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6月26日、私は午前中の飛行機で羽田からソウルへ向かった。
今回の訪韓の大きな目的はシンファ(神話)のシンヘソンさん(以下、敬称略)のコンサートを観ることだった。
午後5時、地下鉄「新堂」駅の近くにある忠武アートホールに到着した。開演一時間前だったが、熱心な
ヘソンのファンが会場に駆け付け、すでに静かな熱気が盛り上がりつつあった。
そして、午後6時を迎え、シンヘソンのソウルコンサート最終日の幕が上がった。
結論から言うと、とにかく「素晴らしい」ステージだった。そして、あらためて韓国の優れたエンタテイナーで
あることを見せつけた一夜であった。
選曲はリリースされたばかりの4集から、さらには過去のヒット曲、LINKIN PARKのカバー等とバラエティに
富んでいた。「ファンを飽きさせない」ことはアーティストにとってはきわめて大きな課題であるが、今回は
ヘソンの努力、さらにはスタッフの愛情が結実していたと感じる。
今回感心したことにステージでの演出がある。歌に合わせてイメージした映像が流されたが、これらの
演出がきわめて冴えていた。日本での映像、雨だれをイメージしたCGなどが歌のバックで曲をさりげなく
盛り上げていた。
コンサート前にスタッフに聞いたところでは、事務所「ライブワークス」のイ社長が舞台演出にも深く
関わっているとのことだったが、イ氏のヘソンへの、さらにはファンへの想いがひしひしと伝わってきた。
そして、ステージには十数人のミュージシャンが音楽を奏でる。弦楽器の奏者が4人、管楽器が3人、
これだけ揃えていれば音はきわめて厚くなる。もちろん、それだけの経費はかかるわけだが、このあたりに
手を抜かない姿勢もライブの完成度を高めていたことは間違いない。
そして、シンヘソンのアーティストとしての完成度の高さには素直に賞賛の拍手を送りたい。
イ・ムンセ氏からシン・スンフン氏へと継承されるバラード歌手のDNAを受け継ぐヘソンが、
バラード歌手の資質のみならず、エンタテイナーとしての実力をもしっかりと見せつけた。
ムンセ氏が敬愛するアーティストにアメリカのバリー・マニロウを挙げていた。私はバリーの
ステージは十回近く見たが、バラード歌手、そしてエンタテイナーとして、とにかく素晴らしい。
バラードシンガーは人としての優しさや切なさを歌うわけだが、同時に人を元気づけ、前を向かせる
パワーも要求される。だからこそ、多くの人に愛されるわけだ。アメリカのビング・クロスビーや
フランク・シナトラから脈々と継承されるDNAはこの日の忠武アートホールでも健在だった。
そして、ロックを歌うヘソンもカッコいい!LINKIN PARKのカバーを歌っていたが、彼のプロデューサー
の一人であるVINK氏も好きなグループだ。そして、私が日本語詞をつけた「GONE TODAY」でも
盛り上がった。(この日はVINK作の韓国語バージョンだったが)
とにかく全体を通して、飽きさせない構成も素晴らしかった。
何といっても、アジア各国から集まったファンの声援が彼を盛り立てた。特に、韓国のファンの熱い
声援がヘソンのパワーを倍加させていたことは間違いない。
私も何人かの韓国のファンと話をさせていただいたが、素直でステキな女性ばかりだった。
やはり、しっかりとコトバのコミュニケーションが取れ、自宅もあるソウルでのライブはまさにホーム
ならではのリラックス感にあふれていた。
「一度は観たほうが良い」と勧められていたソウルでのヘソンのコンサートは私に大きな感激を与え、
またソウルにはヘソンのライブを観に行きたくなった。
最後に、今回の私の訪韓をサポートしてくれたVINK氏、ライブワークスのイ社長、ライブワークス
ジャパンのユさんに心からの感謝を表したい。チョンマル カムサハムニダ!!
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