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連載「太陽を探して」〜最終回
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「ガラスの向こう側」
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去年の5月に旅したイタリアを紹介して来たこの連載。
今回で、いよいよ最終回。
前回記事は、
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs/53515856.html
こちらです。
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イタリアには、貴重な、大事な、意味のある、
多くのものがあって、
それらが、ちゃんと呼吸できる国、だと思います。
イタリアには、まだまだ他にも、
行ってみたいところが山ほどあって、
きっとまた、訪れることになりそうです。
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今、連載の最後にあたり、
この旅のことを思い返しているのですが、
どの街の、どの光景も、
鮮やかに、私の中に焼きついているのを感じます。
素晴らしい景色に出会い、
素晴らしい料理に出会い、
素晴らしい人々に出会い・・・
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その旅を総括する、最後の写真。
何にしようか?と、とても悩みました。
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私は、彫刻についての専門的知識もない、
全くの素人ですが、
一番好きな彫刻と問われれば、迷いなく、
即座に、ミケランジェロのピエタと答えます。
私はキリスト教徒ではありませんが、
でも、この彫刻は、
そういったこととは関係なく、
いろんなものを内包した、見事なものだと思うのです。
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どの角度から見ても、あふれ出る、マリア様の悲しみ。
物言わぬキリスト。人の世の哀れ。人の怖さ。
こんなに悲しいのに、こんなに美しい。
ミケランジェロは認めないかもしれませんが、
彼の最高傑作ではないでしょうか?
マリア様が若すぎる、とか、
キリストの体の傷が少ないとか、
いろいろ批判もあるようですが。
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この彫刻は、サンピエトロ寺院の中にあります。
前回ローマを訪れた際も、今回も、
長い間、見入っていました。
ぜひ、多くの方に、
見てもらいたいですね。
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ただ、残念なことに、
現在、この彫刻は、ガラスの向こう側、です。
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私が何かで読んで知るところだけでも、
2人も、この彫刻を壊した人間がいたため、
なんですよね。
一部が壊されて、修復されている像なんです。
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理由はともかく、
かけがえのないものを破壊することは、
許されないのですが、
強化ガラスで守ろうとするのも人間なら、
破壊を企てるのも、また人間。
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ガラスのない世界。
私はそれを、夢見ています。
人それぞれが、それぞれの価値観を抱いたまま、
だれもが、みんな、幸せである世界を。
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全14回の連載に、おつきあいいただき、
ありがとうございました。
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♪思わず、私の好きな彫刻の作品は何だろう?と考え込んでしまいました。ミケランジェロの作品で圧倒的に強い印象を持っているのは『最後の審判』ですが、ピエタも印象深い作品です。美術的な論議とか知識ももちろん重要なことだけど、自分が気に入るかどうかは理屈じゃないんですよね。
2008/3/16(日) 午後 11:14
●chococoaさん、ようこそ。
そうなんですよね。専門的な分析、例えばこのピエタだと、マリア様が大きすぎるとか、いろいろ言う人がいるんですが、自分が、どう感じるか、が、全てじゃないかと思うんです。
絵もそうですが、彫刻って、やっぱり現物を見ると、感じ、違いますよね。多くの人が、きっと、この作品を見て、感じることがあるんだと思います。最後の審判も、すごい絵ですよね。あれも、現物を見て欲しいものの一つ、ですね。ものすごい人気で、見るの、大変ですけど。
いつもコメント、ありがとう。
2008/3/23(日) 午後 10:16
私もこのピエタ、見ましたよ!
このピエタもいいですが、未完成のミケランジェロが最後まで作っていたピエタも心を揺さぶりました。
いずれにせよ、ルネサンスの時代には、ものすごい天才芸術家が何人もいて、驚かされるばかりです。ルネサンス期のイタリア芸術、私大好きです。
2008/3/27(木) 午後 1:44
●萌ママさん、ようこそ。
ロンダニーニのピエタ、でしたっけ?最後まで製作していたのは?確かミラノにあると聞いたような。私は写真でしか見たことがないので、ぜひ見てみたいです。
いつもコメント、ありがとうございます。
2008/4/6(日) 午後 3:33