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故郷の九十九里には、
広い空がありました。
山のない、平坦な土地ですから、
視界の上半分が、
見渡す限り、空の色だったのです。
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懐かしい建物、友人、
そして、
全国的に有名な、どこまでも続く、砂浜。
どれもみな、かけがえのない、
ふるさとの宝物ですが、
最近私は、
あの、広々とした空もまた、
得がたい大事な光景だったのだと、
思うようになりました。
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今回の写真は、
二子玉川商店街の様子です。
この街を訪れる方も、
なかなかこちらまで、
足を伸ばすことはないでしょうが、
おいしい食べ物の店も多いんですよ。
こうやって、改めて見てみると、
なんともまぁ、雑然としているので驚きますが。
東京の、他の街にある、昔ながらの商店街も、
ここと同様なのでしょうね。
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空が、狭いんです。
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写真の中央やや左寄り、
二子玉川商店街の看板の上に、
一本の松があります。
わかりますか?
二子玉川近辺の、世田谷区玉川の地は、
多摩川の河岸の平地です。
もともとの台地である、土地との高低差があって、
その境目が、急坂になっています。
国分寺稜線と言われるその急坂の、
坂上に、その松は生えています。
わかりずらいので、2枚目の写真で、
矢印をつけたものを、
載せました。
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この、雑多な人工物がなかったなら、
この道は、丘の上の松へ向かう道、ですよね。
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丸の内のビルの森。
郊外の工場地帯の灰色の崖。
アーケード、地下街。
空が狭い、空がない・・・
そんな場所で、私は生活しています。
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地方へ行き、おいしい空気を、
深呼吸して、胸いっぱいに吸収するように、
広々とした場所にいるときは、
思いっきり上空を見上げて、
目に入る、全ての空を、
深く感じるようにしたい。
そう、思うようになりました。
そうやって、私は、
自分の中の、何かのバランスを、
整えているのかもしれません。
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二子玉川商店街を歩いているとき、
私は、強く意識します。
この道は、丘の上の松へ、向かう道。
そして、自問してみます。
あの店の向こうには、大きな雲が隠れてない?
何か、見えずらくなっているものはない?
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目に見える世界は、常に「一部分」でしかなく、
ほんとは、もっともっと、
空は、広いはずなんです。
情報過多であるがゆえに、
見えずらくなっているもの。
狭い空を見ていると、いろいろ、
考えさせられます。
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なかなか広い空を見上げる機会もなくなってしまいましたね。九十九里、そんな素敵なところなのですね。いつか訪れてみたいです。
2006/2/13(月) 午前 0:27
●けろこさん、ようこそ。そうなんですよねぇ。空を見上げるって、意識しないと、なかなかしないものですよね。たまには、いいですよ。お勧めです。(笑)九十九里。どこまでも続く砂浜を、ぜひ見て欲しいと思います。ほんとに行かれる時は、ぜひお声をおかけくださいね。いつもコメント、ありがとうございます。
2006/2/14(火) 午後 10:19
ドキリとしました。あるのに見えないもの、たくさんあるんでしょうね。見えないものをこそ大事に出来る心が欲しいなぁ・・・。私は狭い空をそのまま眺めてます、きっと・・・(^_^;)
2006/2/14(火) 午後 11:14
目に見えている部分はほんの一部分でしかない。そうでしょうね。見えてないところにも心する余裕を持ちたいものですね☆情報過多であるために見えずらくなっているのも。。。豊かなようで失っているものなど気をつけたいです。
2006/2/15(水) 午後 7:10
●愛鈴さん、ようこそ。大好きな映画監督、トルナトーレさんの「海の上のピアニスト」で、船で生まれた主人公が、初めて陸に降りようとして、やめるシーンがあって。彼は港町を眺め、「見えない部分が、多すぎる」と言って、船を下りないことにしたんですが。見える部分を大事にするのも、また大事、ですね。いつもコメント、ありがとう。
2006/2/16(木) 午後 10:28
●tomoさん、ようこそ。そうなんですよね、見えずらくなっているもの、があるんですよね。もともと見えないもの、と、後発的な条件の変化によって、見えずらくなってしまっているもの、とは、違うんですよね。今は、その、見えずらくなってしまっているもの、が、多い時代だと感じます。ほんと、気をつけたいです。いつもコメント、ありがとうございます。
2006/2/16(木) 午後 10:31
なんだかとても懐かしい街ですね。こちらでも商店街はあるけど閉めちゃう店が多いようで寂しいです。車が多いのでこういう商店街はなくなりつつありますね(T_T)空かぁ〜あまり意識して見た事ないな。あとで夜空をベランダから見てみよう!前は飛行機がよく見えたけどセントレアが出来たら見えなくなりました、残念!
2006/2/19(日) 午後 7:46
●あふろみにらさん、ようこそ。うんざりするほど渋滞が多い東京では、逆に車で出かけない人が多くなって、意外と商店街が元気だったりします。大きな駐車場を持った総合ショッピングセンターのような施設は、都区内では難しいせいもあるのでしょうか?空、たまぁに見上げてみると、いいもんですよぉ。いつもコメント、ありがとう。
2006/2/23(木) 午後 9:40
ブログ超初心者です。ランダムでブログをみていたら、二子玉川という文字が目に入ったので、お邪魔しました。私は橋向かいの二子新地に住んでいます。私は西日本の海辺の小さな小さな町で育ちました。水平線が見えることが、当たり前だったから、空がせまいと息がつまりそうになります。だから、多摩川のそばに住んでいます。九十九里・・・いいですね。一度だけ行ったことがあります。海岸線がとっても長くて、東京からそんなに遠くないところに、こんなにきれいな浜辺があるんだとしばし感慨にふけました。
2006/5/12(金) 午前 3:02 [ mameneko ]
●mamenekoさん、ようこそ。おとなりにお住まいなのですね。私も、二子玉川のホームから、多摩川と、その上の広い空を見たとき、住むならここがいい!と、決めました。九十九里、お褒めいただき、うれしいです。ほんと、自慢の故郷です。また、ぜひ遊びに来てくださいね。コメント、ありがとうございます。
2006/5/13(土) 午後 7:11