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			<title>奇想の庭（温室）</title>
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			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>奇想の庭（温室）</title>
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		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』⑦</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　１２

……歩武堂々と進むがほどに……
──誰か、まだ、そこにいるのは？　出てこい！
いやさ──行手で風がひらひら
赤旗をなぶっているばかり。……

道の行手に──見るも冷（つべ）たい吹き溜り、
──誰か、吹き溜りにかくれてるのは？　出てこい！
いやさ、腹をすかした野良犬一匹
後（あと）からよちよち来るばかり。

──ええ、この疥っかき、失せやがれ、
さもなきゃ、銃剣ぐさりと行くぞ！
古い世界も、野良犬どうぜん、
くたばりやがれ──ぶっ刺すぞ！

……歯をむきだした──かつえた山犬──
尾をたくしこみ──まだついて来る──
犬も寒かろ──宿なし犬よ……
──こら、誰か、そこへ行くのは？

──誰だい、あすこで、赤旗ふるのは？
──とっくり見るんだ、ひでえ闇夜だ！
──誰だい、あすこを、駈け足で、
建物づたいに逃げてゆくやつは？

──どうせ貴様は、つかまる身の上、
命のあるうち、降参しろやい！
──やいやい、同志よ、為にならんぞ、
出てこい、さもなきゃ、ぶっ放すぞ！

トラフ・タフ・タフ！──答えるものは
家並（やなみ）にかえる木魂ばかりさ……
それに吹雪のながい笑いが
雪にわめいているばかりさ。……

　　　トラフ・タフ・タフ！
　　　トラフ・タフ・タフ！……

……かくて往く、歩武堂々と──
　　あとからは──飢えた野良犬、
行手には──血染めの旗をささげて、
　　吹雪にかくれて姿は見えず、
　　飛びくる弾（たま）に傷をも負わず、
吹雪の上をば足どり優しく、
真珠（あこや）の玉なす雪を散らしつ、
　　白い薔薇（そうび）の冠をいただき──
　　行手には──イエス・キリスト。

1918年1月
&lt;/pre&gt;

【神西　清訳】&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;div class=&quot;alignCenter&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-a4-4c/rimbaldienne1891/folder/618414/75/18109375/img_0?1393854185&quot; width=&quot;560&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_1000_664&quot;&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18109375.html</link>
			<pubDate>Mon, 03 Mar 2014 22:43:05 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』⑥</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　１０

荒れて来おった、どうやら吹雪だ、
　　吹雪だ、吹雪だ、そうれ吹雪だ！
てんでんお互い顔が見えない、
　　四歩とはなれりゃ真の闇！

雪は渦まく、漏斗のように、
雪は舞い立つ、柱のように。

──やあこりゃ凄い大吹雪、神様お助け！
──やい、ペトルーハ、馬鹿をこくない！
あの金ピカの聖像幕から
どんな利益（りやく）を手めえは受けたい？
意識が低いぞ、手めえは全く、
もっとしっかり判断するんだ──
そもそもその手を血に染めたのは
カチカに惚れた因果じゃないのか？
──革命の足なみ、ゆるめるな！
手ごわい敵は真近だぞ！

　　進めや進め、いざ進め、
　　　　労働の人民（たみ）、いざ進め！
&lt;/pre&gt;

&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　１１

……かくて往く、聖なる御名（みな）は返上して、
　　総勢十二で──ぐんぐん進む。
　　　　何が起ころと覚悟のまえよ、
　　　　何が来（こ）ようと容赦はないぞ。……

はがねの銃の狙いをぴたりと
見えざる敵に突きつけながら……
吹雪ばかりが狂いに狂う
無人の横町に突きつけながら……
やれさ粉雪、吹きだまり──
長靴はまって抜けやせぬ……

　　目に痛く
　　なびく赤旗。

　　耳を打つ
歩調ただしく。

いざ──きたれ
　　牙をむく敵……

吹雪の目つぶし物ともせずに
　　昼も夜なかも
　　ぶっとおし……

　　進めや進め、いざ進め！
　　労働の人民（たみ）、いざ進め！
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18096758.html</link>
			<pubDate>Thu, 27 Feb 2014 21:55:57 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』⑤</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　８

　　あわれ悲しや、やるせなや！
　　　辛気で辛気で、わしゃならぬ、
　　　　死にたいほどなこの気もち！

　　ままよ陽気に一さわぎ
　　さわいでやろか、それもいい……

　　いっそ襟首ぽりぽりと（不興、屈託のありさま）
掻いていようか、それもいい……

いっそヒマワリの種子（たね）でも
　　むいていようか、それもいい……

　　いっそずばりとこの小刀（どす）で
　　斬ってのけよか、それがいい！……

やい飛べ、ブルジョア、雀っ子みたいに！
　　　おれは生血（いきち）を一すすり、──
　　　惚れたあの娘のおんために、ほい、
　　　黒い眉した娘（こ）のために。

主よ、安めさせたまえ、しもべが魂（たま）を……

　　　辛気くせえや！
&lt;/pre&gt;

&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　９

大都のざわめき今は杜絶えて、
ネヴァの塔（あららぎ）しじまに立てり、
はや巡警の姿だになし──
浮かれよ、子らよ、酒はなくとも！

ブルジョアひとり辻にたたずみ
鼻をうずめぬ、外套（がいと）の襟に。
それと並んで疥（かさ）かき犬が、
尾をたくしこみ、背後（そびら）に佇（た）てり。
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18084833.html</link>
			<pubDate>Sun, 23 Feb 2014 23:06:36 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』④</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　６

……また向うから、まっしぐら、
飛ぶわ、わめくわ、がなるわ、あの馭者。……

停まれ、停まれ！　アンドリューハ、手を貸した！
ペトルーハ、あれを追い抜け！……

トラフ・タララフ・タッフ・タフ・タフ・タフ──！
空へ舞いたつ雪けむり！……

馭者も──ワニカも── 一目散……
そらもう一度！　引き鉄（がね）だ！……

トラフ・タララフ！　思い知ったか
………………………
ひとの女と乳くった報いを！……

逃げおったな、この野郎！　よし、待っとれよ、
この決着は、明日（あす）つけようぜ！

で、カチカはどうした？──死んじゃった、
死んじゃった！　頭をみごとぶち抜かれて！

どうだい、カチカ、本望か？
──うんともすんとも答えなし……
寝てろ、くそたれ、雪の寝床に。

革命の足なみ、ゆるめるな！
敵のあがきは止まないぞ！
&lt;/pre&gt;

&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　７

　　またもや進む十二人、
　　肩には、やくざなラィフル銃。
　　ただし哀れな下手人の
　　顔は打ち伏せ、見えわかず。……

　　その足どりは、いよいよ速く
　　追われるように早まるばかり。
　　襟巻ぐるぐる首に巻きつけ──
　　いっかな正気にもどれない。……

　　──どうした、同志、元気がないな？
　　──どうした、兄弟、怖気がついたか？
　　どうした、ペトルーハ、何を悄気（しょげ）てる、
　　もしやカチカが、不憫かい？

　　──うん、まあ兄弟、聞いてくれ、
　　あの娘（こ）に俺は首ったけ……
　　一杯きげんの幾夜さを、しんの闇夜を
　　しっぽり濡れた仲なのさ。……

　　──それというのも、あの火のような
　　眼から射しでる鉄火の気性、
　　も一つ、右の肩にある
　　真赤な痣につい惹かされて、
　　無分別にもこの俺は、ああして殺してしまったよ、
　　ついカッとして、あいつを殺してしまったよ！

　　──ええ、この腑抜け、めそめそするない、
　　それとも貴様は腐れ女郎（めろう）か、ええペトルーハ？
　　──てっきり、こいつは、腹の底まで
　　ぶちあけてみたくなったのさ──言わせておけよ！
　　──男らしくしろってことよ！
　　──ちったあ性根を据えろというのよ！

　　──貴様のお守（も）りをしているような
　　そんな時とは時勢がちがうぞ！
　　おいらの肩にかかる重荷は
　　まだまだ重くなるんだ、兄弟！

　　さて、ペトルーハは、やっとのことで
　　急ぎ足をばゆるめにかかる……

　　首をばシャンとそり返らせて、
　　もとの陽気な顔の色。……

　　　ええ、なんの！
　　たまの気晴らし、罪にはなるまい！

　　戸じまり用心、火の用心、
　　近ごろ強盗はやるでな！

　　穴倉（くら）の錠前、あけときな──
　　近ごろ乞食が多いでな！
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18081263.html</link>
			<pubDate>Sat, 22 Feb 2014 21:38:16 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』③</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　３

　　よくも俺らは出たもんだよ
　　赤衛軍の兵隊に──
　　赤衛軍の兵隊に──
　　命を的に勇ましく！

ええなんと辛い、みじめな
　　　楽しい甘い暮しだろ！
　　おんぼろ外套ひっかけて、
　　アウストリアの銃もって！

ブルジョアどもの腹いせに
　　世界の火事を起こしてやるぞ、
　　血と血であらう世界の火事をな──
　　　　主よ、祝福を垂れたまえ！

　　　　４

　　雪は渦まく、馭者はわめいて、
　　ワニカとカチカは、まっしぐら──
　　橇の長柄にゃ
　　　　電気のランプ……
　　　　やい、どけ、どけろ！

　　奴め、やくざな兵隊外套、
　　それから阿呆づらのぞかせて
　　くろい口髭ひねること、ひねること、
　　　　ひねり上げては
　　　　ちょいと口説く。……

　　あっぱれワニカよ──肩幅ひろいぞ！
　　あっぱれワニカよ──口幅たいぞ！
　　　　お馬鹿のカチカをこう抱きしめて
　　　　　　殺し文句の総ざらい……

　　女は顔をあお向けた、
　　真珠のような歯がきらきら……
　　　　やいやい、カーチャ、おいらのカーチャ
　　　　　　可愛いおたふく、太っちょめ……

　　　　　５

　　おまえの顎にゃ、なあカーチャ
　　刀の傷痕まだ癒えぬ。
　　おまえの乳のすぐ下にゃ、
まだ生々しい引っかき傷！

　　　　さあさ踊った、踊ったり！
　　　　でもまあ可愛い、おみ足だ！

　　レースの下着（ペチコ）を着てたとね──
　　さあさ、なんでも着るがいい！
　　将校がたのお相手だと──
　　勝手にお相手つとめやがれ！

　　　　勝手にお相手つとめやがれ！
　　　　胸がどぎりと高鳴るぜ！

　　覚えてるかい、なあカーチャ、ほらあの士官──
　　おいらの小刀（どす）でぐさりとやられた
　　それともこの阿魔、思い出せんか？
　　それほど頭がぼけたのかい？

　　　　さあさ、頭を冷やすがいい、
　　　　ひざでも抱いて寝るがいい！

　　灰色ゲートルきらりと巻いて、
　　ミニヨン板チョコぐちゃぐちゃ噛んで、
　　士官候補生相手にやってたお前も──
　　今じゃやれやれ、兵隊相手か？

　　　　さあさ勝手に、罪つくれ！
　　　　後生が楽になろうもの！
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18071083.html</link>
			<pubDate>Tue, 18 Feb 2014 23:37:54 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』②</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　２

吹き舞う風、とび散る雪。
行くは何者、十二人。

ライフル銃の黒い負い革、
ぐるり一面、火だ、火だ、火だ。……

歯には手巻きの安タバコ、帽はもみくちゃ、
背中にゃダイヤの一（囚人の目じるし）でも附けろい！

　　　自由よ、自由、
　　ええさ、十字架ぬきで！

　　　トラ・タ・タ！
寒いや、兄弟、めっぽう寒いや！

──ワニカ（男の名）はカチカ（女の名）と、しけこんでら……
　　女（あま）にゃ靴下に礼束（ケレンキ）＊しこたま！

──今じゃワニカも金持ちさ……
──おいらの仲間を飛び出して、兵隊かぜを吹かしてら！

──やいやい、ワニカ、畜生、ブルジョア、
　　おいらの女に、キスしてみやがれ！

　　　自由よ、自由
　　ええさ、十字架ぬきで！
　　カチカとワニカは御用中──
　　　なんの、なんの御用中？……

　　　トラ・タ・タ！

ぐるり一面──火だ、火だ、火だ……
肩には──銃の黒い革……

革命の足なみ、ゆるめるな！
敵のあがきは止（や）まないぞ！

やい同志、銃を構えろ、びくつくな！
神聖ロシヤに、バリバリ喰わせろ──

　　　がっちり屋の、
　　　百姓小屋の、
　　尻でっかちの、ロシヤにさ！

　　ええさ、十字架ぬきで！

　　＊ケレンスキー内閣発行の紙幣。
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18064059.html</link>
			<pubDate>Sun, 16 Feb 2014 20:59:52 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『十二』①</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;h4&gt;&lt;a name=&#039;section-1&#039;&gt;&lt;/a&gt;この詩は大変に長いので数回に分けて掲載いたします。&lt;/h4&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;h1&gt;&lt;a name=&#039;section-2&#039;&gt;&lt;/a&gt;十　二&lt;/h1&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　１

くらい晩だ。
　　しろい雪だ。
　　風、また風！
人は立っていられない。
　　風、また風──
神しらす六千世界に！

　　風は吹き捲く
　　しろい粉ゆき。
粉雪めくれば──下は氷だ。
　　すべるぞ、辛いぞ、
　　道ゆく人みな
つるりつるり──やれ、気の毒な！

　　こっちの館（いえ）から向こうの館へ
　　張りわたしたる太い綱。
　　その綱には──プラカード。
『全権を憲法制定会議に！』
婆さん身もだえ──泣いている、
とんと合点が行きはせぬ、
　　あのプラカードをなんにする、
　　あんなどえらい襤褸っきれ？
子供の脚胖（きゃはん）がなんぞく取れよう、
　　みんな裸かで、はだしでいるに……

　　婆さん、めん鶏（とり）さながらに、
どっこいしょっと吹き溜りを越した。
　　──おお、守（も）り神、聖母さま！
　　──おお、ボリシェヴィキーの人殺し！

　　　風は吹きまく！
　　凍てもゆるまぬ！
　　ブルジョアが四つ辻で
　　外套の襟に鼻をうずめた。

あいつは誰だい！──長髪でさ
　　小声でぶつぶつ言うやつは。
　　──叛逆者ども！
　　──ロシヤ滅亡！
てっきり文士さ──
　　　口先ばかりのへなちょこさ。……

あすこにゃ、ほら、長裾で──
吹き溜りをば、ぐるり廻って行く男……
なぜそう浮かぬ顔してござる。
　　ねえ同志、いやさ坊さま？
覚えているかい、かねて日ごろは
腹つきだして歩いてござった、
十字架ピカピカ、これ見よがしに
腹つきだしてござったねえ？

あっちにはまた、毛皮外套（アストラカン）の令夫人
も一人の夫人にぱったり出会って、
──宅もわたしも泣きの涙で……
　　とたんに、すってん
ころりどしんと──伸びちゃった

　　　ああれ、痛（いた）、痛！
　　引っぱって、起こしてよ！

　　風ははしゃいで、
　　底意地わるい大満悦。
　　裾を吹きまき、
　　道ゆく人をなぎ倒し、
『全権を憲法制定会議に』の
　　大プラカードを
　　裂いたり、もんだり、はためかしたり……
　　おまけに、こんな話を、はこんでくる、──
……あたいたちも会議をしてね……
……ほら、この建物でさ……
　　……審議のうえで──
決議したのよ、──
お時間ならば十ルーブリ、
お泊りさんなら二十五とね……
……どなたさまでも──引きっこなし……
……へ、帰（けえ）って寝ようや……

　　　夜は更ける。
　　　街はさびれる。
　　　宿なし一人
　　　背中をまるめて、
ひゅうと、また風……

　　　ねえ、ちょいと、あぶれてんの！
　　　　こっちいおいでよ──
　　　キスしない……

　　　　パンをくれ！
　　　先はどうなるんだ？
　　　　あっちい行け！
　　　黒闇々（こくあんあん）の夜の空。

　　　怨み、やるせない怨みが
　　　　胸にたぎるぞ……
　　　くろい怨みだ、聖なる怨みだ……

　　　　おい同志！
　　　　　気をつけな！
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18061035.html</link>
			<pubDate>Sat, 15 Feb 2014 22:57:25 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの長詩『スキィフ人』</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;h1&gt;&lt;a name=&#039;section-1&#039;&gt;&lt;/a&gt;スキィフ人＊&lt;/h1&gt;
　　　　　　　パンモンゴリズム！　耳慣れぬ名称だが&lt;br /&gt;
　　　　　　　その響きは　私にとって　快くきこえる。&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　ウラジーミル・ソロヴイョフ&lt;br /&gt;
&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;君らは幾百万。我らは無数で　数えきれない。
　　　まあ　試みに　我らと戦ってみよ！
そうだ、スキィフ人とは我らのこと、アジヤ人とは我らのことだ──
　　　斜視の　貪欲な瞳を持っている！

君らにとっての数世紀も　我らにとっては一瞬にすぎない。
　　　我らは　従順な奴隷として
敵対する二種族の間で　盾を構えた──
　　　モンゴルとヨーロッパとの！

数世紀を　君らの古い溶鉱炉は　数世紀を鍛え
　　　雪崩の轟音を　かき消した
リスボンの　またメッシナ＊＊の壊滅は　君らにとって
　　　異様な物語であった！

何百年間も　君らは　東方を眺めていた
　　　我らの真珠を採って　溶かしながら
君らは　からかい半分に
　　　砲口を向ける時期だけを算えていた！

ついに──その時期が来た。不幸は羽撃き
　　　侮辱は　日を追って　ふえてゆく
その日が来よう──君らの植民都市（ペストウーム）は
　　　おそらく　痕跡もなくなろう！

おお　古い世界よ！　滅びぬうちに
　　　甘い悩みに　苦しんでいるうちに
賢き者よ、オイディポス＊＊＊のように
　　　スフィンクスの永遠の謎のまえに立つがよい！……

ロシヤ──それは　スフィンクスだ。歓喜しながら　悲嘆しながら
　　　黒い血を　浴びながら
ロシヤは　おまえを　眺めてる、眺めてる、眺めてる、
　　　憎しみを以て　愛を以て！……

そうだ　我らの血を愛するように　愛することだ
　　　君らの中の一人たりと　久しく　愛するということをしていない！
世界には　愛　があるということを　君らは忘れた
　　　それは　焼き　破滅させる！

我らは　一切を　愛する──冷たい数字の持つ熱も
　　　神々しい幻の　贈り物も
我らには　一切が分る──鋭い　ゴールの分別も
　　　憂鬱な　ドイツの天才も……

我らは　一切を　覚えている──パリの地獄の街を
　　　ヴェニスの涼気を
レモンの茂みの　遥かな香気を
　　　霧かかる　ケルンの大建築を……

肉を　我らは　愛する──その味を　色を
　　　肉の　息づまるような　死の臭いを……
罪深いか　我らは　優しくも　重い
　　　我らの掌の内に　もしも　君のどくろがきしむなら？

たわむれる駿馬の馬勒（くつわ）を取り
　　　我らは　慣れた
馬どもの　重たい尻を　どやすことに
　　　強情な女奴隷どもを　鎮めることに……

我らの方へ　やって来い！　戦争の怖れからのがれて
　　　平和の抱擁へとやって来い！
おそくならぬ間に──古臭い剣は鞘に納めよ
　　　同志よ！　我らは互いに兄弟となろう！

もしも　そうでなかったら──我らは何も失うべきでない
　　　我らには　背信こそが　手頃なのだ！
何世紀も　何世紀も──後代の病める子孫は
　　　君らを呪うことだろう！

好天に恵まれたヨーロッパの前に
　　　森に　林に　我らは　広く
道を開こう！　我らは　我らのアジヤの顔を
　　　君らへと　向けよう！

皆で行こう、ウラルへ　行こう！
　　　モンゴルの　野蛮な汗国と
積分の発現による鉄の器械との戦いで
　　　我らは　場所を　浄めよう！

だが　我ら自身は──今後は──君らの盾ではない
　　　今後は　自らは　戦いに加わらない！
我らは　眺めよう　死の戦いの沸き立つのを
　　　この細い眼で以て！

近寄るまい　凶猛な匈奴（フン）
　　　屍の　服の隠しを　手探り
街を焼き　教会へと　馬群が急ぎ
　　　白い　同胞の肉を　火に焙ろうとき！……

最後に──思い直せ　古い世界よ！
　　　労働と平和の　親しき宴へ
最後に──輝かくしも　親しき宴へ
　　　野蛮人の竪琴は　呼び寄せている！

1918年1月30日

　　　＊スキタイ人、紀元前数世紀にわたり黒海北岸にいた遊牧民族。
　　＊＊シシリー島の都市。1908年の地震で崩壊した。
　＊＊＊テーベの王ライオスの子。スフィンクスの謎を解き、又誤って母を妻にしたという。
&lt;/pre&gt;

【鈴木　積訳】&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;div class=&quot;alignCenter&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-a4-4c/rimbaldienne1891/folder/618414/18/18056918/img_0?1392375844&quot; width=&quot;560&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_664_1000&quot;&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18056918.html</link>
			<pubDate>Fri, 14 Feb 2014 20:04:04 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの無題の詩「荒々しい風は」</title>
			<description>&lt;p class=&quot;img&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-a4-4c/rimbaldienne1891/folder/618414/73/18054373/img_0?1392299193&quot; width=&quot;560&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_1000_664&quot;&gt;&lt;/p&gt;&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;h1&gt;&lt;a name=&#039;section-1&#039;&gt;&lt;/a&gt;***&lt;/h1&gt;
&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　荒々しい風は
　　　　ガラス窓を　たわめ
狂おしくも　鎧扉を
　　　　蝶番から　もぎ取る。

復活祭の　朝の　勤行のとき
遠いひびき　悲しげなひびき
聾と　黒。
風が　厚かましい客が
門を　震わせている。

窓の向こうは　暗く　空漠として
夜は　足音と　砕ける音に充ち
あそこでは　河が　氷を割り
あそこでは　花嫁が　私を待っており……

どのように　意地わるい仮睡（まどろみ）を　振り払おう
どのように　私は　客を　追い払おう？
愛する人を──呪われた　見知らぬ者に
手渡さぬためには　どのように？

世の一切を投げうたず
すべてに　絶望しないためには　どのように
もしも　風が　客にこようなら
私の家を震わせる　黒い
荒々しい風が　来ようなら？

　　　　なんだって　おまえ、風よ
　　　　ガラス窓を　揺さぶる
荒々しく　鎧扉を
蝶番から　もぎ取るのか？

1916年3月22日
&lt;/pre&gt;

【鈴木　積訳】&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18054373.html</link>
			<pubDate>Thu, 13 Feb 2014 22:46:33 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ブロークの、長詩からの抜粋を二篇〈カルメン〉から、〈鶯の庭〉から</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;h1&gt;&lt;a name=&#039;section-1&#039;&gt;&lt;/a&gt;***&lt;/h1&gt;
　　　　　　　　　　　　　　〈カルメン〉　　抜粋&lt;br /&gt;
&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　１
盛り上がった雨雲の中で　突如
一条の光が　焔のように　きらめくとき
大洋は　その色を変える──
そのように　歌っている雷鳴の下で　心も
そのかたちを　変える、息を殺して
血は　頬へと　はねかかり
カルメンの出現を前にして
幸福の涙が　胸つまらせる。

1914年3月4日
&lt;/pre&gt;

【鈴木　積訳】&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;div class=&quot;alignCenter&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-a4-4c/rimbaldienne1891/folder/618414/61/18051361/img_0?1392210232&quot; width=&quot;560&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_800_531&quot;&gt;&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;h1&gt;&lt;a name=&#039;section-2&#039;&gt;&lt;/a&gt;***&lt;/h1&gt;
　　　　　　　　　　　　　　〈鶯の庭〉　　抜粋&lt;br /&gt;
&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　　　　４
私の心は　真実を語った
柵も　おそろしくはなかった
叩きはしなかった　私は──固い扉を
彼女が　自ら　開いたのだ。

さわやかな道にそって　百合咲くほとりで
小川は　単調に　歌い始めた
甘い歌声で　私の耳を　聾し
鶯たちは　私の魂を　つかまえた。

あの抱擁が　私に　開いてみせた
未知の幸福の　遠い彼方よ
私の　貧しい想いよりは　音たかく
腕環は　弱まりながらも　鳴っていた。

黄金の酒に　酔いしれ
黄金の焔に　焼かれ
私は忘れた　石の多い道のことを
わが貧しい仲間のことを。
&lt;/pre&gt;

【鈴木　積訳】&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/rimbaldienne1891/18051361.html</link>
			<pubDate>Wed, 12 Feb 2014 22:03:52 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		</channel>
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