理系白書ブログ

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卒業

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元村です。ちょっとご無沙汰しました。

きのう27日で、レギュラー出演していたニュース番組を卒業した。
TBSとJNN系列のいくつかの地方局で夕方放送している「Nスタ」。
ワイドショー的な味付けをしたニュース番組である。

2年前、お誘いを受け、コメンテーターとして毎週火曜日に出演してきた。
ようやく慣れて来たかなあと思ったら、震災が起きて、職場から外出できない身になった。
3カ月お休みし、6月から月1回のペースで復帰したが、10月からの衣替えに合わせて卒業ということになった。

もともと「科学にかかわらず、幅広くコメントしてください」と頼まれて引き受けた仕事だったが、科学のニュースが取り上げられること自体が少ないのである。
石田純一ネタから相撲八百長、政局まであらゆるジャンルの話題があった。生来のお調子者センスと瞬間芸で、何とか乗り切ってきた。
この番組を見ていた人たちは、私が科学を専門にしているということは、あまりご存じないと思う(笑)

一方で、ノーベル賞とか、原発事故とか、もろ科学という事件が起きた時にこそ、出演して解説をしたいのに、本業(新聞社のデスク)で忙しくて出演できないというジレンマもあった。

聞けば、2年というおつとめは、コメンテーター陣では最長なのだそうだ。
綱渡りに2年間もつきあっていただいたみなさんに感謝。
キャスターの堀尾正明さん、長峰由紀さん、スタッフの人たちが、議論しながら番組作りに取り組んでいるのを眺めていて、華やかに見えるテレビも、新聞と同じだなあと思ったり、新聞ではまず一面アタマに持ってこないネタをトップニュースに置いたりするところは、勉強にもなった。
「知らせたいことより、お茶の間が知りたいこと」という視点も重要なんだな。

NHKで科学番組を多く手がけている村松秀さんの口癖は「伝えると伝わるは違う」。テレビの、特に科学番組は、作り手が「伝える」だけじゃダメ、自然とそのおもしろさ、ダイナミックさが「伝わる」ようでなくては見てもらえない、という。新聞は見習わなくてはいけないし、他分野においてもテレビの方が格段に努力していると思う。

偶然かどうかしらないけれど、最後の出演日の朝、歯が抜ける夢を見た。
ユングの夢占いでは、歯が抜ける夢は「新しい世界への脱皮、成長」を暗示しているらしい。
実際の夢では、わ!どうしよう!というぐらいたくさん歯が抜けて、夢から覚めて心からほっとしたのだが、前向きに考えた方がよさそうだ。

写真は、卒業記念にいただいた花束。ありがとうございました。


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