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架空小説 「罪なき詐欺」

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49日

最悪な場合の手は考えて

やはり母は

祖母と一緒に先祖代々の墓に入れてあげたい



S氏は

政治家となった現住職の弟

話し合うことにした



もともと先祖代々の墓には

住職の妻のみが入っているわけではない

実は

叔母は2度目の結婚で

その先夫は分骨されて入っており

叔母と先夫の間に出来た子供も

入っていた



叔母の先夫は

急性白血病のために

一週間でこの世を去った



一週間

S氏の母と同じ時間

嫌なものがよぎる



叔母は生まれつき

何かを持ってきたのだろうか。。。

2度目の夫の時も

入院して一週間で

逝ってしまった



先夫の突然の死に

ショックで流産

叔母は妊娠3ヶ月であった



父である住職は叔母をかわいそうと感じ

いつでも会えるように

先夫を分骨

叔母の子供も一緒に

先祖代々の墓に納骨したのだ



祖父が亡くなってから

伯父が後を継ぐ

伯父の妻の実家と

住職となった伯父側の兄弟たちの

葛藤が続く



S氏は叔母がよく言っていた言葉を思い出した

その場で発言ができる立場になった時に

自分の意見を言うものだ



意味がわからない



相手の話がおかしいと思ったら

自分の意見として、おかしいというものではないのか



おかしいと感じて

関わらなくてもよいものであれば

関わる必要がない



地方は違う

意味不明のしきたりや

縛りがある




面子にこだわり

どう見ても不利な状況に追い込まれても

それを通すという

片意地なところがある




その反面

絶句するような、おおらかなところもあり

都会暮らしが長い人間は

溶け込むのに時間がかなり必要なようだ



叔母は自分が周りに「良い人」と感じさせる

状況判断がうまい

自分に迫害を加える相手には

さらりとかわし

自分の意見が通るチャンスは

ぜったい逃さず

自分の思いを通していく人間


会津の10の教えというのがある

1.年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2.年長者には御辞儀(おじぎ)をしなければなりませぬ
3.嘘言(うそ)をいう事はなりませぬ
4.卑怯な振舞(ふるまい)をしてはなりませぬ
5.弱い者をいぢめてはなりませぬ
6.戸外で物を食べてはなりませぬ
7.戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです


この教え

使い方によっては

モラルハラスメントの素材となる



人は誰でも承認意欲があり

ただ

どのように承認してほしいかによって

相手の出方が変わる




例えば

自分はすごい人間であると承認してほしい

自分は人並みであると承認してほしい

自分は何もできない人間なのだから、自分のような人間を助けるように承認してほしい




叔母の場合は後者である

自分は何もできない

だから周りの人が自分を助けるのは当たり前だと




叔母は弱い人間ではない

弱いと思わせられている強い人間なのである



一般に夫は妻を守ろうと考える

しかし

妻の方が実は強かったらどうだろう

夫の方が参ってしまう


自分が弱い人間で

誰かに助けてもらわなければ生きてはいけない

頼られた夫

夫の方も、社会で苦労しながら

ストレスを抱えている

体調が弱くなった時

その変化に妻が気がつかなかった場合

妻は弱っていく夫を

攻めていくだろう



実は夫の方も

自分で自分を責めていた場合

潜在意識の中で

自分がダメな人間だと思い込んでしまった場合

辿って行く道は

病気になるか

自殺



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49日

S氏の母の

49日が迫ってきた



お寺側の言い分は変わらない



どうする



S氏は、もし自分が此の世を去る時

自分が入るべき墓地を決めていた

それは仏教ではなく

神道なのだが。。



とりあえず

最悪な時は

そこに入ってもらうことにするしかない



そうでなければ

叔母が

遺骨となった母を

永遠に自分の元においておくという



そんなことをされたら

母は成仏はできない



自分の夫でさえ

7年間、母の家である在家に置いた女性なのだから。。。



しかしながら

その経緯も曖昧で

おかしいのである


自分の身の処置を自分で決めることのできない叔母

同情を買うように母に近づき

母と同居することになる


叔母の荷物が

母の家に入ってくる

叔母は物欲が強いらしく

物を捨てられない


その荷物の中に

伯父の遺骨がある



叔母が住む部屋は

主不在のS氏の部屋



彼が帰ってこないことを良いことに

亡き叔父の相続したお金の一部を使って

リフォームして

生活をしてしまうのである



伯父の遺骨は

7年間も在家に置かれていた

実家がお寺なのに。。



そこにも、S氏の実家と

住職の妻の実家の確執がある




叔母の夫である伯父が亡くなった時期

S氏の父親の亡くなった時期

お寺の住職の亡くなった時期

同じ年であった



本来ならば

叔母は兄である住職に

自分の夫の戒名をつけてもらい

実家の先祖代々の墓の近くに土地を購入し

夫と二人で

そこに入りたいと言っていた



住職がこの世を去ってしまった今

それができない

お寺側は遺骨を預かることを

拒否



この対応が

S氏には理解できなかった


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s氏は、母の苦労を知っていた

なので

できるだけ、母の負担にならないように

努力していた



その反面

姉御肌の母は

人に頼まれると、嫌だと言えない性格



s氏とs氏の母は

苦楽の「苦」の部分だけ

共有してきた



お腹を痛めて産んだ子供

可愛くない親はいない

しかし

子供は、父の遺伝子も入っているわけで

母の思いが

100%理解できているわけではない




s氏の母はs氏の育成のために

100%苦労していると

s氏の亡くなった祖母は常日頃言っていた



自分の娘(s氏の母)がこのような思いをするのも

s氏の父のせい

もし、s氏が母を悲しませるようなことがあれば

私が許さない



可愛く、なんでもできた母だが

子供をつくり

一人で戻ってきた娘を

地方の人間は高貴な目で見て

噂をした



お寺の住職の娘が

ふしだらなことをした。。

そんなことを言っている檀家もいる



s氏の母は

子供の育成を祖父母に任すが

両親のいないs氏は

s氏の母の兄弟の子供

つまり

親戚や従兄弟の

いじめの対象となる



彼の左腕には

今でも残る古傷がある


この古傷は

住職である祖父の後継者の子供に付けられたもの

ふざけて農作業用の鎌を振り回していた

その遠心力で自分がふらつき

s氏の腕に直撃

重症である




その時の言い分は

「そんなところにいた、お前が悪い」

だった



現在は、県議会議員として活躍し

日本の福祉のために貢献している



矛盾している



s氏の母は

そして祖母は

いつも彼に言っていた



私の子供として

世間に笑われなように

後ろ指を指されないように

気をつけてほしい



プライドの高いs氏の母

教育方針


このような環境で

s宇治は自分の力を発揮することはできなかった

従兄弟たちには

「頭の悪い子供」とレッテルを貼られ

従兄弟たちの友人にも

「こいつ馬鹿なんだよ」

と紹介され、扱われる



くやしいとか

かなしいとか

そんな感情が湧いてこない


いつも胃の奥に

熱いものが溜まって

たった一人になると

ひどい嘔吐が始まる



さらに、大人たちは

いつも母方の兄弟の子供同士

学校の成績の

探りを入れる



当然子供の頃は

S宇治は最悪であった



両親が教育者で

環境の良いところで育っているs氏の従兄弟たち

いつも好成績で

近所から尊敬の目で見られていた



結婚はしたものの

別の女性に気を取られ

その女性と暮らし

かつての妻が経済的危機で苦しんでいるの

その子供が最悪な環境で必死で生きているのも

気にもかけないそぶりで

新しい妻と

日々楽しく生活をしているであろう父をもつ

最低な環境下に落ちている

子供


s氏は子供ながら思った

人には生まれ星があるのか

永遠にこのような環境が続くのか。。。


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s氏の母にとって

s氏は生きがいだった



s氏の母の実家がある会津

本家のある新潟は

出戻ってきた娘にたいしては

好奇の目で見られ

家の恥となる


さらに、実家に戻ったとしても

仕事がない


s氏の母は

実家の両親に子供であるs氏をたのみ

東京で職を探すことにする



s氏の実家はお寺である

そのお寺の跡取りの長兄は

国語の教師をしていて

同居はしていなかった



会津若松の中心部である

神明通り

鶴ヶ城の近くのマンションに

住んでいた



会津盆地は

結構広い



会津若松

会津美里町

会津昭和町

会津坂下町



地元の人からすれば

会津若松の神明通り

つまり、会津城近辺に住んでいるということは

会津という狭い地域では

ステータス感があるわけで



実家のお寺も

住職のいた時は、まだs氏のとっては

精神的には

負担が少なかったが

s氏が小学校に上がる頃

脳血栓をいきなり起こして

倒れ

そのまま逝ってします



これはs氏の危機となる



時期僧侶として

あと劣らなければならない実家の長兄

その家族が

実家のお寺の主なのだ



s宇治の祖母はいたものの

祖母と実家の長兄であるs氏の伯父は

オイディプス現象とも言える

密着なつながりがあった



本人たちには

気がつかないであろうが

親子というよりは

母と息子というよりは

まるで

恋人同士とも言える心の通い合い



当然、叔父の妻は

面白くない



お寺の行事においては

常に妻の実家の人間たちにお願いをして

伯父の血族を

追いやろうとする



このようなところに

伯父の妹の子供が

あづけられているわけなので

事あるごとに

憂き目をみることになる



東京の母は

こういった事情に疎い



生まれつき健康で

性格も強く

発言権もあった

欠点としては

自分の失敗を認めず

その失敗は

周りのたくんだものと理解して

自分の心を楽にさせる



s氏の母はいう

「がまんしなさい」



会津の15の教えのひとつ









s氏のマタニティーブルーをきっかけに

s氏の父は別の女性と特別な関係になり

家には戻らなかった



父親不在のまま

幼いs氏と母

s氏の妹である叔母

心配で上京してきた祖母


のちに分かることだが

s氏の両親が別居

離婚した後も

s氏の父と叔母は

時々外出会い

食事をしていた


s氏の父の方のほうは

現在同居している女性

この女性は

父が支店長をする生命会社の営業の仕事をしていた

栃木から

現在は別居している内縁の夫と

駆け落ち同然に東京に来たとのこと


お互い好きで

結婚をしたいと両親に願い出たが

両親が反対


お互いの思いを通すためなら

栃木の閉鎖的なところにいても仕方がない

思い切った行動に出る



しかし

夫の仕事がなかなか決まらず

経済的にいきずまり

二人の関係は悪化していた


そんな時に

保険の営業を募集していた

父が支店長として務める

生命保険会社に営業として就職


自分の部下として

相談に乗っていた遠征上の

結果のできごと



父にすれば

家に帰っても

うつ状態になって

電気もつけづ

子供を泣かせっぱなしでいる自分の妻を見て

どうしていいのかわからず

一時の気の迷いだった



しかし

女性は父と関係ができると

女性側が豹変する



もし私を捨てたら

私は、その場で死ぬと脅かし

ひどく嫉妬深く

例えば、仕事で遅くなると

言い続ける

誰と会ってきたの?

浮気をしてきたんでしょう

私を捨てたら、どうなるかわかっているでしょうね



例えば父が

近くの薬局に行くにしても

どこにいってきたの

浮気をしてきたのではないの?

攻め立てる



s氏の父は

自分の子供と

妻のことがきになる


どうしているんだろう

元気なのだろうか


そこで妹である叔母に連絡を取って

食事をしながら

状況を聞いた



叔母にとっては

この時間は至上の時間であった

一応名の通った保険会社の

支店長として活躍している義理の兄

なによりも

姉の夫だった人

その人を独占して

共に食事をしている


s氏の父が

自分の家族に伝えて欲しい内容など

一切姉に言わず

心にしまっていた



























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