渡邊 リカルド 「狸狩人亭日乗」Ricardo Watanabe

写真日誌/All Photographs(C) 2012 Ricardo Watanabe/ 文責・渡邊リカルド

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ロンドンを拠点としてヨーロッパ各地での日常をフォトレポートしたい。
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 なでしこ Japan の最終決戦、ロンドンでも日に日に盛り上がっていったようだ。
この日、偶然にもロンドンで2番目の孫が生まれた。しかも女の子であった。 なでしこの決勝戦の日に、余りにも面白い、素敵な偶然である。
 
 当日のチケットは、なでしこが 決勝戦に進むことを仮定して取ってあったから、万里子さんと青ちゃんの二人が行った。そして ウエンブリースタジアムから、スマートフォンのFacebook で生情報を送ってきた。 同時に、タイのBKKでも友達が集まってTV観戦をしており、ロンドン、バンコク、東京の3箇所がFacebookでつながり、ツイートと写真を送りながら観戦した。ゲームがおわり、感動して見ていたが、既に外は白白と明けていた。東京では、青ちゃんの友人たちが集まって一緒観戦したが、特に面白かったことは、若い人たちの電話の使い方を、目の前でしっかりと学んだことだった。
 
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London
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Bangkok
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Tokyo
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流石に、試合中の写真は無かった。多分緊張した試合だったから、夢中だったのか? 会場への入場から家に帰るまで、おそらく4時間はかかったろうから、交通状態の悪い中、観戦も大変だったろう。しかし、思い出としては最高のモノになるだろう。 London Olimpic ありがとう!

Paris ある日の散歩

朝起きて窓の外を見ると、今日は結構良い天気になりそうだ。 アパートの周りをを散策しようとジャケツを羽織って部屋を出た。 オデオンの広場から東に上がってリュクサンブール公園の鉄柵に沿って左に回り込み、メディシスからサンミッシェル通りの交差点に出た。太陽が結構暑く、歩くと汗をかくような陽気でジャケツを脱ぐことにした。 カフェ ロスタンに入り、昼飯に子牛のレバーステーキを頼んだ。レバーステーキだけがドンと来た。何も付け合せが付いてない。そのまま食べて外に出た。 このカフェの先には、美味しいお菓子屋“ダロワイヨ”がある。暑いのでアイスクリームを買って舐めた。猫が欲しそうに “ニャー” とフランス語で啼いた。 サンミッシェルの通りからムッシュー ラ プリンスの路地に曲がり、ぶらぶらとなだらかな坂を下って部屋に戻った。

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夜になって、オデオンの広場にあるレストラン、Mediderranee へ。地中海料理である。 ジャン コクトーが描いたた絵が付いたメニューの店である。何年か前に食事したときは白い大きな品書きにコクトーの一筆書きがいたずら書きのようにちりばめてあった印象だったが、今回のメニューの印象は少し違って、色付きの少し小さなものに変わっていた。皿にもコクトーのお日様が付いている。今日はこれで終わり。一日何もしなかったことになる。

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おわり

リュクサンブールから南に15分ほど歩くとモンパルナスに出る。大通りには有名なカフェ クーポールやドームなどが並んでいるが、その横のゆるい坂道を登っていくとモンパルナスの墓地の塀が見えてくる。 墓地の入り口の番小屋を左に見て中に入ると、そこは静かな憩いの空間である。 案内板で気になる故人の墓の位置を調べ、歩きはじめると、高い並木の通りをさわやかな風が吹き抜けていく。ベンチに腰掛け、読書をする老人や、影響を受けた人物の墓を尋ね探すような人たちがちらほら見られる。 この墓場には多くの有名な人物の墓があるが、いつ来ても賑わっている墓がひとつある。人が賑わっているのではない。墓の上が賑わっている。色々な想いを置いていく人が多い墓である。 それは、ジャン ポール サルトルとボーボワールの墓で、案内板の番号は①、入り口から右に行くとすぐ右手にある墓だ。そのほか、ボードレール、ブラッサイ、マン レイやスーティン、マルグリット デュラス、ベケット、モーパッサンと由緒ある墓を尋ねればその興味は尽きない。
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このカフェで一服して帰ろう。 巴里の昼間も短くなり気温もさがってきた。 明日は東京に戻る。  

(巴里 終わり)

巴里 光と影 その2

 巴里の街は明るい。天気の良い日は青空が澄み渡り、降り注ぐ陽光が強いコントラストを作る。そのシャドウは、乾いた空気と建物の白い反射で、微妙な色彩を帯びる。画家にとっては、多彩な表現を可能にする風土ではある。写真については、巴里を撮ったアッジェやブラッサイの時代は、カラー写真が未発達で、当然モノクロームの時代であるが、今のカラー時代になっても街を歩くとモノクロの写真が撮りたくなる。街の歴史と光のコントラストがそうさせるのかも知れない。
 
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 日本の街や風景では、どうしてもシャドウがベタッとなってしまうが、これは日本の風土であり、その中での生活が独特の感覚や芸術を生み出しているのだと思う。
 光と影。 今、日本の秋がとても待ち遠しく感ずる。
 
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つづく

巴里 雨模様 Rainy day

 朝6時ごろ喉が渇いて眼が覚めた。水を飲みながら窓の外を見ると、まだ薄暗く夜明け前である。アパートの入口の門燈がぽつんとオレンジに灯っている。もう一度横になったが眠られず、読みかけの本を読んでいたが、いつの間にか眠っていた。
 午後、用事のため地下鉄でピラミッドまで行き、帰りにサンジェルマンの市場の前のカフェに入った。朝から雲行きが怪しかったが、突然にスコールのような雨が降り出し、通りには歩く人もいなくなった。
 
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 雨は1時間ほどで小ぶりになった。カフェの隣りに座っていた老婦人も雨が上がって席を立った。サンジェルマン大通りのカフェの椅子は雨に濡れで誰も座っていない。大通りの並木も濡れて黒々としている。まだ落ち葉の季節には早いのだろう。
サイレンを鳴らし、白バイとパトカーが車の列を掻き分けて走り去った。
 
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つづく

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