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今月3本めのオペラは、メトロポリタン歌劇場の『ワルキューレ』
しかし、いくら大都市の東京とはいえ、ボローニャとメトロポリタンの両歌劇場の来日
日程バッティングしすぎ!! まさに、お盆とお正月がいっぺんに来ちゃった感じ(笑)
こういうときに限って仕事が忙しいから、仕事して、オペラの予習して、ドキドキしながら
オペラに出かけて(だってスゴイ歌手ばっかり!)、ワイン飲んで(これはつけたし・笑)
と、本来なら、もっと優雅に楽しむべきなのに、なんだか、めまぐるしい3週間だった
6月18日(雨) メトロポリタン歌劇場『ワルキューレ』
NHKホール
ジークムント:プラシド・ドミンゴ
ジークリンデ:デボラ・ヴォイト
フンディング:ルネ・パーペ
ヴォータン:ジェームズ・モリス
ブリュンヒルデ:デボラ・ポラスキ
作曲:リヒャルト・ワーグナー
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
ついにドミンゴに再会♪ とても65歳とは思えない若々しさと見事な声量
現在のドミンゴを、ナマで観られただけで超感動!
とにかく、歌手はみんな素晴らしかった!!
以下、独断と偏見の感想なり・・・
この演出版は1986年に初演されたとのこと。いわば、現代的な「指輪」の演出が
行われる前のバージョンなので、きわめてオーソドックスな舞台設定
絵画のように美しい舞台なのだけれど、照明が暗すぎて、歌手の表情がわかりづらい。
装置の移動がなく、歌手の動きも少ないので、視覚的にはかなり退屈・・・
特に第2幕、ヴォータンの語りの部分、字幕を観ながらにしても、変化のない舞台を
観ているのは、正直いって、少々つらかった・・・
とにかく5時間という長時間のオペラ。ドラマチックとはいえないワーグナーの音楽と
漢字の多い字幕(笑) へたをすると、途中で飽きてくる
なるほど、そこで登場したのが、現代的な演出の新国立劇場の『トーキョーリング』、
そして宇宙的な印象すらある、ぶっとんだマリンスキー劇場の『リング』だったのだ
なーと、改めて納得〜
私が観た『ワルキューレ』は、退屈さとは程遠い演出の、この2つだけだったので、
特にそう感じたのかもしれない
し・か・し、である・・・・・
第3幕の最後、岩山が炎で覆い尽くされるシーンは、それまでの地味な舞台とは対照的
に、真っ赤な照明の炎とスモークで覆われ、静かに眠りにつくブリュンヒルデのイメー
ジが、次に続く『ジークフリート』の舞台をも喚起させ、いつのまにか私は、茫然と、
真っ赤な舞台に魅了されていたのだった
ヴォータンも、ブリュンヒルデも、あくまで人間的だった
少ない動きのなかでも心理的な葛藤が心に響いてきたのは、やはり名歌手のなせる技な
のだろう
恐るべし、メトロポリタン in NY♪
マリンスキー劇場の新演出は素晴らしかったけれど、どこか「スターウォーズ」的な
安直な印象があったことも確か(それにしても、マリンスキーがロシアでメトはアメリ
カというのが面白い!笑)
あらためて、神々とはいえ人間らしい、古典的な『ワルキューレ』に感動させられたの
だった(この演出は今回の日本公演で最後らしいけどね・・)
メトの指揮者ジェイムス・レヴァインが、肩の手術のために来日できなかったことは、
とても残念だったけれど、メトロポリタン歌劇場のポリシーみたいなものを、観せても
らったような気がした♪
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ご無沙汰してしまいました。6月の外来、二つ行かれたのですね!METのヴァルキューレは素晴らしかったとあちこちで聞きました。それにしても65歳になってもジークムントを歌っているドミンゴは凄いですね。/余談ですが、ジークリンデのヴォイトは40kgのダイエットを成功させたそうですよ。
2006/7/17(月) 午前 11:12 [ mar*in*bba*o ]
matinabbadoさん 実はベッリーニも行きました。ドミンゴは本当に年齢を感じさせない存在感でした。肉体的にも、かなり鍛えていると思います。ヴォイトの40kgダイエットは凄いですね。声量を衰えさせずに体重を落とすことは並大抵の努力ではないと思います。名歌手は素晴らしいですね♪
2006/7/19(水) 午後 7:46