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1986年に台湾のゲーム会社 Bit Corporation(普澤)が コレコビジョン(ColecoVision)のクローンマシン「DINA 2-in-1」を開発している。 この「DINA 2-in-1」の北米販売版が今回紹介する『TELEGAMES PERSONAL ARCADE』だ。 1988年からTELEGAMESが通信販売のみで販売していた。 コレコビジョンは、1982〜1984年の間に北米コレコ社が開発・販売をしていた家庭用ゲーム機。 Atari 2600を代表とする「アタリショック」世代のマシンだ。 第2世代のゲーム機としては、かなり後期に発売されたハードなので、 同世代ハードの中ではかなりスペックが高い。 ※スペック的には、コレコビジョンにとっての直接的なライバル機はAtari 5200。 コレコがコレコビジョン事業を清算するにあたり、その販売権をTELEGAMESに移譲している。 以下、「DINA 2-in-1」と「TELEGAMES PERSONAL ARCADE」は同一のものなので、 便宜上『DINA』と表記する。 『DINA』はコレコのコレコビジョンのクローンマシンであると同時に、 実はセガの SG-1000 のクローンマシンでもある。 つまり『DINA』はコレコビジョンのソフトもSG-1000のソフトも稼動するハードなのだ。 それが「DINA 2-in-1」と表記される所以だ。(そして、このブログで紹介する理由でもある) コレコビジョンもメインCPUに『Z80A』を採用しており、 セガのSG-1000とかなり似通ったアーキテクチャであった為にこのような2in1ハードが誕生したものと考えられる。 『DINA』の故郷である台湾では、コレコビジョン及びSG-1000の互換ハードが発売されていたので かなり有用なハードだったのだろう。 しかし、北米ではセガのSG-1000は発売されていない。 よって北米においてSG-1000のソフトを入手するのは困難を極めたと思われるし、 そもそもSG-1000の知名度は皆無だったと思われる。 ※尚、SG-1000の上位互換機であり、北米初のセガハードである「SEGA MASTER SYSTEM」は1986年に発売。 SG-1000互換に関する機能を隠しているというよりは、記述する必要性がまったく無いからだろう。 イラストの『DINA』には、1のソフト(SG-1000)と2のソフト(コレコビジョン)が装着できるイメージが表現されているが、 プレイヤーと思われるゴリラには2の旗しか挙がっていない。 北米において『DINA』のSG-1000互換は完全に隠れ機能なのであり、不要な機能である。 SG-1000互換についてセガのライセンスを受けた様子のまったく見られない『DINA』の存在は、 今の時代ではパチものハードと呼ばれるものだろう。 ただ、発売当時の状況では・・・パチものハードと断定できないかもしれない。 それは時代的に、ライセンスに対する考え方が かなりおおらかだった・・・という事がある。 『DINA』を開発製造していたのは、あくまでも台湾のBit Corporationであり、 TELEGAMESは輸入販売しただけなのである。 コレコビジョンの販売権を正式な形で握っているTELEGAMESは、 (北米ではSG-1000市場は存在していないのもあって) 『DINA』をあくまでもコレコビジョンの互換機として販売しているからだ。 いや、今だったらこんな理屈、全然通用しないのだが。 前方のスロットは、コレコビジョン用ソフトを装着。後方のスロットにはSG-1000のソフトを装着する。 SG-1000を知っている人間には、むしろSG-1000IIのパッドに似ているように感じる。悪い意味で。 コレコビジョンのコントローラにテンキーボタンが備わっていたが故の機能なのだが、 コレコビジョンのパッドにはテンキー以外の他にも もっとボタンが備わっており、 それらテンキー以外のボタンを使用するコレコビジョンのソフトは『DINA』では使用できない。 SG-1000のゲームでしか使用しない。 物理的にはSK-1100の装備も可能だ。稼動確認はしていない。 【マシン名】
TELEGAMES PERSONAL ARCADE (1988年発売) 【価格】 詳細不明 【メーカー】 TELEGAMES 【スペックはSG-1000とほぼ同等】【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難) ≪かなり難≫ |
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2009年10月01日
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