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古事記では天照大神が使者を派遣して大国主命に国譲りを迫る。
紆余曲折を経て、
出雲大社を建立して大国主命の住まいを確保することを交換条件として
国譲りは完了する。
日本書紀には、本文の他に8つの一書が紹介されている。
一書(第一)だけが天照大神主体で
他はほとんどが高皇産霊尊を最高神とする説話になっている。
記紀の編纂された8世紀初頭は天照大神を最高神としているので、
主体を天照大神から他の神に変更することは考えにくい。
したがって国譲り説話の原型は高皇産霊尊が主体だったと思われる。
天国の大王だった高皇産霊尊が
日本列島への進出をはかった国譲り神話を
古事記は天照大神主体の内容に変更して、
8世紀初頭現在で最も大きな建物だった出雲大社を建立したのは
近畿天皇家の祖先だったという
建立譚で締めくくる説話に作り変えたのだろう。
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