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先日、フジテレビNEXTでシンヘソンさんの特集番組が放映された。私もヘソンさんを応援している一人として、この番組のために一ヶ月フジテレビNEXTを契約した。
結論から言うと、この番組でヘソンさんのアーティストとしてのストイックさ、さらには良い意味での完璧主義が浮き彫りになった。ますます彼を応援しようという気になった。
番組はショーケースのオープニング場面からスタートする。「コトバにできない」とともに、ファンの歓声がヘソンさんを包み込む。
その後、ヘソンさんのソウルでのインタビューへと場面は転換する。なかなかプライバシーを公表することが少ない彼だけに、アウディを運転しながら笑顔を交えて話す姿もとても珍しいそうだ。
ソウルでの撮影シーンにおいても、彼のストイックさと完璧主義を私たちは間近に見ることになる。
私がもっとも驚かされたのは、ショーケースに向けての念入りなリハーサル風景だった。日本語の発音に不安を持っているため、スタジオを借り切って、何とか100%に近い形で歌えるようにと何度も何度も練習をしていた。私が作詞した「GONE TODAY」には「気がついたら」というフレーズがある。「つ」を始めとする「た行」の発音は韓国人には難しいと言われている。特に厄介なのが「つ」だ。
韓国のアーティストが「つ」の発音が苦手だということは事前に聞いていたものの、どうしても自分なりの世界を表現したかったため、結果としては「た行」のいくつかの言葉は詞に残ってしまった。
「気がついたら」をきちんと発音出来るようにと、何回も繰り返して練習するヘソンさん。私も番組を見ながら、「そこまで完璧を目指さなくても」と思ったが、なるべくネイティブに近い発音で歌を届けたいという彼のファンへの熱い思いだと受け止めた。
大阪でのショーケースではかなり喉の調子が悪かったようで、満足いく歌声が出なかった。ショーケース後に思わず頭を抱える彼の姿を見て、歌手としての苦悩と目指すものの大きさを思い知らされた。
彼が思わず素顔になったのは、愛する両親が先月26日の東京でのショーケースに来ていて、楽屋で対面した時だった。両親と抱き合い、穏やかに話をする姿には、のしかかるプレッシャーから一時的に解放された安堵感があった。
私が「コトバにできない」の作曲者の木住野佳子さんと楽屋を訪問したのが前日の25日のこと。この時はかなりの時間を割いてくれて、私たちとも談笑することが出来たのだが、次の日だったら、ご両親との対面で時間いっぱいになっていたかもしれない、と番組を見ながら思った。
この番組を見て、作詞者として今回のアルバム制作に関わることが出来たことにあらためて感謝し、これだけの熱意を持ったアーティストの力になりたいとあらためて強く感じた。
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