のんびりと古代史

自分なりに「削偽定実」を試みる。

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王朝文化について

【丸谷才一、山崎正和「雑談 歴史と人物」(昭和51年、中央公論社) ②】
 
丸谷才一と山崎正和が
古代史・考古学から王朝文学まで、幅広い分野で実績を残した
角田文衛を交えての対談『王朝文化と後宮』。
約400年ほとんど戦争もなく続いた平安時代。
主に後宮の女官たちによって書かれた
奇跡ともいわれる王朝文学について
博識の3人が存分に話し合っている。
この対談を読んで、平安時代についての知識を
ほとんどもちあわせていないことを自覚できたことが収穫だった。
対談の中で初めて聞いたことや知識があいまいなことを
恥を忍んで、列挙してみることにした。
・仙洞御所
・王朝時代の女性はお産でずいぶん死んでいる。
 →このことが一夫多妻を正当化した。
・平安時代は嵯峨天皇(809年即位)以降保元の乱(1156年)まで
 約300年間死刑がなかった。
・宇多天皇(887年即位)の時代に変わり目があり、
 武力天皇から象徴天皇に変わった。
・平安京の人口は25万人で世界5大都市のひとつだった。
 (ローマ、コンスタンチノポリス、長安、洛陽、平安京)
・女性の社会的地位が高く、財産処分権を持っていた。
・世界の中で日本の女性の脳の容積は大きく目方も重い。
・藤原氏(摂政、関白)の奥さんはほとんど源氏だった。
 
以上はほんの一部であるが、
平安時代についてほとんど無知であることが分かった。
王朝文学を読むことによってかなり理解が深まるらしい。
「源氏物語」、「平家物語」でも
読みはじめようかという気にさせてくれる対談だった。
 
 

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