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SEGA MASTER SYSTEM/Power Base(以下、SMS)は、海外版マーク3である。 (画像は欧州版SEGA MASTER SYSTEM/Power Base) NES(海外版ファミリーコンピュータ)よりわずかに遅れをとりながらも、 北米を皮切りに、南米、欧州、豪州、アジアと発売されていった。 SG-1000の時は、豪州と一部の欧州でしか海外発売されなかったのだから、 SMSにて、セガは本格的な海外進出を果たしたといっていい。 また、任天堂NESより若干発売が遅れはしたものの、その差は約一ヶ月。 NESよりもスペックにおいて優れているSMSは、NES市場にひっ迫する勢いで普及していく。 日本の家庭用ゲーム機市場では任天堂の完全一人勝ちの状態であったが、 海外では任天堂とセガの二大勢力が市場を分かち合う...まではいかないまでも、 任天堂に噛み付くだけの勢力持つようになっていった。 マーク3とSMSにスペックの違いは無く、海外でも通用する研ぎ澄まされたクールなデザインに変更されている。 デザイン以外の細かい違いを挙げていくと、カートリッジスロットの幅が違ったり、 地域による映像方式の違いから、映像情報の出力情報がカスタマイズされている点くらいか。 (日本、北米等はNTSC方式、欧州、南米の多くはPAL方式を採用している) そして多機能キーボード(SK-11000)が使用できなくなってしまっている。 (つまりSC-3000のようなPCとしての使い方はできない。純然たる家庭用ゲームマシン化したのである。) また、更に少しマニアックな視点でいうと、コントロールパッドのコネクタ端子について、 マーク3とSMSでは電気信号の仕様が若干変更されている。 尚、日本版ハードと違って、本体に初めからゲームがプリインストールされているバージョンも多くある。 さて、海外マーク3であるSMSだが、海外では非常に長く市場が続いた。 日本では90年に差し掛かる頃には、セガハードは16Bitマシンに完全にシフトしている。 しかし、海外では90年代に入っても、なお精力的にソフトが発売され続けた。 特に南米と欧州はかなり長寿で、私の知っている限りでも97年までは確実にソフトが発売されている。 日本よりも拡大されたセガ8Bitゲーム機市場では、日本未発売のハード、オプション機器、ソフトが 数多く発売されていて非常に興味深い。詳細は別の機会に紹介したい。 市場が長く続いた要因は、純粋なSMS人気によるところもあるのだが、日本よりも生活格差の激しい海外では 経済的な理由で、新しい高性能のマシンへの急激なシフトができないというシビアな理由もあった。 最後の2桁は国番号に値するもの。「18」はドイツに割り当てられた数値。つまり、この本体はドイツ版ということになる。 【マシン名】
SEGA MASTER SYSTEM/Power Base (欧州版1987年発売) 【価格】 不明 【メーカー】 セガ 【スペックはマーク3と同等】【ETC】 ジョイパッド 2個使用可能(2個オプション) カード用スロット×1 【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難) ≪かなり難≫ 日本における流通量が圧倒的に少ない。 個人輸入(海外オークション)ではそれなりに入手は容易そう。 但し、海外市場においても、箱説付き、若しくは新品同様のものになると、 それなりの値段になると思われる。 |
Mk3・MasterSystem
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「SG-1000」よりグラフィック機能を強化した上位互換マシン『Mrk3』シリーズ
全世界では『MasterSystem』という名で発売された
日本では短命で終わったマシンだが、欧州やブラジルなどでは長い間愛され続けられたハード
全世界では『MasterSystem』という名で発売された
日本では短命で終わったマシンだが、欧州やブラジルなどでは長い間愛され続けられたハード
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8Bitセガハードマシンの名機と謳われるマーク3。その名の通り三番目のセガハードだ。 SG-1000II投入後も、ファミリーコンピュータとの売上台数の差が縮まるどころか広がりを続け、 起死回生を狙うべく、グラフィックチップを変更することになったSG-1000マシン。 その結果、ここで初めてファミリーコンピュータのマシンスペックを越えることになる。 マーク3自体は従来のSG-1000シリーズのソフトの使用が可能であり、下位互換を実現している。 逆にマーク3用のソフトは今までのSG-1000シリーズのハードではプレイできない。 つまりマーク3は、従来のSG-1000シリーズの完全な上位互換マシンとなる。 SG-1000II発売後、わずか一年後の上位互換ハードの投入は、一部のユーザの反感を買うことになる。 しかし、グラフィック性能を強化した新ハードは、新規ユーザの開拓には有効的だったといえる。 「アーケードゲームを家庭用に移植する」というセガのお家芸はSG-1000の時代から既にあるものだが、 従来のハードのスペックではまともな移植ができないのが実情だった。 グラフィック強化は、開発者側・ユーザ側共通の願いであったわけだ。 実際、マーク3用ソフトは、強化されたグラフィック性能をふんだんに使い、 続々と"映える"名作ソフトを輩出していくことになる。 当時のセガのソフトの供給媒体は、ROMカートリッジとカードとあり、 カード媒体のソフトを遊ぶには、別途「カードキャッチャー」という周辺機器を購入する必要が あったのだが、マーク3には初めからカードスロットが搭載されていた。これも魅力のひとつだろう。 セガの家庭用ゲーム機市場への取り組みが徐々に本気になっていくなか、 SG-1000→SG-1000IIの移行が、付け焼刃的な対応であったのに対して、 SG-1000II→マーク3への移行は、仕切り直し的な意味合いがあったことに注目したい。 PCを意識したグラフィックチップを捨て、ゲームを開発するに相応しいグラフィックチップに 載せ代えたのだ。 【マシン名】
SEGA MARK3(SG-1000M3) (1985年10月20日発売) 【価格】 \15,000 【メーカー】 セガ 【CPU】 Z-80A(4MHz) 【MEMORY】 ROM オプション 8KB〜48KB(別売) RAM 8KB ホームBASIC使用時(24KB別売) VRAM 16KB 【GRAPHIC】 グラフィック表示 256×192ドット カラー 64色 パターン 8×8ドット最大448種類 1ドット毎16色設定可 スプライト 8×8ドット最大256種類 1ドット毎16色設定可 1画面に64個まで表示可 スクロール 上下左右、斜め、部分 【SOUND】 PSG音源3音+ノイズ1音 【ETC】 ジョイパッド 2個使用可能(2個オプション) カード用スロット×1 【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難) ≪難≫ 非常に古いものなので入手は難しいのだが、SG-1000、SG-1000IIよりは中古市場に流れている。 また、市場価格的には状態に拘らなければ比較的安価で入手できる。 箱説付き、若しくは新品同様のものになると、旧世代マシン同様それなりの値段になると思われる。 |


