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7月17日、天王洲アイルの銀河劇場でブロードウェイミュージカル「スペリング・ビー」の初日を観た。友人である坂元健児さんが出演する舞台は欠かさず観ている。
スペリング・ビーは日本人には馴染みが無いが、アメリカでは国民的な人気を誇るスペリング・コンテストだ。antediluvian(ノアの洪水以前の、時代遅れの)、sacrilegious(冒涜)といった難解な英単語のつづりが言えるかを子供達が競う。日本にたとえると、難解な漢字の書き取りを競う大会のようなもの、と言えるかもしれない。
この大会に出る子供達の複雑な感情や緊張、生い立ちなどにスポットライトをあてているのが、この作品だ。坂元健児さん演じるチップは前大会の優勝者。その他に藤井隆、新妻聖子、梶原善といった名優がコンテストに参加する子供を演じ、村井国男、今井清隆、安寿ミラの3人が主催者側の大人として出演するという豪華な布陣だ。
この作品の大きな特徴は舞台と観客が一体化していることで、観客一人一人がまさに目の前でコンテストを見ている気分になる。さらに、観客の数人が実際にコンテストに参加することも出来るのだ!軽い演技も要求され、まさに俳優気分も味わえる演出になっている。
日本では斬新な演出に加え、立派な大人である俳優陣がうまく子供の心理を演じているのが最大の見所だ。その一方、スペリング・コンテスト自体にあまり馴染みが無いことと、子供達のストーリーなので、大人が感情移入しにくい部分が多いかもしれない。
ちなみに、坂元健児さんは2幕で思わぬ役柄で出演するので、乞うご期待だ!
「スペリング・ビー」は8月2日まで銀河劇場で、その後は名古屋、大阪、福井公演が予定されている。
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