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叔母が切り出す
保険の楠野さんから電話があって
こまっているといわれたのよ
あなた何話したの?
s氏は
一瞬叔母が何を言っているのかわからない
楠野さんは
あなたの言っていることが全くわからないと
私は保険屋で
保険のことで話そうと思って
本日伺ったのに
いろいろなお話を一方的にされ
返答に困っていると
ご主人と一緒に私に相談に来たのよ
保険屋の罠にはまった
それも
最も女が使うずるい手口に
さっき自宅を訪ねた保険屋の楠野よし子
彼女は
叔母かs氏か
どちらにつけば自分がメリットがあるのか
探りに来ただけなのである
母が亡くなり
家の主になったs氏よりも
伯父が亡くなり10年母と同居している
叔母についた方がメリットがあると考え
叔母に泣きついたのであろう
楠野よし子も
叔母にしても
ここいら辺の計算は
全くの本能である
さらにといえば
会津の10の教えの一つ
「年長を敬いなさいという」
儒教の縛りが
ある意味ここの地域のモラルとなっているので
近所の目もあり
とった行動であろう
叔母は常に
s氏に対しては思っていた
「私はあなたの叔母なのよ」
だからなんだという
s氏の考え
叔母というのは
母が他の兄弟
父親と母親の
DNAを受け継いでいる自分は
叔母は直系の母に比べて
他人という存在になっている
この二人の真逆な考え方の中に
保険屋の楠野よし子は
割って入り
叔母とs氏の間を
混乱させた
叔母は感情的になると異常である
保険屋の楠野よし子が
叔母に何を話したかわからないが
s氏に対して
全身を震わせて罵った
言ってもわからない相手
s氏は
静かに叔母の話を聞いていた
しかし
s氏はかなり潔癖なタイプ
損得勘定だけで生きている
ずるい女に対しては
我慢ができない
叔母にしろ
楠野よし子にしろ
自分が泥をかけられたような
とても、醜い、汚いものを見ているような
たまらない気持ちになってきた
次の瞬間
s氏自身が自分自身を疑う行動をとった
s氏は
台所から包丁を取り出し
叔母をめがけて
突き刺したのである
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