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歴史認識をめぐって、日本政府は、たびたびアジアの国々から批判を受けています。
例えば、中国政府は、第二次世界大戦の侵略行為に関する政治家の発言、戦犯に関する発言、靖国神社の参拝、右傾化した教科書について、日本(政府)や日本の政治家の歴史認識は間違っている、おかしいとたびたび主張します。
しかし、この「歴史認識」って言葉、わかっているようで実体をつかめない言葉です。ちょっと難しい言葉のように思えます。
歴史認識って何でしょう・・・。
「認識」という言葉を辞書で調べると、「ある物事を知り、その本質・意義などを理解すること。また、そういう心の働き。」(大辞泉)「物事を見分け、本質を理解し、正しく判断すること。また、そうする心のはたらき。」(大辞林)と書いてあります。
すると、「認識」のプロセスは、
1 ある事実を正確に知る。
2 その事実がどのようにして起きたのか。なぜそうなったのか。様々な角度から掘り下げる。
3 その事実の本質的な部分を考察する。
4 考察の結果、到達したところを結論づける。
ということになるのでしょうか・・・。
「認識」の前に「歴史」をつけ、「歴史認識」とすると、
1 ある歴史上の事実について正確に知る(調べる)。
2 その歴史上の事実がどのようにして起きたのか。なぜそうなったのか。様々な角度から掘り下げる。
3 2の掘り下げから、重要な点に着目し、本質と思われる部分について考察する。
4 考察の結果、到達したところを結論づける。
となりそうです・・・。
しかし、多くの場合、日本とアジアの国々との間で、歴史上の事実として認めている部分に隔たりがあります。また、歴史上の事実についての様々な角度からの掘り下げはあまり行われていないように感じます。お互い認めている事実に隔たりがあり、深く掘り下げることもなく結論について、ああだこうだと言い合っても、分かり合えないのは当然だと思う。
日本は、朝鮮半島を植民地化したことや、アジアの国々を侵略したことなどについて、「歴史認識」まで至っていないのだと思う。「日本の歴史認識は間違っている」のではなく、「日本は歴史認識をしていない」のだと思う。
歴史認識のプロセスについて、私の考えるところを何回かに分けて投稿したいと思います。
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