渡邊 リカルド 「狸狩人亭日乗」Ricardo Watanabe

写真日誌/All Photographs(C) 2012 Ricardo Watanabe/ 文責・渡邊リカルド

芸能・歌舞伎を支える人々

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 日本の芸能や舞台、また歌舞伎を取材する。
 歌舞伎座には楽屋の三階に役者の部屋がある。それは大部屋で、脇役さん達の溜りであり化粧部屋である。伝統ある華麗なこの歌舞伎も、この脇役の役者集団がなければ成り立たない。その役者たちを三階の人、とか三階さん、と呼ぶ。その「三階の人達」の魅力を映像として捉えていきたい。
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市川団十郎 追想

 4月から、新しくなった五代目の歌舞伎座で杮落しの大歌舞伎が始まる。杮落としに向けて、新しくなった破風に櫓も上がった。
それにつけても、昨年から立て続けに亡くしてしまった大事な大事な役者を想うこのごろである。

市川団十郎、白血病を克服して元気な姿を見せていた2007年8月、国立劇場での若手の舞台稽古での指導する姿。 
赤い縁の眼鏡は、誕生日のプレゼントに海老蔵から貰ったものだと言っていた。あの独特の存在感とその声、もう見ることも聞くことも出来ない。

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残念無念、合掌。

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追悼 中村勘三郎 

突然のような死のニュース。驚きは大きかった。あれほど懸命に活躍した歌舞伎役者がいただろうか!今思い返せば、ほとんど休まずに役者をし続けたとしか思えない。
あまりにも挑戦したいことが有りすぎたのかもしれない。これからの歌舞伎にとっても
大きな損失であろう。来春の新装成る歌舞伎座の舞台での姿が見たかった。
「鰯売網」を新舞台でもう一度見せてもらいたかった。


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2007年7月 New York 公演 「隅田川続涕(法界坊)」 
リンカーンセンター・エイブリー フィシャー ホール 楽屋にて。

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大阪で嘱望される歌舞伎若手俳優坂東薪車(シンシャ)”の会が行われた。出し物は、仮名手本・五段目と六段目、休憩後は「連獅子」への挑戦である。親獅子の精は薪車、子獅子の精は市川猿弥、二人のコンビで出演するのは珍しいこと。仮名手本の後だけに舞台は明るく華やかになり、長唄と共にその舞台は始まった。それぞれ音羽屋!澤潟屋!とご祝儀の掛け声ではじまり、狂言入り後の後半は親子獅子の雄大な毛振りで終わる。上方歌舞伎で期待される役者 薪車の努力と熱心さ、良い男ぶりをみせ、観客を魅了した2日間だった。

連獅子

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連獅子   おわり

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 8月18日、19日と、大阪の文楽劇場で、上方歌舞伎の若手役者「坂東薪車の会」が催された。彼と5月頃に東京で会ったとき、写真を頼まれていたので、公演の前日に大阪に入り、公演当日、文楽劇場へ撮影にいった。 大阪はこの日も異常にに暑かった。
 
 演目は、「仮名手本忠臣蔵・五段目、六段目」と「連獅子」である。公演は注目の若手歌舞伎役者・四代目・薪車の演ずる会だけあって、音羽屋!の声に囃され、2日間共に満員の盛況であった。
 
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仮名手本 おわり

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去る10月末、浜離宮朝日ホールで、300年の時を経てこの説教浄瑠璃が上演された。
そもそも、この種の説教浄瑠璃は、江戸の初期ごろに上演されていたもので、仏教の教えを広める為に寺院などにおいて語られたものらしい。この「弘知法印御伝記」の原本は、日本には無くなっており、1960年代に現早稲田大学の鳥越文蔵名誉教授が、ロンドンの大英博物館の蔵書の中から掘り起こし発見したものだそうである。
この本の人形浄瑠璃としての再現を ドナルド キーン コロンビア大学名誉教授が勧め、新潟在住の古浄瑠璃の語り手である 越後角太夫、佐渡の文弥人形の使い手 西橋八郎兵衛 が中心となって 「越後猿八座」 を旗揚げし、再現に漕ぎ付けたものである。
あらすじは、越後の国の弥彦近くの長者一家の長男が、放蕩の末、妻の死と子供の誕生を期に発心して仏門に入り、悟りを開き、様々な法力を現した後に、即身仏として座したまま成仏する、 という物語である。
現在の近松物の浄瑠璃とは違い、洗練された味わいは無いが、野趣にとみ、力強くまた滑稽味もあり、300年前の当時の民衆は、これを固唾をのんで観、また感動したと思われる。 

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一回の休憩を挟み約4時間程の公演である。出演者挨拶の後、鳥越先生とドナルド キーン先生が観客の拍手を受け、公演は成功裏に幕を閉じた。

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この東京公演に先立ち、昨年、2009年5月、新潟において越後猿八座による、「弘知法印御伝記」の再現初演が行われた。その時の様子を昨年取材した写真で振り返ってみたい。                                          

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今回の東京公演は、新潟での初演から見て、格段にグレードアップされ、演出も面白く、江戸時代の当時の観客の興奮が伝わるように感じられ、成功だったと思う。なお、これから各所でこの説教浄瑠璃の公演が行われる予定なので、そのチャンスがあれば、是非、皆さんに見ていただきたい。 この「弘知法印の即身仏は、日本最古の即身仏として、柏崎の西生時に640年後の現在も座禅を続けている。                   終わり

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