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3月30日、私は天王洲銀河劇場に玉野和紀さんがトータル・クリエイターをつとめる「CLUB SEVEN」を観に行った。玉野さんには少し前、池袋の芸術劇場でお目にかかっていて、そのご縁で今回、足を運んだのだ。
日本でも一流のタップダンサーとして知られる玉野さんは、演出家・振付師としても実績を残している。「CLUB SEVEN」はいわば「ベスト・オブ・玉野和紀」の内容で、ご本人のダンスや演技はもちろんのこと、その他のメンバーとの群舞や楽しい掛け合いも楽しむことが出来る。その名の通り、本来は7人の出演者が登場するが、6回目の今回は2人増えて9人となった。どのメンバーも素晴らしいのだが、私が気になった3人について少しコメントしたい。
西村直人さん・・最近、TSミュージカルでも拝見した西村さんは大きな瞳とコミカルな演技が印象的。「CLUB SEVEN」には1回目から出演していて、舞台への登場とともにステージがパッと明るくなる。
瀬下尚人さん・・「THE CONVOY SHOW」にも参加。玉野さんとの共演は久しぶりのようだが、二人の息はピッタリで、さすがベテランが出てくるとステージが一気に引き締まる気がする。
美羽あさひさん・・宝塚の娘役として活躍した美羽さんにとって、今回が退団後の初舞台だ。確かな演技力と歌唱力に加え、とても華のある女優さんで、素敵なオーラを放っていた。
そして今回、私がもっとも感動したのは玉野和紀さんの才能である。実は「CLUB SEVEN」を観るのも今回が初めてなのだが、観た人からは「とにかく素晴らしい!面白い!」と絶賛の声を耳にしていた。実際に観て思ったのは、ダンスや歌、さらにはお笑いの要素も含めて、一つのエンターテインメントに仕上げる玉野さんの能力の高さだ。お笑い的な要素も数多く含まれているのだが、ベタな笑いのようでいて決して下品にはならない。観ている人が何に感動して、何に笑うのか、とても上手くツボを押さえている気がする。観劇後の満足度もきわめて高い。
楽屋でお会いした玉野さんに私はこう話した。「とても庶民的なたたずまいのお店に入って、一流の職人さんの美味しい天ぷらをご馳走になった気分です」玉野さんは笑いながら、「それは素晴らしい褒め言葉ですよ」とおっしゃってくださった。この才能が女優の黒木瞳さんからも認められ、ディナーショーの演出を任されたのだと思う。
これからはしっかり、玉野さんの舞台はチェックしたいと思っている。
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