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「岡山県の近代化遺産」という本を読んでいたら、伯備線の井倉〜石蟹(いしが)間に一部旧線があり、約3km区間がサイクリングロード化されているという。しかも、「近代土木遺産」に登録された橋梁が2基あるらしい。
梅雨明けのタイミングをねらって、訪ねることにした。
鍾乳洞で有名な井倉洞に向かって出発。広大な無料駐車場に車を留め、ついでにトイレも借りる。
まず、井倉駅を目指す。駅は井倉洞のすぐ前にあるような気がしていたが、歩くと割と距離がある。
サイクリングロードについて、何か資料があるかなと思いきや、何もない。なにしろ、インターネットで調べても何もヒットしないのだ。くだんの本に数行記述があるだけで、それ以上の情報はまるでない。
とりあえず、新見(石蟹)方面に向かって駅前から歩き出す。梅雨明けの日差しが容赦なく照りつける。
少し歩くと右手に高梁川が見えるようになった。伯備線に添いながら北上する。
国道180号を高梁川沿いに歩いて行くと、伯備線が直進してトンネルに入っている。つまり、ショートカットしている。
ということは、ここらあたりが非常に怪しい。うん、これは臭うぞ(ホントに臭っているわけでは)。
姫原橋という橋を渡って、左岸側に出る。伯備線の下をくぐって少し歩くと、「この先 歩行者自転車専用道路」という標識を見つける。ここに来て、やっと情報を得ることができた。
そのまま歩いて行くと、専用道路入口に。確かに、線路跡のようだ。
ゴルフ練習場の脇を抜けて歩いて行くと、道の脇に鉄道遺構と思われるものがあった。信号系のなにかだろうか。
もう少し行くと、道路脇に境界杭が。「工」のマーク入りなので、明らかに鉄道遺構のようだ。
高梁川の流れが見える場所に出ると、向こうに橋梁が見える。お目当ての「足見陸橋」のようだ。
この辺は、道の両側に木が生い茂っていて、強い日差しを遮ってくれている。なかなか快適なウォーキングとなった。
しばらく歩くと、橋にたどり着いた。
橋梁の銘板はないかと探す。フェンスが両側にあるので、まわり込んで下に降りることは無理なようだ。
塗装標記の近くに、銘板があるのを発見。望遠レンズに取り替えて撮影する。
銘板の上に塗装が被さっているので、よくわからないが、「昭和3年 横河橋梁製作所大阪工場製作 活荷重 E33 鐵道省 材料 八幡製鐵所 浅野造船所 浅野小倉製鋼所」と読める。
なお、E33というのは国鉄で用いた設計荷重で、アメリカ鉄道技術協会で用いられていたクーパー荷重E33のことである。ちなみに、33は33,000ポンド(約15トン)を表している。
この当たりには、鉄道遺構もいろいろ残っている。まずは、信号。
速度表示と曲線半径の表示。
これも遺構のようだが、なにか分からない。裏側に回ってみたが、何も書かれていなかった。
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廃線シリーズ待ってました!!この付近は冬に通りましたが、景色が綺麗な場所ですよね。
未だに信号機などが残されている物を発見すると、当時ここを電車が走っていた事など想像するのが楽しいと思います。
2011/7/10(日) 午後 8:10
まつさん、こんにちは。
歩行者自転車道というより、生活道路として使用されている道なので、きれいに草刈がしてあって快適な道でした。
足見陸橋の辺りでは、三重連のSLがやってくるのを想像してみました。観光用でもいいので、復活して欲しいものです。
2011/7/12(火) 午後 8:03