s氏は3歳から9歳まで
会津若松に育った
会津若松といっても
美里町という
山の中である
学校は分校で
小学校の低学年と
小学校の高学年、、、つまり3年世から6年世まで
一緒に学校で勉強をする
s氏は両親離婚後
母方の実家で育った
s氏は実家の中で
出戻りの子供として
家族内で差別された
s氏の母は
気性が激しく
自分な不幸な状況を
会津の親戚に馬鹿にされても
厳しい言葉で蹴散らしてしまう
また
s氏の祖母
つまりs氏の母親が縦になり
自分の娘を守った
s氏は幼いころ
母からこのように聞いていた
「あなたのお父さんはあなたが3歳のころにこの世を去ったの」
まだ幼かったs氏は
母の言葉を信じた
s氏が小学校三年生になったころ
祖父である住職がこの世を去る
祖母ひとりで寺を守ることはできないので
祖父の従兄弟で僧侶をしていた観音寺の住職に
色々と行事は頼んだ
美里町は辺鄙なところである
後継の長男は国語の先生をしていて
その長男の妻が
美里町で生活することを
すごく嫌った
理由は辺鄙なところだからで
結論、寺の跡取りの長男が
妻と自分の母親との家の
二重生活をするという
奇妙な生活が始まった
s氏の母は
半端なく人の良い人間
それと
会津の家族は
一族の結びつきは固い
結婚を失敗して
家に戻った母は、家の恥なのだが
母の仕事の実力は
のちのち会社の副社長までのし上がる資質をすでに光らせていた
会津のs氏の兄弟たちは
s氏の母にはおだて上げ
寺の修復や
お布施などを出させた
温かい家庭を持つ
s氏の従兄弟たちは
s氏の母の恩恵を受けながら
子供の本能として
大人の見えないところでs氏をいたぶった
この虐げられた幼児体験が
大人になったs氏のトラウマとなり
一生苦しめることになる
そんな状況の中
s氏が10歳になったとき
s氏の叔父と
s氏との確執の違いを感じ
s氏の祖母は
s氏と母親と一緒に暮らすことを提案する
s氏と母との東京の生活が始まった
といっても
s氏の母は
自分の妹と同居していた
s氏のおいては叔母になる
この叔母が
s氏をいたぶる対象になるのだが。。
それ以前に
s氏の母は
s氏に、許しがたい嘘をついていた
3歳で亡くなったという
s氏の父
実は生きていた
ある日のことである
東京で母と叔母との同居をしたs氏に
ひとりの女性から電話がかかってきた
亡くなったと聞かされていた
s氏の父の妻からである
s氏の母とs氏の家族から
大黒柱である父を略奪し
父の妻の座を獲得した
女性からの電話であった
s氏の家庭を
破壊した女性
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