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S氏の叔父がなくなる同じ時期に
S氏の父もこの世を去った
S氏の父は
かなり女性にもてた
結婚は4回
S氏には異母兄弟がいる
S氏は父親の
三回目の妻の子供だった
s氏の父の最後の妻
父の晩年の結婚で
おそらく父の財産を目的とした結婚だった
遺言書には
異母兄弟たちへの相続する資産が書かれていたが
それは父の財産からすると
ほんの一部で
ほとんどは、父の妻が全てを相続すると
公正証書をとおして
遺書が書かれている
父が遺書を書いたのは
父の最後の妻と結婚した6ヶ月後で
そこには下記のように書かれていた
「多くの多難な人生を歩み
最後に良き伴侶を得ることができた
しかし
子供たちとの絆をつなげ具ことができず
悲しい思いをしている
君たちには血のつながりがないが
現在の私の妻を母としたい
彼女を支えてほしい」
s氏は複雑な思いだった
s氏が幼いころ
母と自分を置いて
女性のもとに走った
s氏は母方の実家にあづけられ
両親不在の立場から
大人の見えないところで
親戚たちに不当な「いじめ」と「屈辱」を受け
育った
地方特有の偏見というか
結婚に失敗して実家に戻った女性は
その家では「恥」なのだ
この偏見は
現在でも一部色濃く残っている
家の恥である女性から生まれたs氏は
穢れ多き
人としては扱われない
s氏が幼いころ
s氏が憎んでいる伯父の子供(次男)
s氏とは従兄弟になるが
農作用の鎌を振り回して遊び
その鎌がs氏の親指を直撃
s氏は親指を切り落とされた
祖母が急ぎ医者に行き
親指をつなげたが
s氏には一生のころ深い傷となった
ところでs氏の父は
兵庫県が実家である
s氏の父の家は
大地主で
農地改革までは、土地の上がりで食べていけた
明治になり自由に土地の売買ができるようになると
人々は自分の可能性と富を求めて
先祖の土地から離れていく人間もいたし
先祖の土地を守り続けた人間もいた
しかしもう一つ不透明な
問題が隠されているようなきがする
西日本に多いのだが
同和問題である
かつて部落問題の地域に住んでいる人は
明治時代には絶対に話してはいけない言葉だが
「四つ足」と言われてきた
s氏の父方は
どうもその問題に関わっているようなところがある
1、同族結婚が多いこと
外部との結婚ができず狭い部落内での近親婚が重なり
指の欠損など奇形児が多発した
2、小指から士農工商と数えると、親指で穢多非人と考える
3、平民が5だとすると、人として何かが足りない
4、武器を持て蜂起しないように、親指を切り落とした
s氏の父は、生まれてすぐに結婚相手が決まっていた
そして男の子を二人産んだ
上の子供が10歳になるとき
s氏の父の住んでいる地域に大きな災害があり
大混乱した
家庭があり
父の力をまだ必要としているにもかかわらず
10歳と8歳の二人の子供を残し
妻を残し
自分の両親を残し
別の女性と東京に駆け落ちする
その行為が
人として何かが足りないと
s氏は軽蔑していた
s氏の父は
駆け落ちした先である東京に居を持ち
誰のつてを取ったのか
一流企業に就職
支店長まで出世した
そこで会津から上京した
s氏の母と出会うのである
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