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このところ歌舞伎界は大事な役者を次々に失っている。 どうして、こうも 驚くような訃報が次々に出されるのだろう。
客観的にみると、歌舞伎役者、特にスター性のある役者は忙しすぎる。いわゆる、メディア露出のためのオーバーワークが原因の一つだろう。20世紀までは、舞台と映画が役者の出る場所だったが、TV時代になり、出演の媒体が一気に増えた。当然、過労を精神力でカバーし、またその場では緊張の連続になり、本人たちが意識しないうちに,身体に影響が出ることになる、のかもしれない。
歌舞伎の舞台以外で、三津五郎丈にお会いしたのは、2012年9月だった。エッセイスト・関容子女史の出版記念パーティーがホテルオオタニであった。
「舞台の神に愛される男たち」というエッセイの中の一人として、パーティーに参加されていた。とてもお元気で、最後まで歓談されていた。あれからまだ3年も経っていない。何があったのか、勘三郎丈、団十郎丈の訃報を聞いたときの残念無念の悲しさがまたぶり返した。
© Ricardo Watanabe
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