仕事の虫・本の虫

仕事の虫も本の虫も生きてます^^

仕事と 仕事で出会った外国の人達

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仕事で本当に沢山の外国のかたにお会いします。短い時は1日だけだけど、長いときは1年近く一緒に過ごしますので、発見も多々・・
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今回の仕事は、時間的な束縛が余り長くなく、仕事先の人々も皆さん素敵な方ばかりで、ほんとに素敵な

環境で仕事させていただきました。でも、医学的な言葉に限らず、自分が知らない事を通訳するのはかなり

難しいため、翌日予定されている内容について、付け焼き刃で、前の夜と電車の中で詰め込んだ勉強でな

んとか乗り切っていました。


写真は、病理の現場を見学し、説明を受けているところです。ホルマリン漬けにされた前日手術分の病変

からスライド標本を作るプロセスを教えて頂いていても、もう手術室からは「緊急です!」とシャーレに

乗せた脾臓や乳腺腫疑い部が到着します。手術室では、病理部の判定を、開腹状態等で待っているため、

そちらを優先して、至急病変をスライスして観察し、標本を作り、顕微鏡下で検査します。そんな場所に

あまり居合わせる事のない私は、緊急が到着するたびドキドキし、病理医が「良性の○○○!」と告げる

たび、ほっとする・・。でも、手術室から届いたばかりの病変は、ホルマリン漬けされた物と違ってかな

りリアルで、私には強すぎる印象でした。女性の胸1つがそのまま切り出し台に乗っているのを見ると、

切ないものを感じました。


検査室のスタッフは、普段、一般の人に教えているわけではありませんから、誰にでも分かるように説明

してくれるわけではありません。結腸から切り出した病変を持って、「それでは次の作業、『ほうまい』

に移ります」とおっしゃるのですが、こう言うことは、勉強していないとちんぷんかんです。幸い電車の

中のぎりぎり勉でやったところだったので、「パラフィン包埋」(=paraffin embedding)であると分か

りましたが、やってなければ「ほうまい」の漢字さえ頭に浮かばなかったと思われ・・全体のプロセスを

知らないと、通訳のしようがないです。


切り出された、癌疑いの部分は、小さなバスケット状の物に入れられ(1つの病変に対し、10コも20

コも標本を作るのですね)、パラフィンの中に固められます。ロウに埋め込んだ感じです。それを2枚目

の写真の様な機械にのせ、薄く薄く3ミクロンの厚さに切り、写真左の水槽の水にそっと浮かべます。そ

れをスライドグラスでそっとすくい取って乾かし、パラフィンの融点である65度の機械に1時間入れて

標本とスライドグラスを密着させます。それを各種染色液で染め、顕微鏡で鏡検するのです。


『緊急』で届いた病変は、開腹状態で結果を待っているので、この流れでは間に合わないため、届くとす

ぐに切り出し、特殊な包埋をします。液体をかけ、ドライアイスと何かの入った魔法瓶状の物に入れると、

数秒で完全にかたまった状態になり、それをスライスして顕微鏡で見る・・「良性の○○!」と叫ぶまで

の全行程で5分とかかりません・・見ていて圧巻です。


好奇心のかたまりの私には大変興味深いことばかりなのですが、出てくる単語は私のちょっとだけ長い人

生でも一度も聞いた事のない言葉ばかり・・そんな、想像もつかない日本語を英語に訳すのは、ちと困難

です。聞いた事のある単語でも、「へんぺい上皮細胞」(=squamous cell) なんて一般人は使う事も無

い単語です。覚えましたが、覚えたからと言って、他の分野の仕事で活用できることがあるのかどうか疑

問です・・。

ちなみに今回は『前骨髄性白血病』が訳せませんでした。『前』が付いただけで『・・・・・』 な私・・。

その日になんの病名が必要か想像が付かない事もありますから、私のポケットの単語帳は病名で埋まって

いましたが、これは抜けていました。平たい英語で説明して、パパイヤに分かってもらいました・・

通訳をはじめた22才の時、『狂犬病』(=rabies) という単語も知らず、シリアスな講義中に『犬に

かまれてなる病気』なんて訳して、仕事相手等から声をそろえて『狂犬病ね!』(『Rabies!』)と言っ

て貰った遠い日を思い出しました・・^^

http://f.flvmaker.com/mcc1.swf?id=5fxcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpXcjEYGJBYuJLOSEhQXPKHlXbvu73Ci8XqIZgVPT3dkZnl/S4jAkcl7hzs

今回の仕事相手、パパイヤさんは「ビブリオコレラ菌」が大嫌いです。

「チフス菌」や「赤痢菌」は平気で扱うくせに、「ビブリオコレラ菌」だけは、「Oh!!Ahh!!」を連発し

ながらこわごわ・・で、毎回手を洗ったり、写真を撮った後のカメラをアルコールで拭いたり大騒ぎで

す。先生は「チフスや赤痢も同じような物だと思うんだけど・・」とおっしゃるのですが、彼女にとっ

てこの世でもっとも怖いのはコレラだそうで・・昨日はコレラになる夢まで見ちゃったそうです^^チフス

や赤痢は「あ〜チフスね、あ、赤痢?ノープロブレム」なんて鼻歌を歌いながら扱っています。聞けば、

彼女の国にはコレラがないのだとか・・でも、検出法を知らないと言っていましたから、同定できてない

だけかも〜。

写真はビブリオコレラの検査でNaClの液に菌を入れているところ・・ビブリオコレラは塩を好むそ

うで、だから魚介類にもつく事が出来るとかできないとか(←これ、パパイヤ説。先生に確かめてはい

ません)。塩0%、3%、7%、10%の液に菌を入れて、どのレベルの塩濃度で菌が増殖できるかで

菌が分かるそうです。


新宿はもうクリスマスカラー1色ですね〜。小田急百貨店は、ビルそのものがクリスマスツリーになって

いましたよ。

そして・・昨日、今日と底冷えがする中、新宿のビルの上に猫発見!なかなか良い感じのにゃんこでした

よ〜。見えます?寒いだろうなぁ・・この猫、確かこの写真を撮る1時間くらい前に新宿の通りの植え込

みの間を歩いてたドラちゃんです。新宿は「おいらの庭」なのかなぁ・・温かいとこ知っています。ちな

みにこのビルの1階は「焼鳥屋さん」でした^^お客さんが窓のとこから鳥を投げてくれるのかなぁ。投げ

てくれるといいなぁ・・


動画は今通っている病院にある機械です。前回の記事でパパイヤがやっていた、寒天培地に菌を植え付け

る仕事をもくもくとやっています。その仕事の正確かつ繊細な事と言ったら・・パパイヤは毎日感動しな

がら眺めています。「ナターシャ」という名前も(勝手に)つけて、「働き者だ」と褒めちぎり・・ナタ

ーシャがプラスチックのループを取り、それを試験管の中の菌液に浸して寒天培地に植え付けていく様子

はほんとに驚嘆ものです!ちなみに私はナターシャの猫自動ブラッシング機版が欲しいです^^タンが機械

の前でくるくる回りながらブラッシングして貰ってる様子が想像できます・・^^

今回の仕事

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今回の仕事は「病原細菌の同定」技術を学ぶ人が仕事相手です。

だから毎日細菌ちゃんたちとのふれあい・・

縁がないと思っていた「淋病菌」ちゃんや、「コレラ」ちゃん、「チフス」ちゃんと接しています。

仕事相手のお気に入りは「緑膿菌」ちゃんで、プレートに生えた菌のコロニーを眺めては、

「Nnnnnn...beautiful!」

と悦に入っています。・・・・。

この仕事、去年に引き続き2回目ですが、自分自身も勉強になります。「この患者さん、この菌を

持っているかな」と思ったドクターから疑いのある菌名の書かれた検査依頼が来ると、ラボの方々は、

その菌を見極めるのに一番適した培地を選び、そこに患者さんの痰、尿、その他を使って菌を増殖さ

せていますが、1つの検査に10コほどの培地を使ったりしている・・大変なのですね。色んな色の

ゼリー(私にはイチゴゼリー、メロンゼリー、レモンゼリーなどにしか見えません)の色が、菌を

摂取して36度の孵卵器に入れた翌日、真っ黒く変色したり、ガスが発生してゼリーに穴が空いてい

たり、赤く変色したりしているのを見て、「あ、○○菌陽性!」とドクターに報告するまでの一連の

仕事を見ていると、「検査結果が出るまでに、これだけ手がかかってるんだ〜」とつくづく思わずに

はいられません・・

と言っても、私の仕事相手は勉強中ですから、これらの一連の仕事には直接関係しておらず、そんな

仕事が毎日行われているラボの中で、与えられた菌を培養してそれらを見極める技術を勉強している

のです。

私は今回は結構楽チン・・先生が指示した事を通訳したら、あとは研修員が菌を培地に塗っ

たり、染色したりしている間、翌日の勉強に必要な単語を覚えたりしています・・研修員がやってい

る事も面白いので、一緒に結果を観察したり・・こういう仕事ばかりだと良いのに・・

しかし、仕事相手が培地のシャーレを開けて、たくさん生えた菌の匂いをかいで、

「んー!緑膿菌だ!かいでみる?」

なんてやってるのはちょーっと・・まぁ、匂いで見当がつくなら一番なんでしょうが、分かるように

なるまで、どれだけかいだんでしょう・・
 
1番下は、腸内細菌を同定するための1セットの培地です。綺麗ですよね〜。これも仕事相手と作りま

した。寒天パウダーを水に溶かしてそれを湯煎で溶かしたり・・お料理みたいでした。やっぱりゼリー

じゃ〜ん♪

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22日にインフルエンザの予防接種を受けました。

来週からの仕事は医療関係・・病院での仕事なので、職場からの「強制」です。

「私はインフルエンザにかかってからタミフルでいいです!」って言ったんですが、却下・・

職場が接種料金を持ってくれるのは良いんだけど、私は注射が大嫌いなのです・・


接種の瞬間は、結構痛かったかな・・そうでも無かったかもしれないんだけれど、看護婦さんが、

「痛いので覚悟して下さい」なんて言うから、「痛いんだ〜!!」と頭にインプットされたのかも・・

あれも「インフォームドコンセント」のひとつなんでしょうかねぇ・・


で、この写真は2日半後の接種あとです・・フラッシュを使ったせいでちょっと見えにくいかも

知れないけれど(今回も心の清い方にははっきり見えるかも・・^^)、かな〜り腫れています。

かなり広範囲に膨れていて、触るととっても熱い!不活化ワクチンだからウィルスは死んじゃって

るんだろうけど、こんな影響がある物なのですねぇ・・


来週からの仕事相手はパプアニューギニア人の検査技師さんです。1ヶ月間ばい菌のお勉強・・

がんばるど〜


こちらはブロ友の「ちゃんぷーたんたん」ちゃんの予防接種あと・・
        ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/chanpoo_tantan/231257.html

彼女のも腫れてますねぇ・・絆創膏がうらやますい・・

車いすのリーダー

仕事で素敵な人に出会いました。

今回の仕事相手と訪問した、障害者の自立生活を支援する組織の理事長さんです。

御飯を食べたり、トイレに行ったりするのにも介助が必要なYさんですが、Yさんの心は我々なんかより

何十倍も独立していて、リーダーの資質にあふれていました。もちろん、長い年月を掛けてそうなられた

のでしょうけれど・・


仕事相手を伴ってYさんの職場に伺った時、そこは車いすに乗った人々でひしめき合っていました。その

多くの人たちが、電動車いすに乗った重度の障害を持ったかた達でした。Yさんはその人達の中にいて、

皆に声を掛けて回っていました。楽しそうな皆さんの会話が聞こえてきましたが、脳性マヒのかたと接し

たことは余り無いので、最初は皆さんの言葉が聞き取りにくく、「Yさんの講義の通訳、できるかしら・・」

と少し不安になりましたが、会議室に入って、Yさんの話が始まったら、そんな不安はすぐになくなりま

した。言葉を発するときに少し言葉を押し出すような努力が必要なようではこそあれ、あふれるように出

てくるYさんの発想・理念などなどを聞いているうちに、通訳する私にまで彼の力が入ったようになって、

力強い話し方になってしまったようでした。仕事相手も、「That's great!」「It's a wonderful thought!」

を連発・・かなり感激していました。


脳性マヒを持って生まれたYさんは、ストローを使って自分でお茶を飲む事は出来ますが、御飯を食べる

には介助が必要です。昼食を共にしたのですが、長年介助をしているヘルパーのかたに、「それ・・うん、

今度はさかな・・」と伝えて口に運んで貰いながら、楽しそうに食事をしていらっしゃいました。昼食を

共にしたYさんの奥様も脳性マヒをもったかたで、別の介助のかたが御飯を口に運んでいました。介助の

方々も一緒に食事をしていて、自分が一口食べてはYさんに一口入れて・・という感じで、まるで家族の

よう・・でも、彼らにとってはそれはお給料を貰っている仕事ですから、Yさん達は変に遠慮する必要も

ない。でも、何だか素敵な友情がそこに生まれている様なのです。食事の後、介助のかたがお弁当を食べ

終わったのを確認して、「ん・・トイレ・・」と伝えるYさんと、「はいはい」と立って車いすを押して

行く介助のかたの関係は何だか家族のようでした。

Yさんの組織で介助の仕事をしている方々は、ボランティアの方々ではなく、皆さん、お給料を貰ってい

るヘルパーさん達でした。福祉サービスで介助を受けられる時間は障害の重度によって違うようですが、重

度の障害を持つYさんの場合、食事・トイレに介助が必要ですから、ほとんどの時間、介助を受ける事が

可能だそうです。それでも、そのサービスを受けられる時間の4分の3程度のみを受けており、残りの介助

費はは自費負担しているとか。「僕は働いているから」とにっこり笑われました。


健常者は自己主張が弱い事が多い、と言うYさん。福祉サービスの向上をはかるための運動の長い歴史や、

政府を変えるにはどんなアプローチが必要か等を切々と語られました。

障害を持った子供達は、たいていの場合、両親の、特に母親の庇護の中だけで生活する事が多いので、親

の死後は路頭に迷う事が多いとの事。多くの場合が、住み慣れた街を離れ、施設に入所、と言う結果にな

るらしいのです。Yさんのお母様が亡くなったときも同様だったそうです。それでも、障害を持っていて

も、1人間として社会の中で、自立した生活を送りたい、と、多くの運動や政府への申請を通して福祉サ

ービスの向上をはかり、アパートを借りて、介助のサービスを受けながら、自分たちで暮らせるようにな

ったそうです。


最後にYさんが言った言葉、心に残りました。

「社会的弱者が安心して生活できる社会は、イコール誰もが安心して生活できる社会です。そんな社会を

作るためにも、社会的弱者の当事者である私たちが出来る事がたくさんあると思う。それをする事が僕の

使命だと思います」

「せっかくこの世に生まれてきた以上は、しかも身障者として生まれてきた以上は、自分のやれる仕事を

とことんやりたいと思っています」


車いすリフト付福祉タクシーが待つ所までわざわざ見送りに来てくれたYさんと、仕事相手が固く握手を

して別れを告げた後、タクシーに乗り込もうとしたのですが、何だか感激してしまって、Yさんの元に

戻り、私も握手しました。「今回は単なる通訳として来たのですが、私自身、ほんとに色んな意味で勉強

になりました。ありがとうございます。」そんな一般的な言葉を言うのが精一杯でした。Yさんのような

人に美しい賞賛なんて、意味がないようで、したくありませんでした。

タクシーに揺られながら、仕事相手とYさんの事を話しました。素敵な人に会った後は何だか力を貰った

ようで、自分が明るく、ちょっとだけ強くなったような気がしました。

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