと暮れゆく町と海と、そこを走るでんしゃ。でもここから南へ数百キロも走れば、火山灰に悩まされながら日々を送る人々がいる。その事実を九州だ東北だという「遠い土地の話」では決してなく、これからは少しでも自分の身近なこととして捉えるることが、私たちには求められてるのかなと思います。私はこれからもこの趣味を続けていきますが、いろんな土地土地の風景、楽しみながらもそんな思いも織り交ぜることができたらなと、思ってます。
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高鍋のひとつ北隣の川南から都農、東都農と、海沿いの道をひたすらアングルを探しますが、やはりひたすら防潮林。昨日の絵が唯一の海を絡めてのアングルでした。ところでココを走ってるとなにやらモノレールの橋脚のようなものが延々とあります。上にはソーラーパネル。なんと昔の国鉄時代のリニア実験線!! 驚きました。そういえば私が子供のころは、宮崎で実験やってたな―。今は山梨にあって、開業後は本線にそのまま流用予定ですね。この実験線跡、海岸線と日豊線の間にあってずーっと続いてます。総延長何キロだったっけ・・・。あの頃実験の成果を伝えるニュースを見てた時は、リニアなんて「夢物語」。時が過ぎ、ニュースでも現実的なお金の問題などが取りざたされる昨今よりも、実はこの実験線のほうがみんなの「夢」をのせて走ってた気がします。ホントにそう思いました。 しかし今日の私にとってはこの長大建造物がまた、海とでんしゃを絡めて撮るのにとてもジャマ。この付近はこれのためにアングル探しを断念です。でもこの写真も、1枚くらい撮っとけばよかったと、今になって思ってます。後悔!!
結局また美々津に戻ってきました。話は別ですが、宮崎県は牛の口蹄疫で大変だった所。この旅の途中でも役所や学校、食べ物工場などの正門の地面には、消毒剤が白ーく塗ってあるのをよく見かけました。この美々津も、駅のそばにソーセージ工場だったかな、あって、白ーくなってました。テレビやや新聞ではなく、実際こういったものを目の当たりにすると、ホントにコトの重大さ、地元の方がたの大変さをリアルに実感します。
さてでんしゃですが、美々津駅の北側に、感じの良い鉄橋がありました。海も近いしココでなんとかやってみよう。鉄橋の下をぐるぐる2周して、こんなアングルに。ハイパーサルーンがおデコを輝かせながら、頭上を越えていきました。
日豊本線 南日向―美々津 特急「にちりん13号」 2010.3.8 15時40分 |
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日豊本線 川南―都農 特急「にちりん18号」
2011.3.8 14時40分 トリミング使用
今回の遠征の主目的であった国鉄色485系も予定通り5回撮り終わり、ホッと一息。旅もいよいよ終盤です。
1時間に上下2本来る「にちりん、インターバルは僅か。午前中に目をつけておいたロケーションに来ました。延々と続く日向灘に沿って日豊本線は走るけど、この区間ほとんど防潮林にさえぎられて、海が取り込めません。海に注ぎ込む小さな川のところに、ほんの少しの切れ目を見つけました。これほどまでに素晴らしい海岸線、ゼッタイ「にちりん」と一緒に撮るっ!という気合の1枚です(笑)。
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日豊本線 高鍋―川南 特急「にちりん16号」
2011.3.8 13時25分
「5号」は宮崎からすぐ「16号」で戻ってきます。早く次のアングルを見つけないと・・・。ところが午後になるとお日様は線路の反対側(もちろん)。これが文字通りターニングポイントでした。なかなかいい場所は見つかりません。午前中は、「午後の方が光線はいいのに・・」と思っていたけど、いざそうなってみるとこれがタイヘン。ここらへん、クルマで走り回り、クルマ降りて走り回りました。
結局午前中に水鏡を撮った小丸橋にまた来ました。橋の反対サイドは順光ですが、構図がサイドで朝の水鏡「1号」とカブるのでヤメ。最終的に逆光サイドのこちら側に。時間の迫る中でいろいろ考えた末、これでもかってくらいワイドに決定。「5号」でヘッドマークを撮るのに成功したということで、思い切った構図をつくってみようと。なんとか海まで入れて、日向っぽい絵づくりをしてみました。でんしゃは小さくなったけど、国鉄色485系、私にとっての最後は、ココからうしろ姿を見送りました。
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