立花裕人のFREEWAY

フリーキャスターで、作詞家としても活動する立花裕人のブログです!

コンサート

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坂元健児ライブ

 12月4日、私は渋谷のヤマハエレクトーンシティ渋谷を訪れた。良き友人であるミュージカル俳優の坂元健児さんのライブを聴くためだ。100人規模の小さなホールだが、歌唱力で定評のある坂元さんの歌声を間近で聴きたいというファンにとってはとても快適な場所だ。
 結論から言うと、最近観たライブの中でも何本かの指に入る素晴らしいステージだった。
 第一に坂元さんの歌声がきわめて良く響いていた。レミゼが終わり、体調も万全ということもあるかもしれないが、声の強弱やデリケート表現力など、歌手としての才能も進化中なのだと感じさせる。さらに、会場の音響も坂元さんの歌声のニュアンスを上手くとらえていた。小さなホールならではの心遣いだろうか。
 第二にゲストを迎えたことが成功に導いた。今回は坂元さんが舞台で共演した小林遼介さんと本田育代さんという二人のボーカリストを迎えたのだが、二人とも上手く、さらに坂元さんとの声の相性が良いのだ。小林さんは長身で甘いマスクの持ち主。英語も堪能で、別所哲也ジュニアという雰囲気を私は感じた。ミュージカル「レント」からの「WHAT YOU OWN」では、迫力あるロックデュオを聴かせた。坂元さんも本当に気持ち良さそうに歌っていた。本田さんは知性を感じさせる美人で、歌声にもとても品がある。ミュージカル「アイーダ」からの「星のさだめ」など、本家よりも上手いのではないかと思わせるデュエットには感動した。そして、忘れてはならないのが、エレクトーンの伴奏を担当している宮崎誠さんだ。その才能が買われ、来年にはミュージカルの音楽監督もつとめるとのことだが、エレクトーンかピアノ一台での伴奏でも、とても迫力を感じさせる素晴らしい演奏だった。
 選曲もクリスマスを控え、ロマンティックなものも多かった。槇原敬之の「北風」や母への感謝を表した「あなたへ」など、心がほっこりするナンバーに感動した。
 このライブの内容ならもっと大きなステージでと欲も出てくるところだが、コンパクトなホールならではのアットホームさが成功の大きな要素なのかもしれない。
 来年の坂元さんにも大いに期待したい。
  

 アナタはGLEAN PIECE(グリンピース)という2人組の沖縄出身のレゲエ・ユニットを知っていますか?沖縄のチャートでは初登場1位が当たり前で、何曲も沖縄ではタイアップがついていて、デビュー3年目にしながら貫禄も備えてきている。
 私が懇意にしている沖縄のユニット「しゃかり」と同じ事務所ということもあり、私も彼らの東京でのサポーターの一人だ。
 彼らの東京でのワンマンライブが10月4日、南青山のライブハウス「月見ル君想フ」で行われた。東京での初のワンマンであり、関係者はどれだけ人が集まるか、不安だったとしてもおかしくはない。杞憂を吹き飛ばすように、会場には100人近いファンが集まった。若い女性が多いのも、UTA(ユウタ)とSHIN(シン)、2人の魅力からだろう。
 グリンピースの音楽はポップなオキナワン・レゲエである。まったりも出来るし、アップな曲ではハイテンションにもなる。そして、彼らの音楽の最大の魅力はとにかく「明るさ」にある。歌詞はストレートに心に届くし、小難しいことを主張することもない。とにかく、「人生を楽しもうよ!」というポジティブな気持ちがいっぱい詰まっていて、こちらもとても元気になる。
 私はレゲエの本場であるジャマイカに行ったことはないが、ネイティブが住んでいたところに白人がやって来て、さらには奴隷としての黒人がアフリカから連れてこられた。黒人のその島での哀愁や悲哀がレゲエへと昇華していったのだろう、
 沖縄も悲しい歴史のある島だ。悲哀のDNAが戦争を知らないUTAとSHINに受け継がれていても何の不思議もないだろう。というようなもっともらしい分析も要らないほど、彼らの音楽は突き抜けていて、とにかく気持ちイイのだ。チャンスがあれば、ぜひ聴いてほしい。
 全国的な人気者になってもおかしくない2人。私は微力ながら、最大のエールを彼らに送ることを胸に誓っている。

8月2日は語呂合わせでハーブの日だそうだ。そのハーブの日にライブを行っているのがシンガーの鈴木重子さんだ。私が鈴木さんにラジオの仕事でインタビューしてから10年ほどが経過した。東大卒の才媛でありながら気取ったところが全く無く、飾らないナチュラルさが魅力の鈴木さんとは住んでいる場所が近いこともあって、地元の話題でも盛り上がったのを覚えている。
 なかなかライブに足を運ぶことが出来ない状態が続いていたのだが、ピアニストの木住野佳子さんとコラボしていることをしばらく前に知り、お二人のライブに行きたいと強く想っていたのが実現した。木住野さんともラジオをきっかけに知り合い、大変お世話になっている。
 前置きが大変長くなったしまったが、二人のコラボステージに足を運んだのがもちろん8月2日。場所は六本木のスイート・ベイジルだ。大人のお客さんが多く、会場は落ち着いた雰囲気で、デートで来ている人も多かった。最高のシチュエーションですよね!
 鈴木さんの声は余分な力が抜けたシルキーヴォイスで、とにかく癒される。ジャズやボサノヴァ、ポップスも重子ワールドに包まれると、一気にリラックス感を増す。そして、伴奏でサポートする木住野さんも緩急をつけた表現力のあるピアノで鈴木さんを盛り上げる。二人の相性はとても良いと思った。
 二人のライブでのもう一つの楽しみはMCだ。二人ともかなりの天然キャラなのだが(失礼!)、お笑いでいうならば「ダブルボケ」状態で会場を柔らかな笑いで包む。
 最近は音楽もMCもかなりテンションが高いものが多いが、時代とは逆行しながらも本当に落ち着くのはこういうペースなのかも、と感じた。まさにハーブの味わいだ。
 これからも二人のライブにはなるだけ足を運び、日常の生活で心にこびりついた汚れを浄化したいと思っている。

 完璧なコンサートであった。声や鍵盤に魂が乗ると、人はここまで心を揺り動かすことが出来るのだ。
 7月31日、金曜日。日比谷にあるシアタークリエは土居裕子さん、小原孝さんのファンで一杯になった。私はTSミュージカルファンデーションの「タンビエットの唄」の公演をきっかけに、土居さんと出会った。キャリアも豊富な方だが、とても気さくで、初対面の時から話が弾んだ。
 その土居さんと、FMでパーソナリティもつとめるマルチピアニストの小原さんの共演だけに期待は自然と高まった。
 コンサートは情熱的なカルメンからスタートし、「踊り明かそう」などのミュージカルナンバーも多数歌われたが、圧巻だったのは戦争の恐ろしさと平和の有難さを訴えたパートだった。沖縄の悲劇を静かに心に染み込ませていく「さとうきび畑」、原爆投下後の被爆者の苦悩を描いた井上ひさしさんの作品からの曲は、土居さんの朗読とともに観る人の心に切々と訴える。
 音楽座のスター女優であった土居さんは歌はもちろんもこと、演技も本当に素晴らしい。小手先やテクニックではなく、魂で感じたメッセージを観客に伝えることが出来る稀有な才能の持ち主だ。
 ラスト近くでは「ふるさと」が歌われたが、その際には月面探査機「かぐや」の映像をモチーフにして、地球の美しさと私達がその星で暮らことが出来る感謝の気持ちを再認識させてくれた。
 もちろん、小原さんのピアノもパーフェクトで、FM仕込みのウイットに富んだおしゃべりも素敵だった。
 とにかく、二人ともに才能と感受性に富み、初めてのコラボとは思えない見事な調和、まさにハーモニーを聞かせてくれた。帰りには一段と元気になっている自分を発見、あらためて音楽のパワーに感謝した。
 再びこのコラボが見られるのも近い気がしているのだが、どうだろう!?

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