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永末恵子 「借景」 第二版 あとがき 

                   永末恵子 「借景」 第二版 あとがき                                               高木敏克 すべては断片であるという永末恵子の言葉は当初受け入れがたい気がした。なぜなら私は小説のように生きたいと思っていたからである。今となっても断片として甦る彼女の死は受け入れがたい。しかし、時間性のない一瞬一瞬というものの存在が彼女の存在だとしたら、それは死によって永遠を獲得するということを証明しているように思える。同時に彼女は小説のように生きることを断念していたことに気がつく。 はたして、嘘のないまま物語のように生きることは可能か?そう思って彼女の句集を読み返すとき、そこには感性のきらめきが木漏れ日の光のごとく存在するが、一切の嘘を拒絶するかのよすべて表示すべて表示

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禍々しくも鮮やかな暗箱の中で 高木敏克小説集「港の構造」を読む                    川岸則夫  高木敏克の「港の構造」は、十篇の小説が収められた、いわゆる短編集である。短編集と言っても各篇の長さはまちまち ...すべて表示すべて表示


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