|
音楽を永年愛している私にとって、今年はショッキングな年だ。
渋谷と吉祥寺にあるCDショップHMVがともに閉店するのだ。特にセンター街のベストロケーションに
ある渋谷店は、ちょっと時間のある時に最新の音楽情報をチェック出来て、重宝していた。
今年はCD業界にとっては最悪の年で、売上が激減している。
不況でCDにまで手が回らないということが最大の原因。さらにネットを使っての無料ダウンロード(違法!)、
必要な曲だけを買うという人も増えてきている。つまり、アルバム10曲前後で二千円から三千円は
高いと多くの人が判断しているのだ。
確かにそうかもしれないのだが、私は「ちょっと待って!」と声を大にして言いたい。
私は個人的に思春期から音楽に励まされ、癒されてきた。悩んでいるさなか、カレン・カーペンターの
歌声が背中を押してくれたし、フレディー・マーキュリーの声が幻想的な世界に誘ってくれたし、
ドン・ヘンリーの歌声が男の渋さを教えてくれた。
バイト代のほとんどが当時のレコード代に消えていった。アーティストが発表する新譜を買うのは
ファンとして当然の行為だと思っていたし、駄作だったとしても、無駄とは思わなかった。
レコード・CDを買うことがアーティストの生活を支えているという意識は底辺にはどこかしらあった。
現在、私は作詞家としても活動し、微力ながらも音楽制作をしているが、もともと音楽制作には
リスクも大きいし、バカ売れしない限り、決して儲かる商売でもない。
それに加えてのCD売上激減で、音楽関係者も多くの人が悲鳴を上げている状況だ。
私は音楽家という世の中のヒーラー、人を励まし癒すことを生業としている方を支える意味でも、
出来る限り好きなミュージシャンのCDは購入してもらいたいし、ライブにも足を運んでほしい。
世の中から素敵な音楽が無くなるということは、私たちの精神性の退化につながることを肝に
命じるべきだ。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- その他音楽




