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セガはCSKと共にトヨタ自動車株式会社と提携し、全国のトヨタの系列販売店でドリームキャストの販売を行った。 それが、今回紹介する「TOYOTA系列店販売版 ドリームキャスト」だ。 価格、及びハードの仕様は、通常のドリームキャストとまったく変わらない。 違いは、外箱のパッケージに「売り文句」がプリントされていることと、 付属されてくるドリームキャスト用ブラウザー「ドリームパスポート」が、通常版の内容と多少仕様が異なる点だ。 また、トヨタ系の長距離通信会社である日本高速通信と合併したKDDIが運営するインターネット接続サービス 「NEWEB」へ優先的に接続するような設定となっている。 【補足情報】 ちなみに・・なレベルの話だが、以下はローソン販売版のドリームキャスト。 以下、前回の記事より引き続きドリームキャストについてキーワード単位に考察をする。 【セガハードらしくないドリームキャスト】 ドリームキャストは、今までのセガハード以上に『ライトユーザ』を意識しているハードだ。 ドリームキャスト戦略は、経営が最悪の状態だったセガの社運が掛かっていた。 それ故に、成功する為に、トップシェアハードになる為には、なりふり構っていられないのが実状だったのだ。 この点が、コアユーザの多いセガファンの、『ドリームキャストに対する違和感』に繋がっている。 まず、ドリームキャストは、他ハードの「トップシェアハードになる為の機能」を素直に採用している。 ▽任天堂ハードから採用したもの ・十字ボタンの採用(内部構造的には任天堂の十字ボタンとは違う構造) ・コントロール入力端子を本体に4つ搭載(マルチタップ機能) ▽SCEハードから採用したもの ・メモリーカードに値するビジュアルメモリー方式の採用 ・Windowsベースで開発し易い環境 ▽それまでのトップシェアハードから採用したもの ・ホワイトのボディカラー ・コントローラパッドのボタン配置 以上、ざっと6点が挙がってくる。 (開発環境の改善やホワイトのボディカラーはセガサターンの中期以降から徐々に取り組まれてきている ポイントではある。) これだけでも歴代のセガハードの印象とは、一線を画するものがある。 それでは、セガらしさのまったくないハードなのかというとそうでもない。 コントローラパッド自体は、セガサターンで好評だったマルチコントローラを発展進化させたものであるし、 このパッドにビジュルアルメモリーなどを装着すると「重くて疲れやすい」というような「欠点がある」のも 実にセガらしい。 またメモリーカードに液晶画面と8BitCPUを載せて小型携帯ゲーム機化してしまう発想や、 セガが兼ねてより挑戦し続けた「ネットワークゲーム」を推し進める為、モデムを標準装備させる挑戦なども、 実にセガらしいといえよう。 セガハード伝統のハード販売戦略「逃げ切り先行」もドリームキャストは引き継いでいる。 セガサターンで散々叩かれた「ポリゴン描写性能の弱さ」についても、 当時、最高級のポリゴン描写能力を持つアーケード基盤「MODEL3」の性能と同等、もしくはそれ以上の能力を 低価格で実現させたドリームキャストにセガの意地を感じさせる。 尚、セガはハードの仕様以外にも、 セガ提供のテレビ番組のクレジットを、「SEGA」ではなく「Dreamcast」にした宣伝方法や、 「再販価格維持、中古品売買禁止、同業者間の在庫転売禁止」の3点を小売店に強制した販売方法などを SCEから模倣している。 【マシン名】
TOYOTA系列店販売版 DREAMCAST (1999年2月15日発売) 【価格】 \29,800 【メーカー】 セガ 【スペックは通常版DREAMCASTと同等】【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難) ≪極めて難≫ わざわざTOYOTA系列店まで行ってDREAMCASTを購入する人は多くなかっただろう。 流通量はそれなりに少ないと思われる。 仮に中古市場に流れても、通常版とTOYOTA系列店販売版の区別が非常に難しい。 中古市場での取引価格は通常版のDREAMCASTとほぼ変わらないと考えてよいだろう。 ※PSE法適用商品 |
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2007年06月26日
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