理系白書ブログ

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空海デー

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元村です。

休日出勤の代休で本日はオフ。といっても今朝まで仕事をしていたので、起きたら昼だった。
窓のカギの修理を終えて、目指すは上野。
そう。博物館に「空海」展を見に行くのである。

前回エントリにも書いた通り、いま空海がマイブーム。
以下、うろ覚えの彼の人生。(間違ってたらすみません)

生まれは讃岐国(いまの香川県)。大学を出て、25歳で留学を志す。
遣唐使に選ばれたけれど、「20年修行しなさい」という低い身分。
長安で「恵果」という密教の偉いお坊さんに見込まれ、大切なお経などを携えて3年で帰国する。

ルール違反をとがめられ、しばらくは太宰府で蟄居。許されて上京し、密教の精神で嵯峨天皇の心をとらえ、高野山一帯の土地を与えられて真言密教の拠点を築いたのが43歳の時。

その後、布教と弟子の育成に励み、62歳の3月、遺書をしたためる。
自分の生い立ち、密教との出会い、弟子への遺言などなど。
その5日後、地下にこもり、いまだに出てきていない(入定というらしい)。

これは宿坊にあった本で読んだのだが、空海さんはまだ生きていて、56億7000万年後に弥勒菩薩が現れたら、その言葉を通訳するため、高野山の地下で修行しながら待っているのだという。
高野山にある20万もの墓標の主は、その時に備えて特等席を予約しているようなものだと。

・・・まあこの辺は話半分に聞いておくとして、きょう学んだことは、彼が一種の天才で、とても器用で、人間らしい人だったのではないかということだった。
「弘法筆を選ばず」というぐらい、字も上手である。
気が遠くなるような密教の教えをきちんとマスターし、死にそうな山での修行もこなし、引き際を見定めたのか、62歳で「そろそろ」といなくなる。
凡人にはとてもまねできない。
それでいて、彼の教えはナチュラルである。
草にも木にも仏が宿っていて、天国は空じゃなく自分の心の中にある。
自分が仏になろうと思ったら、他人に対して善行を積むことだ。
でも、人間は小さな存在で、自分が生きることと死ぬことについてさえ、よく分かっていない。
一生をかけて、努力していきなさい
・・・というのが空海さんのメッセージらしい。
神様は一人しかいないとか、信じない人は仲間じゃないとか、そういう宗教とは一線を画している。

彼の手になる遺言書を眺めていたら、自分でも驚いたことにじんときた。
文字の力は強い。1300年後の不良(の私)にもちゃんと言いたいことを伝えている。
もちろん、曼荼羅も仏像の数々も十分魅力的でした。

写真は高野山で撮った、ありがたそうなお店。
不忍池で撮った、ありがたそうな睡蓮の花。
上野公園から眺めた、なんだか非現実的な東京スカイツリー。


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