理系白書ブログ

毎日新聞「理系白書」の記者がつくるブログです

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ロボットと憲法

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元村です。またまたごぶさた。
1月にフェイスブックを始めたのだが、3月にスマートフォンを持つようになり、書き込むのはついついブログよりフェイスブックになってしまう。
「つぶやき」で済むフェイスブックと違って、ブログは長い文章が書ける。
つまり、長い文章を書くためには考えをまとめなくてはならず、ついつい脳がサボりたがるらしい。

さて黄金週間。みなさんいかがお過ごしですか。
私は遠出もせず、地道に仕事です。今朝も夕刊番。

デスクの仕事はまず、各紙の朝刊を開いて、抜かれがないかチェックする。
今朝の朝刊で目についたのは、憲法改正の動きに関する記事だった。

産経新聞は、1面と中面で安倍首相の単独インタビューをたっぷり載せている。
1面トップの連載では、東大に「軍事研究をしない」と明文化されたルールがあるため、DARPA(米国防総省の研究所)主催のロボットコンテストに参加しようと東大を辞めた研究者がいることを紹介している。国を守る規定が憲法にないために、大学がルールを作る。それに従う限り、ロボット技術の発展は見込めない、だから憲法改正が必要だ、としている。

同じ日の東京新聞は、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」が廃止を訴えている、戦場での「殺人ロボット」をめぐる問題を見開きで取り上げている。
殺人ロボットを導入すれば、自国の兵士の死亡や負傷は減らせる。だが、敵を容赦なく殺すことに心の痛みを感じなくなるという倫理的な問題が生じる。また、ロボットにとって向き合っているのが兵士か民間人か区別がつかない場合、民間人を殺すことになる。
こうした研究は日本では行われておらず、それは憲法によるものだ、としている。

ロボット開発ひとつとっても、憲法がその方向性を決めているわけで、普段はあまり意識しない憲法の存在感というものを感じさせる記事だった。
で、どっちなの?改正するの?
というあたりは、自分で考えるほかない。
明日は「主権回復の日」。沖縄にとっては「屈辱の日」。そして憲法記念日がやってくる。
永田町がきなくさい昨今だからこそ、そういう意識も持ってすごそうと思う。
さらにGWはテレビ出演が計3回。休んでられない(笑)

も一つ、拙著「気になる科学」が電子書籍化されることになり、その校正にも追われている。
まだ読んでないなというみなさん、すでに電子書籍になった「理系思考」と抱き合わせで、ぜひ。

写真はちょっと遅れましたが、毎週日曜日に生放送で出演している「ウィークリーニュースONZE」(午後6時〜、BS11)の初回放送の様子です。

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