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2006年6月6日
ボローニャ歌劇場『連隊の娘』 ドニゼッティ
於:渋谷オーチャードホール
マリー:ステファニア・ボンファデッリ
トニオ:ファン・ディエゴ。フローレス
ベルケンフィールド伯爵夫人:エレーナ・オプラスツォワ
シェルピス:ブルーノ・プラティコ
指揮:プルーノ・カンパネッラ
演出:エミリオ・サージ
待ちに待ったボローニャ歌劇場引っ越し公演!
今回は、新世紀3大テノールのファン・ディエゴ・フローレス、ロベルト・アラーニャ、
ホセ・クーラがやってくるというので、どれを観ればよいかわかんないよー、という
贅沢すぎる選択のなか、まずはドニゼッティの『連隊の娘』を観る
超簡単にストーリーを言うと、ナポレオン戦争時代に貴族の娘とフランス軍将校の密なる恋愛のうえに
生まれた女の子「マリー」が連隊の兵隊さんたちによって育てられるが、年頃になって貴族の叔母(実際には母親)が彼女を見つけて引き取り、同じ家柄の貴族の息子と結婚させようとするけれど、最終的にはマリーの恋人で、マリーのために連隊に入った兵隊さん「トニオ」と結ばれて、めでたしめでたし
・・というハッピーエンドの楽しいオペラ
一番感動したのは、マリア役のボンファデッリ!
そこらへんの映画女優より、よほど可愛らしい顔立ちと均整のとれたスタイル
澄み切ったソプラノの高音と、体格に似あわない見事な声量
連隊で育まれた勇敢さと潔さ、高貴な生まれを思わせる気高さと上品さを兼ね備え
マリアという役柄を見事なまでに表現したコミカルな演技力!
うーん・・連隊のアイドル、というより、さすがオペラ界のアイドル!
美女であっても、実力なくしては、アイドルにはなれないものよね・・・
ピランデッロ、ニール・サイモン、テネシー・ウィリアムズ、ウディ・アレンが好きだという
彼女(私の大好きな戯曲家ばかり^^)、最高に演技派なのも、うなづけます!
そして、注目のテノール、フローレス
連続9回ハイCを軽々と歌いあげる安定した高音は、ほんとうに感動的!
敬礼しながら客席に笑顔で振り向く、という動作を何度も繰り返しながら
ちゃんとアンコール、歌ってくれました! おちゃめなベルカントの貴公子♪
なんと、2010年まで出演契約がいっぱいだとか・・・
最大限に楽しい舞台を・・という演出家の意図どおり、脇役の出演者たちの動きも完ぺき!
マリーの歌の練習の伴奏をしているピアニストが、とっくりでお酒をぐびぐび!ってシーン
には、思わず吹き出しそうになっちゃった!
オケは目立ちすぎず、あくまでも舞台を支えるという絶妙なバランスでの演奏
音響(というか1階席中程の最左端という座席)のせいかもしれないけれど、ラタプラン(行進曲)
も派手に響きすぎることなく、オブラートで包んだような優しい音色で、私には心地よかった
歌手は? オケは? 指揮者は? なんて、いろいろ考えをめぐらすことなく
素直に、するりと感情移入ができて、笑ったり、目が熱くなったり・・・
時間を忘れて、無心で楽しめた舞台だった♪
というより、こんなに凄い歌手たちを集めたオペラを観られたことに感動!
(ワイン会じゃないけど、私的には共通するものがある・笑)
パンフの黒田恭一さんのパクリですがm(__)m
やっぱり、オペラは素晴らしい^^♪
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