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北海道の最高峰といえば大雪山の中心旭岳(2291m)で

例年日本一早い紅葉の姿が、
ここ東京のお茶の間にも紹介されることで知られる。

かつてアイヌの人々にヌタプカウシュペと呼ばれていたが、
今ではその名はふもとのロッジに名づけられている。

我々もそのロッジに宿泊した。
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とてもいごごちの良い宿であったが
今回はわずか1泊だったので
またゆっくり訪れたい

こういうお宝的な宿に泊まると不思議なのは、外国人の多いこと。
日本人にもあまり知られていないのに一体どうやって調べてくるのか
半分は外国人だった。
バカンスの長いヨーロッパ人は公共交通機関のあるところなら
必ず自力でやってくる。
日本人よりもよほど日本の魅力を味わっていく。
やはり遊び慣れている気がする。


ロープウェイまでヌタプカウシュペから歩いて数分

わずか数分で標高1600mの姿見の池へとわれらを運んでくれる
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噴煙の向こうに旭岳が隠れている。

ここからは旭岳は目と鼻の先
昨日トムラウシから天人峡へと歩いていたので今日も足がよく動く

風も強く、ガスも立ち込めたため
山頂まではわずか1時間のスピード登山となった。
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学生時代、層雲峡から黒岳に登ったとき
まだ山にほとんど登っていなかったので、
ひいひい言って登ってずいぶん遠く感じられたが、
今回はあっという間だった。

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くだりでガスが取れて昨日下った天人峡への登山道が見えた。
(向かいの台地)

時間の流れは逆行できないけれど思い出はいつでも取り出すことはできる
いまを大事に未知なるところへ!

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トムラウシ

トムラウシ

山に登らない人には何の呪文か
はたまた牛の品種か

トムラウシは北海道第二の高峰で
トムラウシ川からその名がついたのだろうと、
日本百名山の著者、深田久弥は書いている。
ヌメヌメした川の意だそうだ。

トムラウシ

その独特の響き
初めてその名を聞いたときから憧れだった


かつては北海道の秘境だった。
百名山に選ばれて多くの登山者が訪れるため、
今では、秘境の山とは言えなくなったかもしれないが、
選ばれなければ、コンクリの東京で暮らす自分にとっては
登る機会はおろか
知ることすらなかったかもしれない。

奥深いのは相変わらずで、空港からのアクセスが悪く、
短縮登山口を利用すれば、健脚な人なら日帰りは可能だろうけど、
たとえ日帰りでも車泊するか直ぐ下の国民宿舎東大雪荘を利用するか。
多くの登山者は山中に一泊する。

今回我々もこの東大雪荘を利用するつもりだったが、
改装のため八月で営業を終えていた。
そのため天人峡からの登山となったわけだけれど、
たとえ短縮登山口を利用しても、ヒサゴ沼には泊まりたかったから
日帰りではなかったと思う。


天人峡から雨の中なんとか避難小屋に入ると、
先客は地元のおじさんと茅ヶ崎から来た爽やかな青年のふたりだけだった。
建物は大層立派で、中は二階建てになっていた。
シルバーウィークとあって大層混雑しているかと思ったら
空いていて拍子抜け。
ただ、おじさん曰く、まだまだ後ろがいる!らしい
まだ空いているのでいい場所を確保出来た。

大荒れの中登ってきたため、話は自然とトムラウシの大量遭難の話になった。

今から数年前の7月、
ガイドとともに数名の登山者が低体温症に陥り亡くなった痛ましい事故
ちょうど今回と同じように、ヒサゴ沼には白波がたって荒れていた。
雨の中出発した一行は厳しい環境に少しずつ遅れる人が出てきて、
やがてバラバラになり一人ずつ歩けなくなっていった。
とおじさんの話に聞き入った。

百名山とはいえ本州の山と比べ登山者が少ないから、
低体温になって動けなくなっても、
助けは望めないのは、今日の行程13キロであった登山者が
僅か一組ということからも想像にかたくない

もし低体温症になったのが一人だったら、何とかなったかもしれないが
ふたり以上になるとガイドの力だけではどうしようもできなかっただろう

低体温症が怖いのはほぼ自覚症状がないこと。

雨の降る稜線で長いこと風雨にさらされると、当たり前だが寒い。
一枚着込めば良いのだけれど、
雨の降る中で登っていると、「ザックをおろしてザックカバーを外し、
中から上着を取り出し、レインウェアを脱いで、上着を着て、
レインウェアを着て、再びザックカバーを取り付け、ザックを背負う。」
という一連の流れが、大層面倒に感じるから、もう少し我慢してみようと考えてしまう。ましてや集団で登っているときなど、自分のせいでパーティー全員を足止めさせてしまうから余計に躊躇してしまう。初めて出会った人同志の即席パーティーならばなおさらだ。

このトムラウシでの事故もツアー会社が募集したものに集まった即席18名のパーティーだった。50代から60代で、おそらくは調子が悪くなっても迷惑をかけてしまうから、と言い出せなかったのではないか。

しかし、そういう考えは山では危険だ。
寒く感じていればいいが
そのうちに寒くなくなって、眠くなればすでに低体温になっているのは間違いない。大丈夫?と聞かれても大丈夫と答えるか何も答えないのがおちである。
体温はすでに33度を下回っているだろう。

ただ眠いだけで、静かに歩いているから本人もまわりも体温低下に気づかない
昨日は寝不足だからとか硬いマットで良く眠れなかったからとか言って
眠さの理由を考えることだろう。

ここで気づけばまだ危険ゾーンから生還できるのに。
でも気づかない。小屋などの安全地帯はまだまだ先。
そのうちに
歩きながら寝言を言い出す
ブツブツ
他の登山者も、寒い中自分のことで精一杯で、それがおかしいことに気づかない。
すでに体温は30度を下回り始める
そして錯乱が始まって、ようやく周りが気づいても手遅れ

やがて人事不省となって動けなくなる。

最後にはだいたい一言発するらしいが、なにを言っているのか大抵は聞き取れないという。
遭難した女性もまた北沼のほとりで沼に向かって話していたとか

山に登らない人は凍死というとカチカチに凍ると考えがちだけれど眠くなるのは33度くらいで28度迄体温が落ちれば多くの人は意識を失う

だから秋の山で風雨にあたり続ければ簡単に凍死してもおかしくない。
寒いうちに一枚着ること。当たり前だがこれが大事なこと。
こんなこと書いても低体温症で亡くなる人は絶えないだろう
せめてこれを読んだ人はどこかで覚えていてほしい


さて、避難小屋の温度は低いが、風雨をしのげるし、広いので調理も楽だけれど、
テントより寒いのが常である。吐く息が勢いよく白い!

今回は荷物を軽くするため夏用のシュラフだったから、
寒くてエマージェンシーシートを使った。
このペラペラのシートがあるだけでずいぶん暖かさが違うから
どんなときもザックに忍ばせ携行している

もう少し寒かったらテントのフライシートを使うつもりだったが、
だんだん人が増えて調理をするおかげで、小屋も温かくなり使わずに済んだ。


朝方トイレの我慢が限界となり、冷える中外に出てみると星が出ていた。
快晴だった。
東の空が白む。ウペペサンケ、ニペソツ。まるで呪文だ。
石狩岳がその黒いスカイラインを、紫がかった灰色の空へ浮かび上がらせる。
谷の奥にはまだ十分に光が届かないから、シルエットは平坦で厚みのないものだったが、日の出が近づくにつれ、山の表情が浮かび上がりくっきりしてくる。
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黎明の中、まだ知らない山ばかりで、想像して楽しむ。

最高だ
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雨がやんだあと、
空気がキーンと冷えて閉じ込められていた濡れた落葉の匂いも
太陽が上がるにつれ、鼻をくすぐりだした

寒さも忘れ見入っていたらガタガタ震えがきた。

絶景トイレを済ませ小屋に戻った。


朝食を食べながら小屋から順次出て行くのを見送っていると最後になっていた
箒で床を履き感謝の気持ちを小屋に伝え出発
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今日の行程は長いんだ
まだ地平線からそれほど離れていない太陽が、
紅葉に染まる大地を、より一層赤く染めている
まわりの空気すら赤い
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ヒサゴ沼は穏やかで昨日見えなかった対岸がこんなにも近かったのかと驚いた。

小さくなった雪渓から水が流れ出てヒサゴ沼へ注いでいる
ごくごく飲んだら美味そうだが、
ここは北海道だから残念ながら煮沸が必要だ。
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キタキツネは北の国からの影響もあって観光客には人気があるが、
登山者にとっては、寄生虫エキノコックスを撒き散らす厄介な存在だ。

驚くことに、最近は青森でも確認されているようで、うかうかしていると本州の山でも水をそのまま飲めなくなるんじゃないかしら(´・_・`)
ここトムラウシでも野ねずみが登山道で死んでいた
もしかしたらエキノコックス症かもしれない
イメージ 17ネズミの写真(気持ち悪いです)

先日岩手山に登ったところモグラが死んでいたが
もしかするとエキノコックス症?恐ろしい。


平坦な稜線に上がると、木道の先の稜線の上、
山頂が三つにわかれて山という字そのままの姿でトムラウシが頭を出していた。その重厚なすがたに、始めまして!よろしくお願いします。そんな心持ちになる
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美しい日本庭園を超えると岩ゴロの斜面で先に出た登山者たちがへばりついているのがみえる
そこかしこからナキウサギの声が聞こえるけれど恥ずかしがり屋で姿を見せてはくれない

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北沼は穏やかで微笑んでいるような気がした。

犠牲になった方へそっと手を合わせ、

最後の岩場をひと登りすると山頂の一角であった
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南には十勝岳連峰が北には大雪の山々そして東には阿寒や羅臼岳までがみわたせる

まさに北海道のヘソというべきだろう

この景色を見られ幸せだ

一時間ほど眺望を楽しんで山頂をあとにした。

途中振り返るとどこから来たのか雲がぽっかりとトムラウシを包んでいた
今までの明るい姿と裏腹に
哀しみがトムラウシを包んだ気がした


下る途中ナキウサギが二度三度と姿を現し我らを見送ってくれて慰めてくれた

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憧れのヒサゴ沼 雨のち暴風雨前篇のつづき



雨の山登りは苦痛だが、なんでもない景色が絶景となって心に残ることがある。晴れていれば気付くことのない絶景、私はこれを節操のある絶景と読んで愛しているのだ


笹が生い茂り登山道は見えないほどだったがそれがなお一層秘境の雰囲気を演出してこの長大なルートを独り占めしていることに満足感は高い

先ほどの太陽はどこへ消えたか本格的に荒れてきて小化雲岳への稜線で森林限界に出ると遮るものがなく風雨が自由に暴れまわっていた。
まるで我らがついたてになって彼らの通り道を邪魔しているように容赦無く打ち付けてバラバラと音をたてていく。
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レインウェアのフードが風でバタバタと音をたてて近くにいるはずのタコさんの声さえ聞こえない
こうなるとなんだか可笑しくなってきてむしょうに笑いたくなってくる
低体温に陥って頭がおかしくなってしまったか!

そうではない

この長大な台地に我らふたり自然とむきあって孤独を味わっているこの状況が可笑しくてたまらないのだ

こうなるとしめたもので雨風が強くなればなるほど元気が湧いてくる

この困難な状況を乗り越えた達成感を想像するとたまらない
今までは草紅葉や稚児車に癒されのが関の山だったのに

化雲岳の登りで風が一層強まった

鞍部から吹き抜ける風で雨の雫は一斉に向きを変え、まるで鳥か魚の群れのように規則正しく並んで上下左右から我々を翻弄する。

広い登山道は雨とガスでよくわからなくなった。ただ目の前の大地を感じながら感覚に頼って登る。
ようやくガスの中に真っ直ぐ伸びた影がぼーっと屹立し、それが山頂標だとということは直ぐに分かった。
見えてから僅か30mで山頂…

と思ったら山頂に近づくと山頂標の直ぐ後ろに巨大な岩が現れた

この岩に登らずして化雲岳に登ったと言えるのか
この先ここには来れないかもしれない

そう思うと登らずにはいられなかった

相変わらず風雨は強いけれど風下からならいけそうだ
タコさんを置いて岩の裏手にまわる踏み跡からよじ登るとまた風が襲ってきた。岩は脆い

危ないが行くしかない。
風を避けるように
這いつくばってジリジリ登る

雨が、毛細血管のような岩の破れ目の中へと吸い込まれて、ぶよぶよになり今にも全てが崩れてしまいそうな、そんな錯覚を感じるほど岩は脆かった。かじかんだ指を這わせ、押さえ付け必死に抵抗する。

冷たい雨が徐々に体温を奪い感覚がなくなっていく。このままではいけない。
再び立ち上がって動き出すと直ぐに山頂だった。

今思えば
風との格闘は思っているよりも短かったかもしれない。
岩の上は6畳ほどの広さだった。
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ウォー
チカラ一杯叫ぶ

長居は無用だ

おり始めたとき

一瞬風の間に声が聞こえた気がして

山頂を振り返った

そのとき身体が軽くなってフワッと空へと飛び出した気がした

足元の岩が崩れて谷底へ落ちて行ったのだ

危ない

幸い振り向いたときに手で岩をつかむことが出来たから
滑落はまぬがれた

振り返らなければ、角度は60度くらいだったから尻もちでは済まなかっただろう
不思議な力が働いたかな

不思議な力
山ではたまにこういうことがある
おーい!と呼ぶ声に呼ばれて行ってみると誰もいない
気のせいかと思って戻ろうとすると再び、おーい!と聞こえるのだ

こんなときは決まって遭難騒ぎと結びつけてホラー話になるのだけど
風が強く吹いて岩や木が鳴ったりしているに違いない

でも山にホラー話が出るのは、雨風の日に一人で歩いていると、たとえ慣れた道であってもいつもより長く恐ろしく感じる人の心の弱さであり大自然への畏敬の念であろう

深い森のなかで高い梢を見上げれば、だいだらぼっちが現れたり、天狗が現れたり、我々は古くから森の中で生きてきて遺伝子に山や森が刻まれている。修験道や各地の山講もまたしかり

人の力ではどうしようもできない現象は人の力でできることよりも多い
ただ岩のようにそこにある強さに少しでも近づくことができれば、おーい!からは解放されるかもしれない

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安全地帯へ下りて直ぐに木道が現れた

雨に濡れた
木道の先はガスの中へ消えていく
ここは晴れれば天国だろうが
今はまるで地獄へと誘われているようだ
おっと進まなければ本当の地獄行き(=゚ω゚)ノ歩いていく

まだ見たことのない絶景を地図から想像しながら、化雲岳に背を向けてトムラウシへの縦走路を歩く
ここからはきっとトムラウシが見えるだろう
ヒサゴ沼はどうなっているのか
秋の紅葉が燃えるようにトムラウシに華を添えているにちがいない
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残念ながら今は真っ白で、風に健気に堪えるワタスゲに自分の姿を重ねて慰めとするしかない

登山者には誰でも憧れの場所がある
今のようにネットが発達していない時代に山の雑誌にある写真や文字、人から聞いた話から想像して勝手に想像して楽しんだり、ときには夢で訪れたりする。

そんな中でも直ぐに行ける山もあればなかなか尋ねることができない場所もあるものだ。
今からちょうど20年前のやまけいの付録に夏山BOOKがあった
そこに一枚の写真とともにヒサゴ沼のキャンプ場が紹介されていた。
ヒグマに注意とある

ワクワクするじゃない


今日ようやくたどり着く
そう思うと今迄の気持は何処へやら、足どりは軽かった

緩やかに斜面を下るとヒサゴ沼だ

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ヒサゴ沼は手荒く迎えてくれた

白波が岸辺に打ち付け対岸もガスで見えないから

まるで海のようだった

それでも満足だった

テントをあきらめ避難小屋に逃げこんだのは14時を回ったころであった。

風は相変わらずゴーゴーと唸りをあげていた。
岩から引き剥がされないようホールドをしっかりと握る

ここは風衝地のようで予期せぬ方向から翻弄してくるので
数歩の距離を進むのに時間がかかる
ジリジリと目の前の岩を決死のスタイルで登る。

突然白い雲で明るくなった。
その先にもう登りはない。
ようやく山頂へ立ったのだとわかった。

黙っていると泣いてしまいそうな気がして声を出した

「ウォー!」

少し元気がでた

ニンマリ笑みを浮かべ余裕を見せた。

弱気が去って力が湧いてきた

時間がない

一先ずタコさんがいるところまで戻ろう


雨がバーバーたたき付けてきた。
まるで油膜の張ったフロントガラスを洗うように
周りの景色を滲ませた。
こちらも負けてなるものかとチカラ一杯踏ん張り下山にかかった。


そのとき一瞬静寂があった

身体が軽くなってフワッと空へと飛び出したようだった。




少し前の話になるけれど、シルバーウィークに北海道へ行った。
大雪山の紅葉は、日本一早い紅葉と言われているのは知っていたけれど、
実際には見たことがなかったから、
この目で直接見なければ、知っていることにならない。
それならばやはりトムラウシだろう
ということで出かけてきたのだ。

ANAの5000マイルでバニラエアー特典航空券成田ー千歳がゲット出来る
しかも最近ネットでとれるようになったので便利になった。
今回はそれを利用してみる。

残念ながら予約が遅かったので
千歳に19時着の便しか取れなかったが、
幸い今回のシルバーウィークは5日あるし、
ここのところ忙しくて旅の準備もままならなかったので、
朝起きてから旅の用意をする時間があるのはよかった。

第三ターミナルを利用するのは初めてだったけど、
預け入れ荷物の中にあるガスバーナーのヘッドのチェックで呼び出された。
普段呼び出されたことはないのでちょっとビックリしたけれど、
新しいターミナルでまだ係員も若い人が多く、
基本に忠実に職務を遂行しているようで安心できる。

ただ時間がなかったため慌てたけれど、
結局飛行機が15分遅れてことなきをえた。
第三ターミナルを利用する場合、
羽田のようにはいかないから少し余裕があった方が安心である。

千歳空港にはJAL側のショップにガスボンベが売っているが、営業時間が19時迄。我らの飛行機は1845着の予定でギリギリ大丈夫\(^o^)/と思っていたが、
出発が15分遅れれば、到着も15分遅れるのは至極当たり前。

そこはなんとかならんもんか((((;゚Д゚)))))))
走ってショップに向かったけれど規則正しい日本人は
すでにシャッターを閉めてお帰りになっていた。

まあLCCを使う場合、多少の遅れは止むをえない。
海外に一度行けば一回北海道旅行がタダになる。うまく付き合うのが得策だ。
そんなわけで空港ではガスボンベを手に入れられなかったが
まだまだ奥の手がある
空港横のアウトレットモールにあるショップは20時まで
それでも駄目なら某高級レンタカー会社の受付では、
22時まではボンベを調達可能なのはリサーチしていた。

幸い、レンタカー会社のすぐ横にあるアウトレットモールに
19時40分には到着したのでそこでガスボンベをゲット
無事にガスバーナーの呪縛から逃れることができた(;´Д`A

これで準備万端。いよいよ天人峡へと向かう。
天人峡は朝日岳ロープウェイの南側。千歳からは200キロ程度だ。
天人峡へ向かう途中、十勝岳中腹にある北の国からでおなじみ
吹上露天風呂へよってひとっ風呂浴びていこう
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トムラウシには東西南北からアクセス出来るけれど、
いずれの登山口もちょっと遠い。
今回はその中でもハードな天人峡コースなため早立ちが欠かせない。
吹上露天風呂で汗を流し車泊して早朝に出発しようというわけ。
そんなわけでガスボンベはどうしても今日欲しかったんだよね。

地元のおじさんたちと風呂で談笑しすぎて天人峡の駐車場に着いたのはすでに3時Σ(゚д゚lll)
しかも雨が降ってきたためテンションダウン

3時間 つかの間の睡眠
起きてみると雨はさらに強く降っていた
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早く出発しなければ今日のコースは長いんだ(;´Д`A

わかっちゃいるが気持ちが乗らず用意が進まぬ
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柱状節理にガスがかかる天人峡を出発したのは8時を回っていた((((;゚Д゚)))))))

まわりは白く煙っているが、雨はさっきより小降りとなっている。
登山届けをポストへ入れ九十九折の登山道を早足で登って、急速に標高をあげる。歩き始めはいつもゆっくり歩くよう心がけているけれど今日はいつもより急いで息が上がる
台地に上がると登山道はフラットになった
途中、美しいと評判の羽衣の滝はガスで見えず、ただ滝の音が北の大地の森に広がっていた。
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雨粒が樹々に溜まっては大粒の雫となって落ちて来る
まだ九月というのに冷たい雨だ
この時期北海道では雪が降ることも珍しくない
気を引き締めて歩く
途中一組のご夫婦とすれ違った
お互い初めて出会う登山者に話もはずむ
僅かながら緊張から解放される
聞けば今日我々が向かうヒサゴ沼から直接降りてきたとのことで避難小屋の様子を教えてもらう
清潔快適とのことで
今日はテントを担いできたが天候によっては避難小屋もありだなぁと思い始めた

結局出会った登山者は彼らだけだった。いかに天気が悪いとはいえ紅葉のピークに、しかもシルバーウィークにである
トムラウシはやはり秘境の山であるということだ

雨は相変わらず降り続く

秋の北海道は本州よりも日暮れが早い
早足で進んだが再び雨が強くなって登山道は川の様相を呈してのぼりづらい
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しばらく登山道が底なし沼の様相となり
まともに歩けば登山靴はまるで田んぼの中に突っ込んだよう

登山道の水深が30センチを超え
石でルートを作ったり、横の笹藪に逸れてみたり
色々と格闘して徐々に体力を奪われていく
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あとあと聞いた話ではこのルートは晴れが続いていても田んぼのようで地元の人は長靴で登る人も多いらしい
今日はなおさらであろう
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 小化雲岳の登りにさしかかったあたりで
雨が一瞬やんで青空が広がり色づき始めた樹々が見渡せた
「わーっ!」
それまで真っ白なガスのなかを歩いていたから思わす感嘆の声をあげた

続く





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おんせん

温泉

オンセン


温泉県大分のシンフロCMに最初に登場する筌の口温泉

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無料の鶴の湯
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無料のガニ湯
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温泉県の名に恥じない素晴らしい温泉ばかり

続いて白骨&上高地
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焼岳

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穂高

冬に入った上高地

夏の喧騒がうそのように静か


今年の占めは大沢温泉
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雪見露天で満足!

次はどの温泉に行けるかな



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