立花裕人のFREEWAY

フリーキャスターで、作詞家としても活動する立花裕人のブログです!

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韓流ドラマの魅力1

 シンヘソンさんへの楽曲提供は、私と韓国との距離を急速に縮めた。あらためて、シンファ(神話)と東方神起の魅力を再認識することになった。
 さらに、ヘソンさんの番組を見ようと、KNTVとMnetを契約したのだが、これがきっかけとなって韓国ドラマを見るようになった。フジテレビの韓流αとシンクロして、「太陽の女」や「華麗なる遺産」を放送していたが、家に帰っての録画の再生が大きな楽しみであった。
 「太陽の女」は主人公の少女時代におきたある出来事が、その後の姉妹の人生に大きな影響を及ぼす様がテーマとして描かれる。花形女性アナウンサー、シン・ドヨンを演じるキム・ジスは柔らかく美しいオーラを放つ女優で、後半の自責の念にとらわれるシーンは悲しく美しい。ジュンセを演じるハン・ジェソクは目鼻立ちがはっきりとしたイケメン俳優だ。ドヨンに思いを寄せる青年をチョン・ギョウンが演じている。彼は決してイケメンではないのだが、優しい眼差しがとても魅力的な俳優だ。「千万回愛してます」でも優しいオーラを大放出している。
 「華麗なる遺産」は昨年、SBSで大ヒットしたドラマだ。わがままなお坊ちゃまを演じるイ・スンギは笑顔が可愛く、「韓国国民の弟」として、ものすごい人気を誇っている。ヒロインのコ・ウンソンを演じているのはハン・ヒョジュ。どことなく深田恭子似で、とてもチャーミング。彼女も「みんなの妹」的雰囲気を持っている。余談だが、「韓国国民の妹」と呼ばれているのは、浅田真央ちゃんのライバルのキム・ヨナだそうだ。
 「華麗なる遺産」では脇役の俳優の演技が素晴らしい。キム・ミスク演じるソンヒはウンソンの義母だが、とにかく憎憎しいのだ。キム・ミスク本人は美しい人だが、その美しささえも鋭い棘をカモフラージュする花弁に見えてくる。一方、ウンソンのおばあさん的存在のチャン社長を演じているのが、どこか赤木春江さんとオーバーラップするハン・ヒョジン。苦悩しながらも強く優しい女社長を見事に演じている。
 それにしても、韓国のドラマは面白い!韓国社会自体がドラスティックにダイナミックに展開しているからこそ、ドラマにもそのような要素が反映されているのだろうか。北朝鮮との緊張、一族の絆の強さ、いまだ色濃く残る儒教精神、日本よりも進んでいるネット社会とネット上の罵詈雑言。日本人の駐在員が韓国でしばらく生活すると、韓国社会で生きることはタフなことだと感じるというが、その社会構造が日本社会よりも、良くも悪くも多層的で複雑なのかもしれない。タフな社会だからこそ、極上のバラードや甘いラブストーリーも必要とされるのだろうか。
 
 
 私がポップスを聴くようになったきっかけは、中学2年の頃にさかのぼる。ラジオから流れてきたクイーンやイーグルスのサウンド、カーペンターズの歌声などに心打たれたのだ。私が青春時代を過ごした70年代にはAORと呼ばれるソフトなロックが流行り、シンガーソングライターが次々に現れては、泡のように消えていった。
 その中で、キャロル・キングとジェームス・テイラーは別格の、実力と人気を併せ持ったアーティストだ。キャロルは50年代の終わりからドリフターズ等に曲を提供する売れっ子ライターだったし、ジェームスはその艶のある透明感のある歌声で私の心を魅了した。余談だが、ラジオで竹内まりやさんにインタビューした際、もっとも好きな歌声として、まりやさんはジェームス・テイラーの名前を挙げていた。
 その2人のコンサートがあると知り、私にはかなり珍しく先行予約でチケットを入手したほどだった
 
 4月16日(金)、私は学生時代の音楽をきっかけに仲良くなった友人とともに、冷たい雨が降る日本武道館へと足を運んだ。想像はしていたが、観客の平均年齢はきわめて高い。40代の後半から50代にかけてがメインで、コンサート自体に来たのも久しぶりという人も多かったのではないだろうか。少し残念だったのは、多くの人が元気には見えなかったこと。おそらく、仕事をめぐっては抱えているものも多く、不況の波を真正面から受けている世代だと思う。だからこそ、夢ふくらませていたあの頃に戻るため、決して安いとはいえないS席1万5千円のチケットを入手したのだろう。
 
 私は当初、2人は別々に歌って、最後にジョイントライブになるのかと思っていた。しかし、そうではなく、ギタリストの一人がジェームス、キーボードの一人がキャロルという感じに一つのバンドという形式を取り、それそれの曲を順番に演奏する形だった。キャロルが歌う際にはジェームスがコーラスとギターを担当、ジェームスが歌う時にはキャロルがサポートに回っていた。
 演奏曲目は二人とも初期から中期にかけての曲が多かった。キャロルは大ヒットアルバムの「つづれおり」(タペストリー)からがメインで、ジェームスも初期の頃がメインだった。彼には「JT」という名盤があるのだが、ここからの曲がなかったのは残念だった。この頃は歌手のカーリー・サイモンと結婚していて、その幸福感がサウンドに現れていた。あの頃は彼にとってはタブーなのだろうか?もしくは、カーリーを取られてしまったドラマーのラス・カンケルが一緒だったこともあって、何か気まずい雰囲気になるのを避けたのだろうか?
 そのような詮索はさておき、二人の歌声は素晴らしかった!ジェームスの昔ながらの艶のあるヴォイスは健在だし、キャロルはアップテンポのナンバーで観客を総立ちにさせていた。
 驚いたのはキャロルが現在68歳であるという事実。30代の頃よりもチャーミングになったような気がしたし、会場全体への気配りはとても初々しかった。このように年を取りたいものだと、妙なところで感心してしまった。
 会場全体がもっとも感動したのはアンコール前のラストナンバー、「きみの友だち」(YOU'VE GOT A FRIEND)が演奏された時だ。この曲を作ったのはキャロルだが、後にジェームスもヒットさせている、いわば二人の架け橋のような曲だ。二人のしっとりとした歌声と歌詞の素晴らしさに涙している人が何人もいた。
 
 決して派手でなないが、とても心に染み入るライブだった。コンサート開始前よりも終わってからのほうがみんなの顔も元気に見えた。そして、私はシンヘソンさんらに歌詞を提供しているが、作詞家としての原点もこの時代にあったのだなと、あらためて認識することが出来た。
 3月30日、私は天王洲銀河劇場に玉野和紀さんがトータル・クリエイターをつとめる「CLUB SEVEN」を観に行った。玉野さんには少し前、池袋の芸術劇場でお目にかかっていて、そのご縁で今回、足を運んだのだ。
 日本でも一流のタップダンサーとして知られる玉野さんは、演出家・振付師としても実績を残している。「CLUB SEVEN」はいわば「ベスト・オブ・玉野和紀」の内容で、ご本人のダンスや演技はもちろんのこと、その他のメンバーとの群舞や楽しい掛け合いも楽しむことが出来る。その名の通り、本来は7人の出演者が登場するが、6回目の今回は2人増えて9人となった。どのメンバーも素晴らしいのだが、私が気になった3人について少しコメントしたい。
 西村直人さん・・最近、TSミュージカルでも拝見した西村さんは大きな瞳とコミカルな演技が印象的。「CLUB SEVEN」には1回目から出演していて、舞台への登場とともにステージがパッと明るくなる。
 瀬下尚人さん・・「THE CONVOY SHOW」にも参加。玉野さんとの共演は久しぶりのようだが、二人の息はピッタリで、さすがベテランが出てくるとステージが一気に引き締まる気がする。
 美羽あさひさん・・宝塚の娘役として活躍した美羽さんにとって、今回が退団後の初舞台だ。確かな演技力と歌唱力に加え、とても華のある女優さんで、素敵なオーラを放っていた。
 
 そして今回、私がもっとも感動したのは玉野和紀さんの才能である。実は「CLUB SEVEN」を観るのも今回が初めてなのだが、観た人からは「とにかく素晴らしい!面白い!」と絶賛の声を耳にしていた。実際に観て思ったのは、ダンスや歌、さらにはお笑いの要素も含めて、一つのエンターテインメントに仕上げる玉野さんの能力の高さだ。お笑い的な要素も数多く含まれているのだが、ベタな笑いのようでいて決して下品にはならない。観ている人が何に感動して、何に笑うのか、とても上手くツボを押さえている気がする。観劇後の満足度もきわめて高い。
 楽屋でお会いした玉野さんに私はこう話した。「とても庶民的なたたずまいのお店に入って、一流の職人さんの美味しい天ぷらをご馳走になった気分です」玉野さんは笑いながら、「それは素晴らしい褒め言葉ですよ」とおっしゃってくださった。この才能が女優の黒木瞳さんからも認められ、ディナーショーの演出を任されたのだと思う。
 これからはしっかり、玉野さんの舞台はチェックしたいと思っている。
 4月3日、韓国専門チャンネルのMnetで、2月26日のシンヘソンさんのショーケース最終日の模様が放映されました。私がショーケースに足を運んだのが前日25日、違いも含めて感想を何点か述べたいと思います。
 まずはヘソンさんの表情。これは26日のほうが圧倒的に良かったですね。大阪ではあまりにも喉の調子が悪く、終演後は涙を流していたヘソンさんにとって、緊張から解放される喜びと安心感がいっぱいだったのでしょうか。
 何と言っても特筆すべきは(作詞した私にとって!)、「GONE TODAY」のバラードバージョンの披露でしょう。ヘソンさんの片腕であるVINKさんの提供曲は今回のアルバムでは一曲のみでした。それだけに、ヘソンさん、VINKさんにとっては思い入れのある曲だと思います。
 私はVINKさんの作曲能力は素晴らしいと思っていましたが、あれだけアップテンポの曲をバラードにしても美しいということは、もともとの曲がいかにきれいなメロディーであるかの証明です。そして、最後にしっかり「I LOVE
YOU」をファンに向かって言っていたので、心がときめいた方も多かったはずです。
 VINKさんについて少し補足すると、アレンジャーとしてもきわめて優秀な方です。「コトバにできない」にも、1分近い美しいイントロがついていますが、これはVINKさんの作曲です。作曲家の木住野佳子さんとは、25日のショーケースを一緒に見ましたが、「VINKさんはキーボードプレイヤーとしても素晴らしい」と感心していました。
 そして、ヘソンファンの盛り上がりも最終日のほうが熱かった気がします。いよいよ見納めになってしまうショーケースということで、ファンも最後のパワーを振り絞って応援したのでしょう。
 こうなると、夏にも予定されている日本でのライブがとても楽しみになってきました。美しいバラードからスタートした昨年の韓国のライブから察すると、ショーケースと同じように「コトバにできない」から始まるのかな、などと私も期待が高まってきています。
 
 
 
 3月28日、ル テアトル銀座に音楽座ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」を観に行った。音楽座ミュージカルは私がアドバイザー的なことをさせていただいている、もっとも応援しているミュージカル団体の一つだ。
 結論から言うと、とても素晴らしい出来で、あらためて音楽座ミュージカルにとっての代表作であることを実感した。ストーリーの奥深さ、役者の頑張り、主題曲の質の高さなどが心の奥にじんわりと広がっていく。
 このミュージカル、ストーリーを簡単に説明するのが難しい。不幸な生い立ちの若い女性と夢見る新進作曲家のラブストーリーが基本なのだが、そこに宇宙人が登場したりもする。こう書くと突飛な印象を持つかもしれないが、時空を超えた愛や命の大切さを訴えていて、違和感はまったくない。この宇宙に生かされていることの貴重さを私たちに感じさせてくれる。
 主人公の折口佳代を演じる高野菜々さんには若々しい魅力とともに、最近は落ち着きも出てきた。心の情感を無理せずに出せる余裕も感じられる。間違いなく、今の音楽座ミュージカルの看板女優に成長してきた。
 三浦悠介を演じる安中淳也さんは男優の看板の一人だ。私が彼を初めて観たのは「とってもゴースト」の主役に抜擢された時だったが、その頃と同じく、誠意あふれる若い男性を演じさせたら彼の右に出る人はいないだろう。稽古場では、とてもシャイな印象があるが、舞台に立つとエネルギーが一気に放出される。
 
 私と音楽座ミュージカルとの縁は、音楽座ミュージカルのベテラン俳優である新木啓介君がもたらしてくれた。新木君と私は大学時代、同じ演劇サークルに所属していたのだ。
劇団四季にもいた新木君は長身とダンス力を活かして、さまざまな役にトライしているが、今回のテムキという宇宙人役はもっともハマリ役かもしれない。そのルックスとコミカルな演技で笑いに誘う。

 そして、「ドリーム」というこのミュージカルのテーマソングがとても素晴らしい。その名の通り、夢見ることの大切さを歌っているのだが、疲れたりしている時に聴くと、パワーを与えてくれる。
 一人でも多くの人にこのミュージカルを観てほしい。

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