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北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議、難航してはいるものの、今回は話し合いらしい話し合いが行われ、何らかの合意が得られそうです。 また、今回は日本と北朝鮮の代表の2国間会談も行われています。最も話し合いを行わなければいけない国と1年ぶりの会談です。 <日朝首席代表が会談 日本の立場伝える> 【北京】 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で、日本の首席代表を務める佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長と、北朝鮮首席代表の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官が12日、北京市内で約1時間会談した。複数の日本政府関係者が明らかにした。 会談の内容は明らかになっていないが、佐々江局長は北朝鮮に対する経済・エネルギー支援について、拉致問題での進展がなければ応じられないとの日本の立場を改めて伝えたとみられる。また、日朝関係に関する作業部会が設置される見通しとなったのを受け、部会で扱う議題などについても協議した模様だ。 2月12日 毎日新聞(10時40分) <1年ぶりに日朝政府間対話、佐々江局長と金次官が会談> 【北京】 北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の日本首席代表の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は12日夕、協議会場の北京・釣魚台国賓館で、北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官と約1時間会談した。 議長国・中国の首席代表、武大偉・外務次官が訪中している自民党の額賀福志郎・前防衛長官に明らかにした。 佐々江局長は北朝鮮側に、核の放棄や日本人拉致問題への誠意ある取り組みなどを促したと見られる。 日朝の政府間対話は昨年2月に北京で行われてからほぼ1年ぶり。このほか、昨年4月、民間団体のシンポジウムで来日した北朝鮮の鄭泰洋外務省米州局副局長が山本忠通・北朝鮮核問題担当大使と都内で会談している。 2月12日 読売新聞(20時5分) <日朝の首席代表が会談=「拉致」を提起か−6カ国協議> 【北京】 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で、日本首席代表の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長が12日、北京の釣魚台迎賓館で北朝鮮首席代表の金桂冠外務次官と約1時間会談した。外交筋が明らかにした。日本側は、中国が設置を提案している日朝国交正常化に関する作業部会で、拉致問題についても取り上げたい考えで、こうした立場を伝えたとみられる。 2月12日 時事通信(19時1分) <「エネルギー支援しないで」=中山補佐官に拉致家族ら> 北朝鮮による拉致被害者家族会などは12日午後、中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)を招き東京都内で集会を開いた。中山補佐官は政府の取り組みを説明。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の難航が伝えられる中、家族からは「政府は毅然(きぜん)とした態度を通し、北朝鮮にエネルギー支援をしないでほしい」との意見が出された。 2月12日 時事通信(19時00分) <6カ国協議の不調、困るのは北朝鮮=安倍首相> 安倍晋三首相は12日午後、6カ国協議のこれからの対応について「北朝鮮が核廃棄に向け具体的対応を取るよう、(米国などと)よく連携を取り、あきらめずに対応を求めていく」と述べた。 成果が出るかについては「会合がうまくいかなくて一番困るのは北朝鮮だ。そこをよく北朝鮮は理解しなければならない」と述べた。視察に訪れた都内の児童青少年センターで記者団の質問に答えた。 2月12日 時事通信(19時01分) <北、支援増で「解体」同意=インタファクス> 【北京】 ロシアのインタファクス通信は12日、北朝鮮が6カ国協議で「重油200万トンと電力225万キロワットの年間供与」を条件に、核施設の「解体」を受け入れる立場を示したと報じた。北朝鮮はこれまで核施設「凍結」の見返り支援として、重油50万トンと200万キロワット相当のエネルギーを要求していた。 2月12日 時事通信(17時00分) <核施設稼動不能化ならエネルギーの提供拡大も> 【北京】 北朝鮮の核問題と関連し、韓米両国は核施設の閉鎖・封印よりも高い段階として北朝鮮が核施設の再稼動ができなくなる水準の措置を取った場合には、北朝鮮に提供するエネルギーの量を増やす考えを示していたことが分かった。また、北朝鮮側が協議過程でエネルギー提供の要求量を大幅に縮小することに事実上同意していたことも明らかになった。 これにより、6カ国協議でのエネルギー支援量をめぐる協議は、北朝鮮が主張する重油100万トンと、残り5カ国が主張する50万トンの間で駆け引きが行われることになる。特に韓米中の3カ国は、北朝鮮が核施設の再稼動ができなくなる措置を受け入れる場合には、閉鎖に伴う保障として重油50万トンのほかにも、相当量のエネルギーを追加で提供する意向を示しており、北朝鮮側の決断を促している。 再稼動を不能にする措置は、▼北朝鮮がプルトニウムの生産と関連した核関連施設の稼動を中断し▼主要な核関連施設の目録を提供する▼核物質の安全管理に関する話し合いを受け入れ、燃料棒の監視を認めるなど確認可能な再稼動不能措置――を骨子としており、核施設への関係者の立ち入りを禁止する「閉鎖」よりも水準が高いものとなっている。 複数の外交消息筋によると、米国などは稼動中断や凍結、閉鎖・封印のほか、査察や核施設の解体など、段階別に履行順序を示しており、北朝鮮が初期履行措置として選択する水準に合わせ見返りとして提供するエネルギーの量に差をつけている。当初重油300万〜400万トンと一貫しない要求を続けてきた北朝鮮も、協議が進むにつれ、各段階措置に対する見返りを提示するよう求めている。議長国の中国は米朝を中心にした協議結果を基に、12日中にも合意文修正案を提示する可能性が高い。 2月12日 YONHAP NEWS (15時29分) <北、要求水準引き下げか=重油100万トンに−6カ国協議・韓国通信社> 【北京】 韓国の通信社・聯合ニュースは12日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で議論されている核放棄への「初期段階措置」の見返りと関連し、北朝鮮が当初、電力225万5000キロワットに相当するエネルギー支援を要求したが、交渉過程で要求水準を下げることに事実上同意したと報じた。その結果、北朝鮮は重油換算で約100万トンを要求。一方、ほかの国は核施設の「閉鎖」レベルの見返りとして50万トンを主張しているという。 また、同ニュースによれば、米韓などは北朝鮮が核施設の「閉鎖、封印」よりも高い水準の「核施設不能化」の措置まで取る場合には、提供するエネルギーを相当量増加することができるとの意思を伝え、北朝鮮の決断を促したという。 2月12日 時事通信(13時00分) 核の放棄の見返りにエネルギー支援ということで決着がつきそうなところです。 しかし、私がこだわりたいのは、エネルギー支援をしたところで、どれだけの国民に支援が行き届くのかということです。 北朝鮮ではあらゆる物資や食料が不足していて、国民は飢えで苦しんでいるということは、かなり報道されています。多くの北朝鮮の国民にとって、主義や思想よりも明日の食べ物が欲しい、生活するだけで精一杯というところでしょう。(人間って、生存という欲求が満たされなければ、社会的な欲求は生まれないと思うので・・・。) 今回の6カ国協議は、核問題について話し合うという名目である以上、核問題が話題の中心とならざるを得ないわけではあるが、どこの国も北朝鮮の国民生活の実態について触れていないのは、残念です。ものすごくリアルに貧困があるというのに・・・。 私は、北朝鮮の国民生活の改善、朝鮮半島の非核化(私自身は世界中の核そのものに反対であるが・・・)、拉致問題はすべて同時に(平行して)解決しうる問題だと思います。 6カ国協議で話し合われていることは、私が考える理想とはかけ離れているが、それでも、少しでもいいので、総合的な状況が良い方向に向かうよう、6カ国のすべてが粘り強く話し合って欲しいと思う。 また、今回は日本と北朝鮮の2国間協議も行われた。ここのところ、日本の北朝鮮への対応と言えば、圧力一本槍であった。しかし、国と国の間で起きた問題の解決は対話が原則でると私は思う。今回の日本と北朝鮮の2国間協議は形だけで終わってしまうかもしれない・・・。しかし、対話による解決の原則を双方が確認してくれれば、大きな収穫だと思う。
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<人間って、生存という欲求が満たされなければ、社会的な欲求は生まれないと思うので・・・>⇒このフレーズ、一般的にはそうなのかも知れませんが、<土下座をすれば飯をやる。裸になればおかずもやる>という状況の中で土下座が出来るかどうかだと思います。今、北の置かれている状況がその様な状況に近いのだと思います。人は生存的欲求と同時に社会欲求や自己実現欲求も同時に追及するものだと思ってます。
2007/2/13(火) 午前 10:58
北の今年のスローガンは、青年達も含めて、全部の団体で経済をうたってます。原油の輸入量も06年4四半期は前年比8割増(日本では制裁されていると言われていますが、実情はかなり違います。)、非核化が実現すれば、今までの軍事に回していた資金が経済活動に回る事になります。楽観は出来ませんが、悲観も出来ないと思います。
2007/2/13(火) 午前 11:01
ついでに、日本の報道では、6カ国協議が<北の核放棄vsエネルギー支援>になってますが、本質は<皆が核を使わないと約束すれば、我々も作らない>という協議です。その検証可能性の為、原発稼動停止、それに伴うエネルギー不足を補填すると言うことだと思ってます。
2007/2/13(火) 午前 11:04
アッパマンさんコメントありがとうございます。たしかにそうですね。「死んでもあいつの言うことには従わない。」なんていうのもそうですね。私、ちょっとモデル的な考え方をしました。あくまでも一般論的な話です。確かに、ある段階の要求を満たされなければ次の段階には進まないという階段みたいな話はちょっと変と言うか、強引ですね。
2007/2/13(火) 午後 9:51
軍事に回していた資金が経済活動に回るという点は、間違いなくプラスですね。エネルギー不足の補填となるとお釣りはないのかぁ・・・。つまり、今供給しているエネルギーは増えず、国民には回らないということですね・・・。6カ国協議、韓国ではどう報道されているのだろう?知りたいところです。
2007/2/13(火) 午後 9:59