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離婚相談に来る方は
当たり前かもしれませんがひとりできます
以前、離婚協議書を公正証書で作りたいと
夫婦ふたりでいらしたことがありましたが
こういうことは非常にまれです。
離婚に直面している夫婦は
一方が感情的で自分勝手
もう一方が理性的で相手の理不尽な要求に振り回されているような印象を受けることが多いです
そして、相談にいらっしゃる方はほとんど後者ですネ
率直な感想として
こんないい奥さん(旦那さん)と別れたいなんて、なにを考えてるんだか…
と思っちゃうくらい、いい人ばっかりです
ケースは様々で、離婚理由としてあまり表に出ないけど
けっこうあるのが
妻(夫)の実家依存症です
ここでは実家依存症の妻ということでお話します
もともと精神的に大人になりきれていない
子どものまま親に依存している妻が、恋愛の延長線で
結婚とはどういうものかも深く考えずに結婚します
それでも実家が離れていて
容易に行き来できなければいいのですが
実家が近所にあったりすると問題です
夫が仕事から帰ってくるとテーブルに
「実家に行ってきます」とメモ書きがある
なんてことがしょっちゅう
夕食もお風呂も実家ですませてきたりします
ちょっと夫婦で口論すれば実家に帰るし…
娘が娘なら親も親
本来なら「○○君が待っているだろ。早く家に帰りなさい」
と諭すべきところななのに
二十数年間育てた我が子がかわいくて、子離れできていない親は
「よくきたよくきた。ゆっくりしていきなさい」
「なに、○○君がそんなことを言ったのか、けしからん奴だ
向こうが謝るまで帰らなくていいぞ」
なんて言ったりします
さらにこの夫婦の間に亀裂が入り
離婚話がでてくると、もっとやっかいなことになってきます
結婚した男女は成人ですよね
りっぱな大人として、自分達の責任において
家庭を築き上げることを、公に認められた人達なはずです
ですから、その関係を解消しようと思うなら
まず、当事者同士がきちんと話し合う必要があるんですよね
そして、どうしてもまとまらない時には
家庭裁判所に調停を申し立てることになります
もしくは、私のような離婚カウンセラーに相談するのもいいでしょう
重々しく感じるかもしれませんが
当人同士が話し合ってこじれた時には
まるっきりの他人が入らないと、うまくいきません
内容が親権、財産などにかかわることなので
冷静に判断することは相当難しいですし…
でも、実家依存症の妻の親は
全部飛び越して一番前に出てきます
妻はろくに話し合いをせずに、親に隠れて出てきません
離婚の話し合いに親は要らないと私は思っています
親は、夫婦で話し合った結論を受け止め
離婚後のサポートについて考えればいいと思うのです
妻の親に出てこられた夫は、本当に大変です
とても嫌な思いをします
当然ですね
公平な話がなされるはずがありませんから
何とかしてくれ
どうして自分がこんな侮辱を受けなければならないのか
何もかもイヤだ
仕返ししてやりたい
こんな言葉をぶつけられたりもします
かわいそうです
どうにかできるのなら、助けたいです
でも、残念ながら私にはどうすることもできません
そんなとき無力感に襲われます
争いの渦中にいる人はその苦しみで
目の前の問題しか見られなくなっています
しかしそこで自暴自棄になってしまったり
相手に復讐したりしてしまった人と
そこでふんばって自分を持ち続けることができた人では
未来が全く違ってきます
「自分は、理不尽なことをたくさん言われたりされたりした
でも、自分は恥じるようなことは絶対しなかった」
という自負が、これから生きていくうえで自信になり
離婚という悲しいできごとを乗り越えた時
他人の痛みのわかる魅力ある人間になっていけるのだと思います
ですから私は傷ついている方に
腹が立ったりして、相手にメールをしたり電話をして感情をぶつけたくなったら、私に連絡して私に言ってね
と言います
相手にぶつければぶつけるほど不利になります
苦しみは分かち合うことができないけれど
1年後、5年後、10年後
相談者さんが幸せになってくれることを願って
繰り返し言います
やけにならないで
みんな黙っていても、どちらが正しいかちゃんと見ています
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