ここから本文です
Que sais-je?
昨年3月にスキーで捻挫した左膝が先日のスキーで少し腫れてきたので、とりあえず一週間くらいは様子見です。

書庫全体表示

59.成都観光

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 
7月25日(火) 成都 天気:晴れ。暑い。夏である。

★写真は上が成都動物園にて。下の2枚は杜甫草堂にて。

8時半宿を出る。10時成都動物園(〜13時半)。15時杜甫草堂(〜16時)。16時40分武侯祠(〜17時45分)。18時半宿着。

●朝、同室に宿泊していた韓国人青年と話す。薬学部の大学生で、夏休みに1か月の予定で中国を旅行している。九寨溝などに行ってきたとのこと。ダルツェンド(康定)に行ってきて、私と同じ時の土砂崩れのせいで足止めを食らったと言う。私はチャクサム(濾定)で宿泊したが、彼は一旦ダルツェンドまで戻ったと話した。

彼の話では、『ナショナル・ジオグラフィック』で「ヤーディン」と呼ばれる場所を絶賛していたので、そこにも行けたら行きたいと言った。四川省南部か雲南省北部にあるようだが、明確には特定できなかった。晩にホテルの掲示板を見たら、四川省南部の稲城から中甸(すなわち香格里拉)に向かうツアー募集で、この二つの町の間に "Yading" の名があったので、その辺りの町のようである。

好感の持てる青年である。やはり、中国の人間と比較して、日本人と韓国人(そして台湾人)は近いと感じる。控え目の中にも教養というか、先進国としての品位というか、そんなものが、最近の韓国人や台湾人には感じられるようになってきた。おそらく香港人やシンガポール人もそうであろう。

●動物園に行くのにはじめのバスを乗り間違えて(本当は16路に乗るべきだったのに、23路に乗ってしまった)、やや違う方向に行きつつあったが、途中で降りて、次に見つけたバス(46路)で鉄道駅までリカバーする。

成都動物園。動物園の前にはやたらと写真屋が多く立ち並んでいた。家族連れの客の需要が多いようだ。日本ならみなデジカメやビデオを持参しているから、商売にならない。尤も、中国人でもデジカメを持ってきている人は多かった。そのうち写真屋の数も減るだろう。

●係員に聞いたら、ジャイアントパンダは3頭いるとのこと。思ったより少なかったが、上野のパンダと比べて、みな元気に動き回っているような印象を受ける。

●フタコブラクダと同じところに、生息地の全く異なる南米のグアナコが居る。似た種類だからか。しかし私にはいかにも不自然に感じられる。トラ、ライオン、ヒョウがかなり狭い檻の中に閉じ込められており、かわいそうだ。オランウータンも、狭い所に居り、多摩動物園のオランウータンとはえらく待遇が違う。

●成都動物園は、地方都市の動物園としては、やはり相当に大きい。敷地面積は、上野より広く多摩より狭いくらいか? 動物の種類で言えば、多摩より多いのではないか。牛・鹿の仲間である偶蹄目、猿、鳥類に強い。もちろん目玉はパンダだが。パンダ舎は動物園の中心に座している。

●今朝、韓国人青年が「パンダを見るなら午前中がよい」と言っていたので、動物園に着いて真っ先にパンダを見た。それは正解だった。正午頃には寝ていて不活発だった。

●バス路線の系統が分かり始めると、バスによる市内観光は便利で安いので、結構楽しくになってくる。

●中国の他の都市に行っていないので比較できないのだが、おそらく成都は中国の大都市の中では比較的きれいな方なのだろう。ゴミのポイ捨てはあるが、至る所で清掃員が掃除をしており、あまりたくさんのゴミが道端に落ちていない。

四川省のビール。雪花 (Snow) ビールと藍剣 (Blue Sword) ビール。雪花は店頭で買えば大抵4元(約60円)、藍剣は3.5元(約52円)のようだ。レストランなら、おおよそその倍額が普通。両者の味はさほど変わらないように思う。むしろ冷えているかどうかの問題の方が大きい。

●交通飯店では、どうもドミトリーではなるべく東洋人同士、西洋人同士を同室にしているようである。性格の近い民族の方が無難ということなのだろう。それはそれで賢明かもしれないが、出会いの幅が狭くなるというデメリットもある。

●そう思っていたら、本日は台湾人2人とフランス人女性1人が同室であった。台湾人はご多分に漏れず、やはりフレンドリーである。その若い女性の方は台北の人。また、50歳台くらいの男性は高雄の人で、お互い「インターネット上の知り合い」とのこと。女性の話では、昨年(2005年)の愛地球博より台湾人の日本への入国ビザが不要になったとのこと。日本政府がビザを免除するとは、台湾人はかなり信頼されているようだ。一方、中国本土からの人はビザが必要である。当然。

フランス人の女性が部屋に戻ってきたのは、私の就寝後だった。まだ眠ってはいなかったが、起きて話をするということもしなかった。

★サミュエル・ハンチントンの、もう十年以上も前になる「文明の衝突」での分析と予言を、もし鵜呑みにするとすれば、日本はイスラム文化圏と手を組むことは可能だろうが、イスラムと手を組もうとしている中国と相容れることはなかなか困難かもしれない。そうとなれば、日本がまず仲間にすべきは、韓国、そして台湾であろう。私は今回の旅で、台湾人と中国本土人の差異を実感した。順番として、韓国・台湾の次は、東南アジア諸国に味方になってもらう。その上で、対中国態勢を作るために最も重要なパートナーとなるべき国は、インドになる。つまり、中国と我々の間で文化の相違が目立ってしまうのなら、アジアの中で、対中国包囲網が形成されていくことになろう。アジアはあまりに広いので、ヨーロッパが対アメリカ、日本でEC、EUを形成したようには一つにはまとまりにくいだろう。

台湾と日本との関係は良好である。ハードルである韓国との関係は、現在乗り越えつつあるように見える。反日映画を毎日流している中国と良好な関係を結べるまでには、まだまだ遠いように思える。

とにかく、日本外交の課題はインドとの関係だ。インド人とどこまで仲良くなれるかだ。

そしてその場合、チベット人は、当然、我々の側である。

この記事に

  • 顔アイコン

    初めまして
    本場のパンダですね 可愛いですね

    [ iik*nik ]

    2018/11/4(日) 午後 3:48

    返信する
  • 顔アイコン

    > iik*nikさん
    古い記事を拾い上げてコメントしていただくと嬉しいです。
    チベット旅行の帰りについでに寄ってみた動物園でしたが、パンダを見ただけでも行った価値はありました。ただ、他の動物には狭い檻に閉じ込められているものも多く、環境はあまり良くないという印象でした。

    rigmarole

    2018/11/4(日) 午後 5:42

    返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事