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バリ島の有名な民族音楽、ケチャ(KECAK)。 誰しも一度は、どこかで耳にしたことがあると思います。 このケチャという音楽は民族音楽であっても、伝統音楽とは言い切れない部分があります。 というのも、このケチャが誕生したのは、1933年(若しくは1935)年、、 つまり20世紀に誕生した比較的新しい音楽なのです。 #ジャズの方がよっぽど発祥が古い だからといって、突然にこの世に生まれてきた音楽スタイルではなく、 シャンヤン(SAMGHYANG)という(宗教儀式に近い)伝統音楽を、母体にしてケチャは誕生しました。 元となるシャンヤンは、大地震や干ばつに襲われた際の『祈祷』的意味合いの強いとても神聖な儀式で、 一般の観光客が気安く触れられるものではありません。 そこでシャンヤンの持つ音楽要素と、有名なラーマーヤナ物語をミックスすることにより生まれたのが ケチャなのです。 「ッチャ!ッチャ!ッチャ!ッチャ!ッチャ!」と合唱しているだけに聴こえるかもしれませんが ケチャはラーマーヤナ物語を「演じる」というオペラ的な要素も持っています。 ケチャは通常100〜200人の声のみによる大合唱団で成り立っています。 音楽構造的にパートとしては4つのパートに分かれていて、 その各パートの4人で1グループとした小合唱団が幾つも集まり大合唱団となっています。 そしてこの1グループ単位で、その場その場の即興演奏・・・・いや、即興合唱をすることがあるようです。 ただし、単純計算で25〜50グループは集まっているわけで、その各グループが自由きままに 合唱してたら全然大合唱としてまとまりません。 そこで、楽曲の制御を果たす役割の人がいます。 ・タンブール・・・・合唱のテンポをキープしながら唄う人。人間メトロノーム。 ・プポ/ダラン/タンダック・・・・・・・・・・メロディを唄う人。節を利用して物語を聞き取りやすく謡う人。 ・ダーク・・・・・・・・・「イー!」「イエッ!」など合図を送り、リズムの制御(強弱・開始停止など)を行う人。 以上、大雑把に書きましたが、ケチャは非常に高度な音楽スタイルをもっています。 細かいこと抜きで考えても、人力による世界最高速レベルの16ビート民族音楽であるケチャは 聴いているだけで興奮を覚えます。 トランス音楽としては最古参の音楽の一つになると思いますし、 一度ジックリ聴いてみるとかなり面白いと思いますよ。 一度、生で聴いてみたいです♪まだ生では聴いたことないんで(^^;; 画像は、ビクターエンターテイメントから発売されている「神々の森のケチャ」のジャケット。
録音の質も高いのでオススメします♪(上の試聴曲も同Albamのものです) |

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